本サイトを通じて、私たちの活動をお伝えするにあたり、あらためて、創業者・立石一真が晩年を過ごした家を訪れました。
その場所に遺されたさまざまな言葉に耳を傾け、その奥にある思いに心を寄せながら、私たちが向き合うBtoBのデザインを重ねました。そこには、今の私たちがあらためて受け止めるべき言葉が、いくつもありました。
「最もよく人を幸福にする人が、最もよく幸福になる」
中でも、私の心に深く残っているのが、この言葉です。
顧客企業が社会に価値を生み出し、その価値が社会に受け入れられることで、顧客企業もまた社会に支えられていく。そして、私たちは、制御機器事業を通じて、その営みを支え続けている。この言葉に触れ、BtoBのデザインにもまた公器性があるのだと、あらためて気づかされました。
「Beyond CX」という言葉は、顧客体験から離れて、その先へ向かうという意味に受け取られるかもしれません。私がこの言葉に込めているのは、現場から軸足を外すことなく、顧客企業が向き合う社会へと意識の射程を広げる、その跳躍力です。
性能や品質を磨き続けながら、社会の変化を捉え、これから求められる価値をお客様と共に考えていく。そうすることで、顧客体験をより深く捉える視座へ、もう一歩踏み出せるのではないでしょうか。
求められる価値を体験として形にするプロダクトデザイン。
その価値を正しく伝え、社会との接点をつくるブランドデザイン。
そして、顧客企業と共に社会を見据える姿勢を育むカルチャーデザイン。
私たちは、日々向き合うこれらのデザインを通じて、社会の脈動を支える一助になりたいと考えています。
STORIESでは、私たちデザインセンターの現場を、さまざまな事例を通して発信していきます。そこに至るまでのプロセスも、ぜひご覧ください。
デザインセンター長 梶田 行宏