OMRON

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Core Technology

- オムロンのコア技術

TECHNOLOGY

Technology Area

挑戦していく技術領域

コア技術の進化と拡張による
新たな価値創出

オムロンでは “Sensing”技術、“Control”技術、そして人工知能(AI)に代表される人の知恵や知見を機械に取り込む、“+Think”の技術をコア技術に据えて、それぞれを連携させながら独自技術として進化させ製品やサービスの形で社会実装してきました。
今後もコア技術を継続的に進化させるとともに、新たに出現する破壊的技術も活用しながら新しい価値創出を進めていきます。

4つの技術領域

  • Area 1

    ロボティクス

    現状のロボットはまだまだ我々の日常生活に溶け込む状態にはなっていません。
    それなりの作業をロボットに行なわせようとすると、人に危害が加わらないように速度やトルクを制御する、あるいは防御柵を設置するなどの安全策が必要です。
    また、動作を教えることも容易ではありません。
    私たちは人に動作を教えるように人の動作や構造から人の所作を学ぶ、新しい概念のロボットの創造に挑戦しています。

  • Area 2

    センシング

    センシングは「力」や「速度」などの物理量を電気信号に変換するセンサのみならず、さらに電気信号を処理し、「意味のある情報」に変換する過程も含む技術です。
    私たちがセンシング技術を通じて出力する「意味のある情報」は、センシング対象の検出や識別や認識にとどまらず、状態や予兆など、より広範囲の情報に拡張し続けています。
    しかもこれらの情報をいかに身近に、かつユーザーに負担をかけることなく取得するかということに挑戦しています。

  • Area 3

    パワー
    エレクトロニクス

    再生可能エネルギーや電気自動車の普及拡大、生産現場の自動化が進む中で、パワーエレクトロニクスの重要性はますます高まっています。
    私たちは、GaNなどの高速スイッチング素子を用いた回路の低ノイズ化や電力制御の高度化、CAEの活用による設計プロセスの革新など先端技術にいち早く取り組み、業界で最高レベルの変換効率と小型化を追求し、自然エネルギーの活用と電力ロス削減によるカーボンニュートラルの実現に挑戦しています。

  • Area 4

    AI・データ解析

    機械の五感に相当するセンシング技術や機械の身体性を具現化するロボティクス技術の高度化、またこれらの司令塔となる機械の頭脳を具現化するためAIやデータ解析技術に取り組んでいます。
    特に、「人の判断に必要な内容を効率的に抽出する」「ノイズに埋もれた信号から必要な情報を抽出する手がかりを発見する」「多様なデータから未来を予測する」などヒューマンセントリックなオートメーションの実現を支えるAI・データ解析に挑戦しています。

Message

技術・知財本部長メッセージ

ソーシャルニーズの
創造に向け

“Sensing & Control +Think”
技術

技術
を進化させ続ける

オムロンでは、 “ Sensing & Control +Think ” 技術をコア技術と定め技術の進化に取り組んでいます。創業以来、社会的課題を解決するため、現場から必要な情報を “Sensing” し、現場に適切なソリューションを提供する “Control” 技術を脈々と磨いてきました。
そして、近年では、そこに現場の人の知見を加える “+Think” 技術の強化をおこなっています。

長期ビジョンで定めた、「人が活きるオートメーション」でワクワクする社会を創るために、このコア技術と技術理念としている「人と機械の関係性の進化」を軸に、社会的課題を解決する革新技術の開発に挑んでいます。
ものづくりを筆頭に様々な現場において、重労働や危険な作業など、まだまだ止むを得ず人がやっていることがたくさん残っています。少子高齢化や熟練者不足が加速していく社会においても、人が人らしく活躍できるようにするには、まだまだ、人の作業を機械に置き換える代替の技術が必要です。
また、人と機械が共に働く協働においては、自分ができることと機械がやることの役割を分担することで、一人ではできなかった作業ができるようになる現場もあります。

そして、人が自分らしく、社会の一員としてありつづけるために、人と機械の融和に向けた技術開発もおこなっていきます。
ここで述べたような人と機械の関係性の進化を促進する技術として、人の五感や身体性に迫るロボティクス技術やより人の認識に作用するインタラクション技術により、機械が環境に溶け込み人と機械が共生する世界の実現を後押ししていきます。

このように人と機械の関係の再定義により、オムロンがSF2030で取り組む「カーボンニュートラルの実現」「デジタル化社会の実現」「健康寿命の延伸」を実現すため、コア技術である、
“ Sensing & Control +Think ” 技術の強化においては、ロボティクス、センシング、パワーエレクトロニクス、そしてそれらを支えるAIの技術領域に注力し技術開発に取り組んでいます。
コア技術の強化は人財なくして語れないのはいうまでもありません。革新技術で社会的課題を解決する人財が「育つ」「成長する」「技術を伝承する」環境や制度についてもこれまで以上に強化し、ソーシャルニーズを創造する “ Sensing & Control +Think ” 技術を進化させ続けます。

執行役員 技術・知財本部長
諏訪 正樹

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