ヘルスパッチ® MD

オムロン ヘルスケア株式会社（本社所在地：京都府向日市、代表取締役社長：荻野 勲）は、ウェアラブル生体センサの開発を行うVital Connect社（本社所在地：アメリカ・カリフォルニア州、以下バイタル・コネクト社）と、日本市場におけるバイタル・コネクト社製の「ヘルスパッチ® MD」の販売契約を締結しました。11月20日より、胸部に貼り付けて使用するウェアラブル生体センサ、ワイヤレス心電送信機「ヘルスパッチ® MD」を研究機関向けに発売します。
販売は、当社の医療機器販売会社であるオムロン ヘルスケアマーケティング株式会社（本社所在地：大阪市北区、代表取締役社長：岩田和也）を通じて行います。

厚生労働省発表の「人口動態統計の概況」によると、2013年の死因別死亡総数のうち、高血圧性を除く心疾患の死亡数は19万6,723人で、死因別死亡者数全体の15.5％を占めています。その中で、不整脈および伝導障害は2万8,676人で、心疾患全体の14.6％を占めています。
不整脈は心臓の拍動に異常がある状態ですが、胸の痛みや動悸を感じても一過性であることが多く、病院に行った時には発作症状はおさまっており、心電図検査を行っても異常が出ないこともあり、不安を抱えたままでいる方も少なくありません。心疾患の早期発見・治療のためには、発作時の心電図を記録することが重要になり、家庭で長期間記録を続けることが有用となります。

今回発売するヘルスパッチ® MDは、胸部に貼り付けて使用するワイヤレス心電送信機で、心電図や心拍数などの生体情報を測定します。
測定は、センサモジュールを使い捨てタイプのパッチに挿入し、胸部に貼り付けて行います。パッチは、粘着剤の異なる「Active」と、「Gentle」の2種類をご用意。使用する患者の状態や活動状況に応じて使い分けることが可能です。バッテリーは最大で連続96時間使用可能*1なので、見つけにくい不整脈を日常生活中に継続して記録することができます。重さは約11gと軽量のコンパクトサイズのため、装着しても身体への負担は少なく、装着時にも目立たちません。
測定データはBluetooth通信によってスマートフォンなどの中継機に送信し、専用のソフトウェアで確認することができます。将来的には、心疾患の早期発見や退院後の患者の容態確認などに活用可能なソフトウェアへの発展を検討しています。

*1

使用条件によって異なります。

詳細は次のとおりです。

1. 胸部に貼り付けるだけで、心電図や心拍数などの生体情報を継続測定
   センサモジュールを使い捨てタイプのパッチに挿入し、胸部に貼り付けて心電図や心拍数などの生体情報を測定。パッチは、粘着剤の異なる「Active」と、「Gentle」の2種類をご用意。使用する患者の状態や活動状況に応じて使い分けることが可能です。
   バッテリーは最大で連続96時間使用可能*1なので、見つけにくい不整脈を日常生活中に継続して測定し、記録することが可能です。

   *1　使用条件によって異なります。

   パッチ	センサモジュール 上面（左）、下面（右）

2. 身体への負担が少なく、装着しても目立たないコンパクトデザイン
   重さは約11gと軽量のコンパクトデザイン。装着しても身体への負担は少なく、装着時にも目立たちません。

先進的な生体センサ技術とそれを取り巻くデータ管理システムを応用した、革新的な生体データ測定プラットフォームを提供する、医療機器やヘルスケア技術を開発・提供する会社。2011年にシリコンバレーで設立され、生体工学、データ分析、集積回路の設計と製造に関する豊富な専門知識を活用し、小型で高性能なワイヤレスタイプのウェアラブル生体センサを開発している。
www.vitalconnect.com

オープン価格

詳細お問い合わせ先

オムロン ヘルスケア株式会社
E-mail：pr_ohq@omron.co.jp