オムロン株式会社（本社：京都市下京区、代表取締役社長：作田久男）は、オムロン労働組合京都支部と共に、社団法人京都モデルフォレスト協会および京都府と「森林の利用保全に関する協定」を締結しました。この協定により、当社は、京都市右京区嵯峨野にある長刀坂国有林での森林保全活動を実行し、景観の維持・形成や地球温暖化の防止に取組みます。

今回活動場所として選定した長刀坂国有林は、社名の由来となった "御室(おむろ)" を流れる鳴滝川の上流にあたり当社にとって縁の深い場所であるとともに、「世界文化遺産貢献の森林」にも指定された京都の景観保全上重要な森林です。当社では、今回の協定締結を機に、長刀坂国有林を当社の循環型社会の実現に向けた様々な取組みの象徴と位置づけ、京都モデルフォレスト協会による森林保全活動への支援を通じて様々な取組みを進めてまいります。
さらには保全活動を通じて、地域住民の皆様や森林保全活動を推進されているNPOなど関係団体との連携や交流を図り、良き企業市民として企業理念「企業は社会の公器性である」の実践に取組みます。

当社は、独自のセンシング＆コントロール技術によって社会に潜在する "安心・安全、健康、環境" の課題解決に取組んでいます。なかでも地球温暖化を中心とした環境問題は、人類にとって喫緊の課題となっており、当社では今年3月21日に社長直轄部門として「環境事業推進本部」を設置し、グループ内に保有する技術やノウハウを総合的に活用して、CO2削減などの対応を強化しています。
また、資源保護や環境保全に取組むことを経営指針の中で宣言すると共に、持続可能な循環型社会への貢献を目指す環境経営ビジョン「グリーンオムロン21（*）」に沿って、全国各地で環境貢献活動を実践しています。昨年度は9府県13ヵ所で森林保全活動を実施しました。
長刀坂国有林においても、昨年12月に当社京都事業所の社員とその家族が広葉樹の伐採や落ち葉除去の活動を実施しており、引き続き、全世界のグループ社員が一斉にボランティア活動を実施する「オムロンデー（創業記念日）」などに社員が保全活動を行う予定です。

• *グリーンオムロン21とは
  当社では環境を企業責任として取組むべき重要な経営課題と捉え、「環境経営」の方向性を示す環境経営ビジョンと活動内容・目標を明確にした2010年末までの環境行動計画からなる「グリーンオムロン21」を制定しています。

【活動概要】

1. 活動場所
   • 京都市右京区北嵯峨「長刀坂国有林」約15ha
     *森林保有者は国であり、京都モデルフォレスト協会と近畿中国森林管理局が別途協定を締結されています。
2. 活動内容
   • アカマツ林再生のための広葉樹の伐採など
   • 野鳥の森づくりのための広葉樹の伐採
   • 歩道づくり
   • 環境学習　など

【全国各地での活動概要（2008年度実績）】

詳細お問合せ先

オムロン株式会社
コーポレートコミュニケーション部長　生越　多惠子
〒600-8530　京都市下京区塩小路通堀川東入
TEL: 075-344-7175