~クレジットカード等のタッチ決済による乗車サービスを2024年12月16日より21駅で開始~
西武鉄道株式会社
三井住友カード株式会社
ビザ・ワールドワイド・ジャパン株式会社
株式会社ジェーシービー
オムロン ソーシアルソリューションズ株式会社
QUADRAC株式会社
西武鉄道株式会社(本社:埼玉県所沢市、代表取締役社長:小川 周一郎)、三井住友カード株式会社(本社:東京都江東区、代表取締役社長:大西 幸彦)、ビザ・ワールドワイド・ジャパン株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:シータン・キトニー)、株式会社ジェーシービー(本社:東京都港区、代表取締役兼執行役員社長:二重 孝好)、オムロン ソーシアルソリューションズ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:四方 克弘)、QUADRAC株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:高田 昌幸)は、多様化するライフスタイルやニーズへ対応すべく、タッチ決済対応のカード(クレジット、デビット、プリペイド)や、同カードが設定されたスマートフォン等を活用した乗車サービス(以下、「タッチ決済乗車」)の実証実験を、2024年12月16日(月)より西武鉄道のターミナル駅、観光地周辺の21駅にて開始することをお知らせします。
西武鉄道では、お客さまの利便性向上や、シームレスな移動・暮らし、スマートな事業運営を実現するDX施策の一環として、タッチ決済乗車の導入や、「QRコード」※を使用したデジタル企画乗車券(以下、QR企画乗車券)の発売などに取り組んでおり、下記のスケジュールを目標に乗車券システムをさらに進化させてまいります。
※「QRコード」は株式会社デンソーウェーブの登録商標・JIS、ISO規格です。
<今後のスケジュール>
2024年12月16日 西武線内の21駅でタッチ決済乗車の実証実験を開始
※対象21駅の自動改札機ではQR企画乗車券も利用可能
2026年3月(予定) 西武線内の約50駅にタッチ決済乗車、QR企画乗車券の利用を拡大
2027年3月(予定) 西武線内の全駅※にタッチ決済乗車、QR企画乗車券の利用を拡大
※小竹向原駅を除く91駅
各種施策の推進により、中期的には磁気乗車券を順次廃止してまいります
1.タッチ決済対応のクレジットカード等による乗車サービスの実証実験について
(1)目的
多様な決済手段の提供によるお客さまの利便性向上
(2)開始時期
2024年12月16日(月)初電車~
(3)提供サービス
下記21駅の一部改札口において、タッチ決済に対応のカード(クレジット・デビット・プリペイド)や同カードが設定されたスマートフォン等を自動改札機にタッチすることで西武線にご乗車いただけます。
※対象駅相互間で乗り降りされるご利用に限ったサービスとなります。
※西武線内限定のサービスとなり、相互直通運転を行っている他社線は、本実証実験に対応しておりません。
※複数の改札口がある駅では、下記の対象改札口をご利用ください。
<対象駅 (対象改札口)>
池袋駅 (対象改札口:1F改札、B1F改札)、練馬駅 (対象改札口:中央口改札)、石神井公園駅 (対象改札口:中央口改札)、大泉学園駅、保谷駅、ひばりヶ丘駅、秋津駅 (対象改札口:南口改札)、所沢駅 (対象改札口:中央改札)、飯能駅、西武秩父駅、豊島園駅、西武球場前駅、西武園ゆうえんち駅、西武新宿駅 (対象改札口:正面口改札)、高田馬場駅 (対象改札口:ビッグボックス口改札、早稲田口改札)、東伏見駅、田無駅、花小金井駅、小平駅、本川越駅 (対象改札口:1F改札)、国分寺駅 (対象改札口:西側改札)
<タッチ決済対応ブランド>
Visa、JCB、American Express、Diners Club、Discover、銀聯
(Mastercard®については、順次追加予定)
(4)利用方法
対象ブランドのタッチ決済対応のカード(クレジット、デビット、プリペイド)や、同カードが設定されたスマートフォン等を、乗降車時に対象の自動改札機の読取部にタッチしていただくことで、大人普通運賃(10円単位運賃)と同額にてご利用いただけます。
※IC運賃(1円単位運賃)ではありません。
※小児運賃ではご利用いただけません。
(5)タッチ決済履歴確認方法
QUADRAC株式会社のQ‐moveサイトにアクセスし、「マイページ」の会員登録手続きを完了すると確認が可能です。
Q‐moveサイト:https://q-move.info/
(6)各社の役割
西武鉄道株式会社 |
鉄道の運行、タッチ決済・QRコード対応設備の整備、タッチ決済やQRコードを使用した企画の実施 |
三井住友カード株式会社 |
steraプラットフォームの提供(stera transit)、キャッシュレス決済の導入支援および認知プロモーション |
ビザ・ワールドワイド |
Visaのタッチ決済に関するソリューション提供・認知プロモーション |
株式会社ジェーシービー |
キャッシュレス決済の導入支援、JCBおよびAmerican Express、Diners Club、Discoverのタッチ決済に関するソリューション提供・認知プロモーション |
オムロン ソーシアルソリューションズ株式会社 |
タッチ決済・QRコード乗降車用改札機の開発 |
QUADRAC株式会社 |
交通事業者向け決済および認証に関するSaaS型プラットフォーム"Q-move"の提供 |
(7)参考
■タッチ決済について
タッチ決済は、国内外で展開されている国際標準のセキュリティ認証技術を活用した決済方法です。 対応の端末にタッチ決済対応のカード(クレジット・デビット・プリペイド)または同カードが設定されたスマートフォン等をタッチするだけで、サインも暗証番号の入力も不要(※)で、スピーディーかつ安心・安全にお支払いが完了します。ご利用いただける店舗は、コンビニエンスストア、ファストフードレストラン、スーパー、飲食店、ドラッグストア、書店、百貨店、商業施設等の店舗だけでなく、公共交通機関への導入も進むなど日常生活における利用シーンがますます拡大しています。
※一定金額を超えるお支払いは、カードを挿して暗証番号を入力するか、サインによる本人確認が必要となります。
■stera transit について
決済プラットフォーム「stera」は、キャッシュレス導入に際した課題を解決するため、三井住友カードが、GMOペイメントゲートウェイ・GMOフィナンシャルゲートおよびVisaと共同で構築した事業者向け決済プラットフォームです。「stera transit」は、「stera」の決済プラットフォームと国際ブランドの非接触決済「タッチ決済」を活用した公共交通機関向けソリューションです。現金・事前チャージの必要がないという消費者の「利便性向上」に加え、「感染症予防対策」「インバウンド受け入れ環境の整備」「地域のキャッシュレス決済促進」など、交通分野にとどまらない幅広い効果も期待されます。また、「stera transit」の技術は、MaaSやスマートシティの認証基盤としても活用できます。今後も、全国各地で導入を予定しております。
2.QRコードを使用したデジタル企画乗車券について
西武鉄道では2022年9月より、おトクにレジャーを楽しめる便利なきっぷ(企画乗車券)を順次デジタル化しています。デジタル企画乗車券は、購入から電車・施設の利用までスマートフォン1つで完結し、キャッシュレスで便利にご利用いただけます。
現在は一部の駅窓口に設置された専用読み取り機にスマートフォン画面上のQRコードをかざすことでご乗車いただいておりますが、2024年12月16日(月)からは、タッチ決済乗車の実証実験対象となる21駅においては、QRコードに対応した自動改札機を通過いただけるようになります。
※駅窓口の専用読み取り機にかざしていただくご利用の取扱いは終了となります。
※QRコード対応の自動改札機がない駅では、「利用中のチケット」画面を係員に提示してお通りください。
※遠隔対応駅(インターホンでご案内する駅)をご利用の場合は、インターホンで駅係員にお申し出ください。
<発売中の商品>
https://www.seiburailway.jp/railway/ticket/specialticket/
<参考>
2022年9月12日リリース:
おトクにレジャーを楽しめる便利なきっぷをキャッシュレス、オンラインで購入可能!
デジタル企画乗車券の販売を開始します!
https://www.seiburailway.jp/newsroom/news/QRtickets/
3.さらなる利便性向上、シームレスな移動実現に向けたサービス拡大について
西武鉄道ではお客さまのさらなる利便性向上、シームレスな移動を実現するために、タッチ決済乗車とQR企画乗車券について、2026年3月までに西武線内の約50駅で、2027年3月までには西武線内全駅(小竹向原駅を除く)で利用可能となるように準備を進めてまいります。
中期的には、持続可能なシステムへの移行、環境への配慮、サービス向上を目的に、タッチ決済乗車やQRコードを使用した乗車券の活用範囲をさらに拡大し、磁気乗車券を順次廃止してまいります。
<参考>
2024年5月29日リリース:
鉄道事業者 8 社による磁気乗車券から QR コードを使用した乗車券への置き換えについて