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コネクティッドカーのセキュアな通信を支える
無線通信機能付きゲートウェイユニットを開発

  • 2017年9月29日
  • オムロン株式会社

オムロン オートモーティブエレクトロニクス株式会社(本社:愛知県小牧市、代表取締役社長:和田克弘、以下OAE)は、セキュリティ性の高いコネクティッドカーの実現に向け、無線通信機能付ゲートウェイユニット「コネクティッドゲートウェイECU」を開発しました。
「コネクティッドゲートウェイECU」は、セキュリティ機能、最大6チャンネルのCANゲートウェイ機能、Bluetooth® low energy通信技術を使った機能の3つの機能を一体化した、縦76.0mm×横69.0mm×厚み27.5mmのコンパクトサイズのECUです。ユーザーは本製品を搭載することにより、車を安全にインターネットに接続し、周囲の道路状況や車同士の情報の活用を可能にします。

コネクティッドゲートウェイECU

インターネットを通じて交通インフラ情報を取得したり、車同士が通信し合いお互いの位置を把握することで交通渋滞や事故を防ぐモビリティ社会では、ハッキングやコンピューターウィルスなどによるサイバー攻撃や位置情報の漏えいといった様々な脅威が課題となります。そこで、OAEは、ファクトリーオートメーションに用いられる制御機器や交通管理・道路管理システムなど、オムロングループの幅広い事業領域で蓄積した最新のセキュリティ対策技術を本製品開発にも活用しました。これにより本製品は安全な通信を可能にする高いセキュリティ性を実現しました。また、最大6チャンネルのCANゲートウェイ機能を搭載することで、電装化の進展に伴い高まる通信負荷の分散を可能にしました。さらに、Bluetooth low energy通信技術を使った機能も搭載し、スマートフォンなどの外部機器との通信を低消費電力で行うことができます。

当社は、無線通信によるキーレスエントリーシステムを1985年に国内で初めて量産車に採用いただいて以来、国内外の多くの自動車メーカー様との量産開発を通して無線通信技術を磨き、今後もよりセキュアなコネクティッドカーの普及に貢献してまいります。

※Controller Area Networkの略。車載の標準ネットワークとして車の様々な情報転送に使用されるネットワーク

当社は「コネクティッドゲートウェイECU」を、2017年10月28日(土)から11月5日(日)まで、東京ビッグサイトで開催される「東京モーターショー2017」に展示します。(出展位置:東6ホール)

オムロン株式会社について

オムロン株式会社は、独自のセンシング&コントロール技術を中核としたオートメーションのリーディングカンパニーとして、制御機器、電子部品、車載電装部品、社会インフラ、ヘルスケア、環境など多岐に渡る事業を展開しています。1933年に創業したオムロンは、いまでは全世界で約36,000名の社員を擁し、117か国で商品・サービスを提供しています。車載事業では、安全で人と環境にやさしいクルマを目指し、カーエレクトロニクスの新たな領域にチャレンジしています。
詳細については、 https://www.omron.com/jp/ja/ をご参照ください。

報道関係からのお問い合わせ先
オムロン株式会社
コーポレートコミュニケーション部
TEL: 075-344-7175
お客様からのお問い合わせ先
オムロン オートモーティブエレクトロニクス株式会社
経営企画部
TEL:0568-78-6181

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