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2025年10月30日

令和7年度産業標準化事業表彰「イノベーション・環境局長表彰」を受賞

オムロン株式会社(本社:京都市下京区、代表取締役社長 CEO:辻永順太)の社員、藤川正寛(ふじかわまさひろ)が、経済産業省が主催する令和7年産業標準化事業表彰の「イノベーション・環境局長表彰」を受賞しましたことを、お知らせいたします。

「産業標準化事業表彰」は、国際標準化機構(ISO)や国際電気標準会議(IEC)における国際標準策定、国内規格(JIS)策定や適合性評価活動といった、標準化活動に優れた功績を有する個人や組織が表彰されるものです。

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【受賞者】

藤川正寛(ふじかわまさひろ)
オムロン株式会社 インダストリアルオートメーションビジネスカンパニー 
商品事業本部 センサ事業部 第2開発部 第1開発課

【受賞内容】

今回受賞した藤川は、ISO/IEC JTC1/SC31/WG1にエキスパートとして参加し、DPMDirect Part Marking)におけるシンボル印字品質の評価方法を定義したISO/IEC 29158Co-Project Leaderとして規格改訂に大きく貢献したことが評価されました。

DPM(Direct Part Marking)は、製品や部品などの対象物にQRコードなどのシンボルを直接印字する技術で、製造業におけるトレーサビリティの確立に広く活用されています。近年では、完成品だけでなく構成部品まで管理対象が拡がっており、ラベルの貼付が困難な小型部品にも対応できるDPMの重要性が高まっています。こうした背景から、DPMにおけるシンボルの安定した読み取りのために、印字品質の定量的な評価が求められています。

今回の取り組みにより、印字品質の評価基準が細分化され、評価の精度が大幅に向上しました。これまで評価結果のばらつきにより不良判定されていた良品が適切に判別できるようになり、また製造プロセスのより細かな制御が可能となりました。これらの成果は、生産効率の向上や廃棄ロスの削減といった経済的波及効果をもたらすとともに、DPM技術の普及を通じて産業界全体のトレーサビリティ向上に貢献しています。

今回の受賞にあたって、藤川は以下のようにコメントをしています。

「このような表彰をいただけたことを、大変光栄に思っております。社内外を問わず、多くの方々のご支援とご協力のおかげで、このような評価をいただくことができました。今後も標準化活動を通じて、自社の事業への貢献はもちろん、日本の産業発展にも寄与できるよう、全力で取り組んでまいります。」

オムロンは、製造現場における生産性や品質の向上に貢献するソリューションを提供し、持続可能な産業の発展に貢献する新たなオートメーションを創出してきました。これからも、オートメーションで人、産業、地球の豊かな未来を創造してまいります。

<関連情報>
産業標準化事業表彰について(経済産業省HP)

<オムロン株式会社について>
オムロン株式会社は、独自の「センシング&コントロール+Think」技術を中核としたオートメーションのリーディングカンパニーとして、制御機器、ヘルスケア、社会システム、電子部品、そしてこれらの事業をつうじて取得した多種多様なデータを活用したデータソリューション事業を展開しています。1933年に創業したオムロンは、現在では全世界で約2.7万人の社員を擁し、130ヶ国以上で商品・サービスを提供し、よりよい社会づくりに貢献しています。詳細については、https://www.omron.com/jp/ja/ をご参照ください。

本件に関する報道関係からのお問い合わせ先
オムロン株式会社
ブランドコミュニケーション部
TEL: 075-344-7175
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