オムロンベンチャーズ株式会社

オムロンベンチャーズ株式会社（本社:東京都港区、代表取締役社長:髙部　祥史、以下オムロンベンチャーズ）は、運営するOVC2号投資事業有限責任組合より、ANAホールディングス株式会社発のスタートアップであるavatarin株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役CEO: 深堀　昂、 以下avatarin社）に出資しましたことをお知らせします。

avatarin社は、人が持つ様々なプロフェッショナルのスキルをAI化して共有できる世界共通のプラットフォームを構築し、そこに接続された多種多様なロボットやモビリティに「アバターインする」ことで、だれもが、いつでも、どこでも助け合える世界となることを目指しています。

少子高齢化や人口減少が進む中、製造業や流通・小売りをはじめとしたサービス業の現場における働き手不足が深刻な社会課題となっています。avatarin社は、このような社会課題を解決するため「遠隔からＡＩ化*¹」という独自の手法を用いて人からプロフェッショナルスキルを学んで開発したAIと、これを搭載するコミュニケーションAIロボット「newme（ニューミー）」を活用して、「人」と「スキル」を繋ぎ人材不足の解消に取り組んでいます。

オムロングループは、長期ビジョン「SF2030（Shaping the Future 2030）」で掲げる3つの社会的課題「カーボンニュートラルの実現」、「デジタル化社会の実現」、「健康寿命の延伸」の解決に向けて、グループ全体をものづくりからデータを活用したソリューションビジネスに進化させることを目指しており、社長直轄部門として「データソリューション事業本部」を2023年12月に設立しました。同事業本部内に立ち上げた「スマートM&S事業部」では、データ分析・活用を軸に、AI技術、遠隔技術、その他の先端テクノロジー等の活用を通じ、働き手を支える新しいソリューション創りを進めており、本出資を機にavatarin社との連携を主導していきます。

オムロンベンチャーズは、本出資を通じて両社の知見や技術面での連携を図り、革新的なソリューションの創出を支援してまいります。

*¹遠隔からＡＩ化とは、コミュニケーションAIロボット「newme（ニューミー）」を遠隔操作して見て、聞いて、話して、動き回ってサービスを提供する過程で収集される映像や音声、制御などの複合的なデータ（マルチモーダルデータ）をもとにAI学習すること。

■avatarin株式会社　会社概要

オムロンベンチャーズ株式会社について

オムロンベンチャーズ株式会社は、オムロンが掲げる中長期計画SF2030で目指す社会的課題の解決に向けて、世界中の独創的な技術やアイデアを持つスタートアップへの投資や共創を実行し、ソーシャルニーズを創造する、コーポレートベンチャーキャピタルです。現在は、FA・スマートシティ・デジタルヘルス・エネルギーマネジメント領域を中心に投資活動を進めています。詳細については、https://www.omron.com/omronventuresをご参照ください。

オムロン株式会社について

オムロン株式会社は、独自の「センシング＆コントロール+Think」技術を中核としたオートメーションのリーディングカンパニーとして、制御機器、ヘルスケア、社会システム、電子部品、そしてこれらの事業をつうじて取得した多種多様なデータを活用したデータソリューション事業を展開しています。

1933年に創業したオムロンは、現在では全世界で約28,000名の社員を擁し、130ヶ国以上で商品・サービスを提供し、よりよい社会づくりに貢献しています。詳細については、https://www.omron.com/jp/ja/　をご参照ください。