オムロン サイニックエックス、音響・音声・信号処理分野の世界最大の国際会議「ICASSP 2024」に研究論文が採択
- 2024年04月02日
オムロン サイニックエックス株式会社(本社: 東京都文京区、代表取締役社長: 諏訪 正樹、以下OSX)のVice President for Research 牛久 祥孝、Principal Investigator 橋本 敦史らの研究グループの論文が、このたび「2024 IEEE International Conference on Acoustics, Speech and Signal Processing (ICASSP 2024)」に採択されたことをお知らせします。
「ICASSP」は、音響・音声・信号処理分野における世界最大の国際会議で、2024年4月14日から4月19日まで韓国ソウルにて開催されます。OSXからは、手の細かな動きの違いを見極め、詳細に動作を検出するために必要となる手の軌跡データの事前学習に、数式ドリブン教師あり学習1)を適用する手法 (PolarDB)について4月16日13時10分(現地時間)からのセッションで発表します。
1)数式ドリブン教師あり学習:数式を用いて学習データを生成する深層学習のための技術です。従来は画像認識向けの学習データ生成が提案されていましたが、本研究では、初めて軌跡情報を理解するための学習データ生成手法を提案しています。
■採択された研究論文
タイトル | PolarDB: Formula-driven Dataset for Pre-training Trajectory Encoders |
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著者 | Sota Miyamoto(東京工業大学), Takuma Yagi(産業技術総合研究所), Yuto Makimoto(東京工業大学), Mahiro Ukai(東京工業大学), Yoshitaka Ushiku(OSX), Atsushi Hashimoto(OSX), Nakamasa Inoue(東京工業大学) |
関連ページ | https://cmsworkshops.com/ICASSP2024/view_paper.php?PaperNum=2520 |
OSXの業績一覧については、こちらをご覧下さい。
https://www.omron.com/jp/ja/technology/publications/?affiliation=%5B%22OSX%22%5D
オムロン サイニックエックス株式会社について
オムロン サイニックエックス株式会社は、オムロンの考える"近未来デザイン"を創出する戦略拠点です。「AI」「ロボティクス」「IoT」「センシング」など、幅広い領域の最先端技術のトップ人財が研究員として在籍し、社会的課題を解決するために、技術革新をベースに「ビジネスモデル」「技術戦略」「知財戦略」を統合し具体的な事業アーキテクチャに落とし込んだ"近未来デザイン"を創り出します。また、大学や社外研究機関との共同研究を通じて「近未来デザイン」の創出を加速していきます。詳細については、
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https://www.omron.com/sinicx/