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「令和5年度産業標準化事業表彰(産業技術環境局長表彰)」を当社社員が受賞 ソリッドステートリレーの最新技術に対応した標準化活動により電気制御機器業界へ貢献

  • 2023年12月26日
  • オムロン株式会社

オムロン株式会社(本社: 京都市下京区、代表取締役社長 CEO: 辻永順太)の社員が、経済産業省が主催する「令和5年産業標準化事業表彰」の「産業技術環境局長表彰」を受賞しましたので、お知らせいたします。

受賞者
井手 孝浩(いで たかひろ)
オムロン株式会社 電子部品事業
所属:事業統轄本部 事業統轄企画室 安全規格グループ

12月13日に開催された贈賞式にて、日刊工業新聞社 代表取締役社長の井水 治博氏(左)より、オムロン株式会社 執行役員の神尾 幸孝(右)に記念の賞状が授与されました。産業標準化事業表彰式にて、経済産業省 産業技術環境局長 畠山 陽二氏(左)より、
オムロン株式会社 電子部品事業の井手 孝浩(右)に記念の賞状が授与されました。


「産業標準化事業表彰」は、国際標準化機構(ISO)や国際電気標準会議(IEC)における国際標準策定、国内規格(JIS)策定や適合性評価活動といった、標準化活動に優れた功績を有する個人や組織が表彰されるものです。

井手は、IECの半導体リレーの専門委員会*1でプロジェクトリーダーを5年に亘り勤め、ソリッドステートリレーの安全基準*2の規格改定を国際的に主導したことが評価されました。ソリッドステートリレーは、ファンのモーター制御用途を始めとして自動車や家電製品などの幅広い製品に搭載される部品です。近年、マイクロコンピューターの性能向上といった技術革新によって、製品に流れる電流の直流(DC)化が進み、製品に搭載される部品に求められる安全要求も変わりつつあります。時代のニーズに合わせて、部品の安全性を担保する試験条件、それを定めている国際規格も随時改訂・制定されることで、製品の安全性を担保し、社会や人々の生活を支えています。直流高電圧を使用している電気自動車などでのソリッドステートリレーの採用が大きく進むことも見込まれ、電気制御機器業界への大きな貢献となります。また、電磁機械式リレーの評価方法に関するIEC規格群*3開発を、プロジェクトリーダーとして主導的に推進してきました。国内規格(JIS)策定*4においても電磁機械式リレーのエキスパートとして参画し、迅速で正確なJIS規格化に尽力しました。

今回の受賞にあたって、井手は、以下のようにコメントしています。
「産業標準化事業表彰を頂き、非常に嬉しく思います。今回の受賞は、関連する業界団体の皆様の協力があってのものであり、心から感謝しています。これまでの活動が業界や社会に貢献できていることを誇りに感じ、今後も標準化に力を入れていきます。今回の受賞が、さらなる成長と貢献の一翼を担える契機となることを楽しみにしています。」

オムロンはこれからも、このような安心で安全なコンポーネントやデバイス、モジュールの提供を通じて、世界中の人々の豊かな暮らしに貢献してまいります。

※1: IECの専門委員会TC94(補助継電器)・分科委員会WG9(ソリッドステートリレー)
※2: IEC 62314(ソリッドステートリレーの安全性要求事項)
※3: IEC 61810-7(電磁機械式リレー-第 7 部:試験及び計測手順)
※4: JIS C 61810-1(電磁式エレメンタリリレー-第1部:一般及び安全性要求事項)


IEC/TC 94の標準化への取り組みについて
https://www.neca.or.jp/info/standard/standard-itn/

ソリッドステートリレーについて
https://components.omron.com/jp-ja/products/relays/industrial-relays/solid-state-relay_features

令和5年度産業標準化事業表彰 受賞者リスト
https://www.meti.go.jp/press/2023/10/20231016001/20231016001-b.pdf


<電子部品事業について>
電子部品事業は、「我々のデバイスとモジュールで顧客の価値を創造し、地球上の人と社会に貢献する」ことをミッションとしています。人々の安心・安全で豊かな暮らしを支える家電製品や自動車をはじめとして、幅広い業界の顧客に対して、電気をつなぐ、切るためのコア部品となる、リレー、スイッチ、コネクターや、さまざまな製品の目や耳になるセンサーなどのデバイスを、全世界で提供するオムロンの基盤事業です。

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