オムロン マレーシア工場、Malaysia Management Excellence Awards 2023で「Team of the Year - Electronic Manufacturing」を受賞 - カーボンニュートラル社会の実現に貢献する取り組みが、高い評価を獲得
- 2023年12月20日
- オムロン株式会社
オムロン株式会社(本社:京都市下京区、代表取締役社長 CEO:辻永順太)は、デバイス&モジュールソリューションズカンパニー傘下のオムロン マレーシア工場(以下、マレーシア工場)が、Malaysia Management Excellence Awards 2023(主催:アジアビジネスレビュー誌)において、「Team of the Year - Electronic Manufacturing」を受賞しましたので、お知らせいたします。
今回、「Malaysia Management Excellence Awards 2023」を受賞した、マレーシア工場のメンバー
Malaysia Management Excellence Awardsとは、アジアビジネスレビュー誌が主催する賞で、マレーシアのビジネス界で優れた業績を上げたリーダーやイノベーター、チームを表彰する制度です。マレーシア工場では、これまでグローバルで深刻化する環境問題に対し、生産工程におけるCO2排出削減やエネルギー効率の向上など、環境負荷の軽減に貢献する取り組みを行ってきました。ホットランナーの改良や自動リサイクルシステムの導入、部品洗浄プロセスにおけるVOC削減など、チームで連携し生産工程の技術革新に取り組むことで、515トン*1のCO2排出量の削減を実現しました。この功績が高く評価されました。
マレーシア工場の取り組みにおける主な評価ポイント
- 2022年度で500トン*2のCO2排出量を削減する目標を設定し、削減に向けて以下項目に取り組んだ点。
- 成形部品の生産工程において、ホットランナーの改良と自動リサイクルシステムを導入。これにより再生材の活用が可能となり、プラスチック廃棄物の排出量を減らし、CO2換算で513トン*3の削減を実現。
- プレス部品の洗浄工程において、これまでの揮発性有機化合物(VOC)を用いた洗浄からエアブロー洗浄に変更。これによりVOC排出量を減らし、CO2換算で1.85トン*4の削減を実現。
- CO2排出量の削減と生産・品質の安定性の両立における課題に対し、製造・品質・技術者などグローバルなメンバーが部門横断型で連携することで、最適なプロセスを構築。515トン*1のCO2排出量を削減し、脱炭素化による持続可能な未来社会の実現に貢献した点。
今回の受賞にあたって、マレーシア工場マネジングディレクターの後藤良太は、次のようにコメントしています。「オムロン マレーシア工場は、事業を通じた社会課題の解決に取り組んでいます。今回の取り組みは、深刻化する環境課題に対して、生産工程の技術革新を通じて、VOC削減や成形樹脂の再生化率を向上させ、これによってCO2排出量を削減することで、環境負荷の軽減に貢献する第一歩であると考えております。私たちは地球との共生を重視し、今後も脱炭素化に繋がる製品およびプロセスの開発を積極的に推進することで、地域社会やお客様と共に持続可能な社会の実現に貢献してまいります。」
オムロンは、2022年4月にスタートした長期ビジョン「Shaping the Future 2030」において、「事業を通じた社会的課題の解決」と「脱炭素・環境負荷低減の実現」をサステナビリティ重要課題(マテリアリティ)に定め、自社商品・サービスの提供を通じたカーボンニュートラル社会の実現、自社拠点におけるカーボンニュートラルの推進に取り組んでいます。今後も製造現場における環境負荷を軽減する取り組みを追求することで、カーボンニュートラル社会を実現し、地球上の人々の暮らしと社会の持続可能な発展にこれからも貢献し続けてまいります。
*1 515トン: 2022年度におけるCO2削減量で、ホットランナーの改良や自動リサイクルシステム、エアブロー洗浄など取り組まなかった場合と比較した理論値。
*2 500トン: 2022年度におけるCO2削減量の目標値。ホットランナーの改良や自動リサイクルシステムなど取り組まなかった場合と比較した理論値。
*3 513トン: 2022年度におけるCO2削減量で、ホットランナーの改良や自動リサイクルシステムなど取り組まなかった場合と比較した理論値。
*4 1.85トン: 2022年度におけるCO2削減量でVOC洗浄からエアブロー洗浄へ変更した場合で比較した理論値。
<オムロン マレーシア工場について>
オムロン マレーシア工場は、デバイス&モジュールソリューションズカンパニー傘下の会社として、新エネルギー機器の普及、高周波化対応などの社会ニーズに応えるリレー製品の事業を通じて、社会課題の解決に取り組んでいます。
私たちは地球との共生を重視し、今後も環境に配慮した製品およびプロセスの開発を積極的に推進することで、地域社会やお客様と共に持続可能な社会の実現に貢献してまいります。