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低発熱高容量リレー「G9KA」が、「“超”モノづくり部品大賞の環境・資源・エネルギー関連部品賞」を受賞ー再生可能エネルギーの普及促進に貢献する部品として高い評価を獲得ー

  • 2021年11月30日
  • オムロン株式会社

オムロン株式会社は、業界トップクラスの超低接触抵抗を実現した低発熱高容量リレー「G9KA」が、2021年“超”モノづくり部品大賞(主催:モノづくり日本会議、日刊工業新聞社)において、「環境・資源・エネルギー関連部品賞」を受賞しましたので、お知らせいたします。

11月26日に開催された贈賞式にて、日刊工業新聞社 代表取締役社長の井水 治博氏より、オムロン株式会社 執行役員の江崎 雅彦に記念の賞状が授与されました。

11月26日に開催された贈賞式にて、日刊工業新聞社 代表取締役社長の井水 治博氏(左)より、
オムロン株式会社 執行役員の江崎 雅彦(右)に記念の賞状が授与されました。


“超”モノづくり部品大賞は、日本のモノづくりの競争力向上を支援するため、産業・社会の発展に貢献する「縁の下の力持ち」的存在の部品・部材を対象に、主催者であるモノづくり日本会議と日刊工業新聞社が選出し、表彰する制度です。このたび受賞した「G9KA」は、太陽光発電システムで使用されるパワーコンディショナーや電源設備、関連機器の発熱によるエネルギーロスを抑え、システムの発電効率を向上させる高容量リレーです。業界トップクラス*1の超低接触抵抗を0.2mΩ*2を実現したことで機器の発熱課題を解決するとともに、脱炭素社会の実現に向けた再生可能エネルギーの普及促進に重要な役割を果たす部品である点が高く評価されました。

G9KAの主な評価ポイント

  • 独自の構造*3で電流を分散し、業界トップクラスの超低接触抵抗(0.2mΩ)を実現。従来の一般的な高容量リレーと比較して、リレーの温度上昇を約30%*4抑制。
  • 高容量化と大電流化が進む機器向けに、200A(AC800V)の大電流の通電・遮断が可能。
  • 発熱抑制により、ヒートシンクなど放熱機構の簡素化、部材の削減、機器本体の小型化・軽量化に貢献。

今回の受賞にあたって、執行役員の江崎 雅彦は以下のようにコメントしています。
「このたびは、環境・資源・エネルギー関連部品賞をいただき大変光栄です。電子部品事業は、『我々のデバイスとモジュールで顧客の価値を創造し、地球上の人と社会に貢献する』ことをミッションとして掲げ、コア部品・ソリューションの提供を通じた社会的課題の解決にチャレンジしています。今回、リレー『G9KA』が本賞をいただけたことは、脱炭素社会の実現に寄与する当社独自技術と、その取り組みを高く評価いただいたと受け止め、大変嬉しく思います。今後も、このような技術・製品を通じて、よりよい社会の実現に貢献してまいります。」

オムロンは、これからもデバイスやモジュールをグローバルに提供することを通じて、脱炭素社会の実現に寄与するとともに、地球上の人々の暮らしと社会の発展にこれからも貢献し続けてまいります。

*1 業界トップクラス:2021年5月時点 当社調べ 最大通電電流200Aリレーのカタログ値比較
*2 0.2mΩ:初期における接触抵抗値 200A 30min.
*3 独自の構造:独立した2つの可動接触片がそれぞれ接触力を有しており、各接点において接触信頼性を確保し、同時接触性も確保できる構造。2021年5月時点 当社調べ。特許出願済み。
*4 約30%:2020年11月時点 当社調べ G9KA同等性能のリレーと200A通電時の温度上昇を比較した結果


<“超”モノづくり部品大賞について>
“超”モノづくり部品大賞では、「縁の下の力持ち」的存在として日本のモノづくりの競争力向上や産業・社会の発展に貢献する優れた部品・部材を表彰しています。
「機械・ロボット」「電気・電子」「モビリティー関連」「環境・資源・エネルギー関連」「健康福祉・バイオ・医療機器」「生活・社会課題ソリューション関連」の6分野を対象に、卓越した部品・部材を広く募集しています。 詳細については、https://award.cho-monodzukuri.jp/をご参照ください。


<電子部品事業について>
電子部品事業部は、「我々のデバイスとモジュールで顧客の価値を創造し、地球上の人と社会に貢献する」ことをミッションとしています。人々の安心・安全で豊かな暮らしを支える家電製品や自動車をはじめとして、幅広い業界の顧客に対して、電気をつなぐ、切るためのコア部品となる、リレー、スイッチ、コネクターや、さまざまな製品の目や耳になるセンサーなどのデバイスを、全世界で提供するオムロンの基盤事業です。

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