オムロン社員が、国際電気標準会議(IEC)の「1906賞」を受賞

  • 2020年11月11日
  • オムロン株式会社

この度、当社社員であるエレクトロニック&メカニカルコンポーネンツビジネスカンパニー 事業統轄本部 商品開発統括部 ファインメカ開発部 商品技術1グループの井手孝浩が、2020年国際電気標準会議(IEC)の「1906賞」を受賞しましたので、お知らせいたします。

c1111_2.jpg1906賞を受賞した井手孝浩(いで たかひろ)

本賞は、電気工学、電子工学、および関連した技術を扱う国際的な標準化団体である国際電気標準会議が、1906年の創立から100周年を迎えることを記念して、2004年に設立した賞です。毎年、電気・電子技術の標準化及びその関連活動への多大な貢献・業績を残した個人を表彰します。今年は、全世界で193名(内日本人29名)が表彰されました。

井手は、電気回路を制御するソリッドステートリレー(以下、SSR)の国際規格IEC 62314の標準化活動において、プロジェクトリーダとして各国の意見を収集し、既存規格の改訂に向けたプロジェクトを推進したことが高く評価されました。SSRを含めた電子部品には、部品の品質、性能、安全性、寸法、試験方法などに関する各国間共通の国際規格が制定されています。この国際規格の改定や整合化を推進する標準化活動は、製品の品質、安全性を担保するために重要な役割を果たします。井手は、2016年6月よりSSRを含めた制御用リレーの国内委員会に参画し、国際規格の改訂の必要性を訴え標準化活動に貢献してきました。

c1111_3.jpg井手が標準化活動を進めた製品:ソリッドステートリレー(代表形式:G3RV-SR)

SSRは、ファンのモーター制御用途を始めとして自動車や家電製品などの幅広い製品に搭載される部品です。近年、マイコンの性能向上といった技術革新によって、製品に流れる電流の直流(DC)化が進み、製品に搭載される部品に求められる安全要求も変わりつつあります。時代のニーズに合わせて、部品の安全性を担保する試験条件、それを定めている国際規格も随時改訂・制定されることで、製品の安全性を担保し、社会や人々の生活を支えています。

今回の受賞にあたり、井手は「私の国際標準化活動が認められたことを大変光栄に思います。この活動が、社会の安心、安全に貢献できればという想いを胸に、今後も活動の場を広げていきます。」と、その喜びを語りました。

オムロンはこれからも、このような安心で安全なコンポーネントやデバイス、モジュールの提供を通じて、世界中の人々の豊かな暮らしに貢献してまいります。

IEC/TC 94の標準化への取り組みについて
https://www.neca.or.jp/standard/

ソリッドステートリレーについて
https://www.fa.omron.co.jp/products/category/relays/solid-state-relays/

1906賞 受賞者リスト一覧
https://www.meti.go.jp/press/2020/09/20200930002/20200930002-4.pdf

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