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オムロン スイッチアンドデバイス(株) 岡山本社の新生産棟で量産を開始

  • 2011年6月7日
  • オムロン スイッチアンドデバイス株式会社

オムロン スイッチアンドデバイス株式会社(本社:岡山県岡山市中区海吉2075、代表取締役社長:谷口 宜弘)(略称:OES)は、岡山本社内の新生産棟で、2011年5月末よりスイッチ商品の量産を開始しました。

OES発足とねらい

OESは2010年4月1日、オムロングループにおけるスイッチの企画、設計・開発、生産を行う会社としてオムロン株式会社のエレクトロニック&メカニカルコンポーネンツビジネスカンパニーのスイッチ事業部とその生産機能会社であるオムロン倉吉株式会社、オムロン出雲株式会社の3社合併によって発足いたしました。グローバルで堅調な成長を続けるスイッチ市場で、2018年度には2010年度の売上高278億円からほぼ倍増の500億円を目指します。

岡山本社新生産棟での量産開始

OESは事業成長を実現させるために、設立当初より岡山本社に商品の企画、設計・開発、生産の各機能を集結させる計画でしたが、2011年3月末に岡山本社で生産棟としての既存建屋の改修工事が完了し、生産をスタートさせることができました。

岡山本社での生産

  1. 位置づけ
    OESは国内に2工場、海外に3工場を有して、既存商品を生産する拠点とする一方、岡山本社は新商品の量産立ち上げおよび、新生産工法確立のための拠点として位置づけています。そして、OESの事業強化を行うため次の三つの重点施策を実行する中核拠点の役割を担います。
    1. 企画、設計・開発、生産の一体運営
      企画、設計・開発、生産(量産立ち上げ)の機能集結により新商品創出を迅速化
    2. ものづくり技術の強化
      新商品の量産立ち上げを通じてものづくり技術を蓄積
    3. グローバル生産展開
      グローバル最適生産を統括するマザー拠点としての機能を発揮
  2. 背景
    スイッチは回路をオンオフする機構部品ですが、そのメカニカルな機構の安定した動作特性を実現するためには、部品同士や組立・検査時の設備との相性、整合性といった一連のプロセスの総合的な完成度が求められます。特に新商品として量産立ち上げを行う場合、これらの一連のプロセス間の微妙な調整・整合がより必要とされます。そのために、これらを同一拠点内において一気通貫で実現させることが事業上の強みを発揮させるものと考え、岡山本社を新商品立ち上げの拠点としました。
  3. 展開
    岡山本社は超小形タイプの検出スイッチを量産立ち上げの第一号商品にして順次、新商品の量産立ち上げ機能を発揮していきます。新商品は岡山本社での量産立ち上げを通じて安定生産を確立した後、国内外の生産拠点での本格量産に移行していきます。

岡山本社生産棟の概要

  • 軽量鉄骨3階建 (1階:生産フロア、2階・3階:事務フロアと一部生産フロア)
  • 延べ床面積12400m²

量産を開始したOES岡山本社生産棟
量産を開始したOES岡山本社生産棟

詳細お問い合わせ先
オムロン スイッチアンドデバイス株式会社
経営企画部
津田 卓爾
〒703-8502 岡山県岡山市中区海吉2075
TEl: 086-277-6122

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