マルチプラットフォーム対応の通信暗号化ソフトをリニューアルして発売 トランスポート層での認証・暗号化により、安全な機器間通信を提供
- 2011年5月18日
- オムロン ソフトウェア株式会社
オムロン ソフトウェア株式会社(京都市下京区 代表取締役社長:宮地 功)は、この度、機器間のデータ通信のセキュリティを格段に向上させるソフトウェア「EESec」の販売を開始しました。
商品名 | EESec |
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発売開始 | 2011年4月1日(金) |
動作環境 | 組込機器を含むマルチプラットフォーム(Android、Windows、Linuxなど) |
税込標準価格 | Windows版クライアントライセンス:25,750円 組込み版を含むラインナップ製品についてはお問い合わせください |
ネットワークを利用したデータ通信において、情報の漏洩や成りすましなどの危険から企業や個人の情報を守ることが不可欠の課題となっています。スマートフォンをはじめとする携帯情報端末でも標準となったTCP/IPプロトコルではSSLとIPSecの二つの暗号化手順が普及していますが、それぞれアプリケーションの修正が必要であることや、通信経路上の機器間での互換性などの課題があります。
当社は、2005年より、TCP/IPのトランスポート層で暗号化を行うことで、アプリケーションや通信経路に影響を与えることなく、機器間のEnd to Endの暗号化を実現する「MDSec」を発売しておりますが、TCP/IPプロトコルスタックのすべてを含んでいたために、OSのバージョンアップに伴うOSオリジナルのTCP/IPとの互換性に問題がありました。この度、セキュリティプロトコルを独立させて、この問題を解消したソフトウェアを開発し、「EESec」として発売を開始します。
概念図
EESecの利用例
- スマートフォンでの認証・暗号化
- 店舗での決済やネットショッピングにおける決済情報保護
- 会員向けブロードキャスト映像の保護
- 医療機関同士の電子カルテ送信時や、高精細画像転送による遠隔診断時のデータ保護
- 遠隔監視データの保護
- 企業内の高機密情報保護、インターネットを通じたデータ転送の保護
- 通話の秘匿、携帯端末における通信データの保護
「EESec」の特徴
- トランスポート層での認証・暗号化
通信上のすべての情報をトランスポート層で暗号化。途中の経路やアプリケーションに依存せず、End to Endの安全な通信が可能です。 - ネットワーク環境変化に柔軟に対応したセキュリティを提供
ネットワーク上のルータ/ファイアウォール等の既存環境への影響が少なく、ネットワーク環境の変更が発生しても容易にセキュリティを維持できます。 - プラットフォームを選ばないプロトコルスタック
EESecはPCやサーバにインストールして利用するほか、TCP/IPを用いているすべての組込機器に搭載して利用することが可能です。Windows、Linux、Android etc。 - 大容量データ通信「UDP」も暗号化
TCPだけでなくUDPの暗号化にも対応。画像や音声など大容量データ通信のセキュリティを実現します。機密性の高い映像を送受信する際にも高い安全性を得ることができます。
***詳細は弊社HPをご参照ください。 http://www.omronsoft.co.jp/
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- オムロン ソフトウェア株式会社
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E-mail:eesec-info@omronsoft.co.jp
HP : http://www.omronsoft.co.jp/