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これまで不可能だった大型金属ワークなど難易度の高い検査を可能に 形FZ3シリーズ視覚センサ フラッグシップモデルを発売

  • 2008年9月24日
  • オムロン株式会社

オムロン株式会社は、次の新商品を10月1日から発売します。

視覚センサ 形FZ3シリーズ

近年、FA現場での品質ニーズの高まりにより、不良品の流出を未然に防ぐための外観検査用途のセンサへのニーズは高く、その中でも画像処理技術を用いた視覚センサの需要が拡大しています。さらに、検査に対する要求レベルは年々、高精度化、高速化しております。
従来、複数のパーツ(カメラ、照明、ソフト、ディスプレーなど)を組み合わせるなど、相応の知識が無いと使いこなせない画像処理装置を当社では、オールインワンの視覚センサとしてコンポーネント化し、その導入のし易さにより、業界をリードしてまいりました。
FZ3シリーズは、当社視覚センサの最上位機種として位置付けるもので、今回の発売を機に、一気に検査性能を向上させ、視覚センサの領域自体をさらに拡大していきます。

今回発売する形FZ3シリーズは、これまで主に最適な画像の撮像が困難なため検査不可能だったアプリケーションを可能にし、従来から視覚センサを生産設備にて活用されている企業様で適用可能な検査の範囲を飛躍的に広げます。また、これから導入を検討される企業様にも、これまで、視覚センサを使用するために必要だった、バタつきの無い高精度な搬送条件、検査対象毎の最適な照明条件の構築、といった諸条件を画像処理側で解決することで、いとも簡単に解消しています。これにより、視覚センサの普及をより一層加速させ、拡大している生産現場の検査・計測ニーズに幅広くお応えしていきます。

1. 画像生成技術により検査課題を解決

従来、画像処理を使用する上で最も大きな課題は、検査に最適な画像を再現することでした。
これまでは、主に照明のテクニックなどによって、それをカバーして検査をしていましたが、被写体のサイズや表面状態によっては限界があり、FA現場での検査の実現に大きな制約を受けていました。
FZ3では500万画素カメラ、ハイダイナミックレンジ処理、パノラマ画像処理、豊富な画像フィルターによる変換処理など、ハイクオリティーな画像を再現するテクノロジーを満載することで、これらの悩みを根本から解決しています。

ハイダイナミックレンジ処理
撮像可能な明暗のレンジを大幅に拡大。金属ワークの表面もハレーションせず。
500万画素処理
スタンドアロンタイプとしては業界初。広い視野での検査を実現します。
パノラマ画像処理
複数のカメラの画像をきれいな継ぎ目処理で1枚の画像に合成処理。
3次元位置補正処理
2次元のカメラながら、奥行き方向のワークの歪みも補正し変換画像を生成。

2. 超高速処理

新型の高速CPUを搭載することで当社従来比1/2まで処理時間の短縮を実現しました。高速化により、あらゆるラインでの外観検査が可能となり、検査項目の追加にも余裕を持って運用が可能となりました。また、この処理能力の高いCPUは500万画素の高解像度データの処理など、大容量の演算処理にも適しております。
従来品に比べより人の目に近づいた処理が可能になり、これまでから好評であった「リアルカラー処理」(カラー画像をモノクロ変換してデータ量を削減することなく人間感覚そのままに処理するオムロン独自のアルゴリズム)により、最適生成された画像を処理することで、業界最高の情報処理量で高精度・高感度な検査を行います。

新型の高速CPU

3. 豊富なカメラバリエーション

カラーからモノクロ、30万画素そしてスタンドアロンタイプでは業界初の500万画素というカメラシリーズをカバレッジ。さらにはオートフォーカス・ズーム、照明制御が可能となる「インテリジェントカメラ」や「超小型カメラ」もラインアップし、合計11機種もの入力機器を準備しております。検査に応じた最適な入力機器を選択いただくことが可能です。

豊富なカメラバリエーション

初年度販売計画

60億円

詳細お問い合わせ先
オムロン株式会社
インダストリアルオートメーションビジネスカンパニー
センシング機器統轄事業部 アプリセンサ事業部 画像センシングPMグループ
プロダクトマネージャー 辻永 順太 (担当 稲田 旬哉)
〒600-8530 京都市下京区塩小路通堀川東入
TEL:075-344-7068

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