ベトナムに家庭用健康医療機器の新工場を建設 - 5月30日に起工式を開催 -
- 2007年5月28日
- オムロン ヘルスケア株式会社
オムロン ヘルスケア株式会社(本社:京都市、社長:赤星慶一郎)は、家庭用血圧計の新しい生産拠点として、ベトナムに新工場を建設します。建設地は、ベトナム・ホーチミン市の北に隣接するビンズン省にある「第2ベトナム・シンガポール工業団地」(VSIP-Ⅱ:Vietnam Singapore Industrial Park)*1で、2007年12月の生産開始を目指し、5月30日に起工式を開催します。
当社は、グローバル生産拠点として、1993年に中国・大連市に工場(オムロン(大連)有限公司、社内略称:OMD)を立ち上げ、現在では全商品の約97%を生産しています。
OMDでの中核商品はグローバルシェア約60%の家庭用血圧計で、その生産台数は1993年の約98万台から、2006年度は860万台(見込み)とこの14年間で8倍以上と大幅に拡大しています。その間、年々増加する需要に対応するため生産技術の向上や生産ラインの増強などにより生産能力を高め、対応してきました。
今後、先進国における高齢化の進行や生活習慣病の増加、さらには中国、ロシア、東欧、南米、中東での市場拡大もすすみ、家庭用血圧計の需要はますます増加するものと見込まれます。このような需要の増加に対応する生産キャパシティの確保のために、新工場の建設を検討した結果、日本および大連からに近いという地理的条件、低廉で良質な労働力、インフラの急速な整備、さらに将来的な市場として有望であることなど総合的に判断し、ベトナムに建設することを決定しました。
当面は、ローコストタイプの家庭用血圧計を年間120万台規模で生産し、将来的には生産台数、生産品目ともに増やしていく計画です。
*1 VSIP(Vietnam Singapore Industrial Park)は、シンガポール政府とベトナム政府との合弁事業として開発された工業団地。
新工場の概要
会社名 | Omron Healthcare Manufacturing Vietnam |
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設立日 | 2007年3月19日 |
操業開始 | 2007年12月(予定) |
代表者 | 代表取締役 山口 雅史 |
敷地面積 | 約38,360m2 |
延べ床面積 | 約6,000m2 |
資本金 | 255万US$(約3億円) |
従業員数 | 約150名(初年度) *生産規模拡大にともない、2~3年後に約400名に増員予定 |
生産品目 | ローコストタイプ血圧計(創業時) |
生産規模 | 120万台/年(創業1年目) *2~3年後に約400万台/年に拡大予定 |
投資額 | 約6億円 |
完成予想図
- 詳細お問い合わせ先
- オムロン ヘルスケア株式会社
E-mail : pr_ohq@omron.co.jp
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