生体情報モニターに関する独占販売契約締結のお知らせ - オムロン コーリンが *GE製生体情報モニターの独占販売権を取得 -
- 2007年4月19日
- GEヘルスケア
GE横河メディカルシステム株式会社
オムロン ヘルスケア株式会社
オムロン コーリン株式会社
米国ゼネラル・エレクトリック(GE)のヘルスケア事業部門であるGEヘルスケアグループの日本法人 GE横河メディカルシステム株式会社(本社:東京都日野市、代表取締役社長:三谷宏幸、以下GEYMS)とオムロン ヘルスケア株式会社(本社:京都府京都市、代表取締役社長:赤星慶一郎、以下オムロン ヘルスケア)は、4月12日、日本市場における集中治療室、手術室向け *GE製生体情報モニターの独占販売権を、オムロン ヘルスケアの医療機器販売子会社であるオムロン コーリン株式会社(本社:東京都文京区、代表取締役社長:笹井英孝、以下オムロン コーリン)に付与することを含む独占販売契約を締結しました。
今回の独占販売契約提携により、GEはオムロン コーリンに対する高機能生体情報モニターの独占供給者となり、オムロン コーリンは集中治療室から一般病棟まで広範囲に製品系列を充実することにより、病院などの医療機関に対する営業力を強化することで同事業の拡大を図ります。また、日本市場向け製品の高機能化を目指した共同開発を開始し、将来的には主としてGEが高機能製品の製品開発・製造を担い、オムロン ヘルスケアは引き続き高機能製品以外の製品開発・製造を担います。さらに、両社はグローバル市場での新たな事業機会の創出・拡大に向けた共同事業の検討を推進します。
*GE製生体情報モニター:
EYMSマルケット事業部が販売するGE製生体情報モニターを示します。デーテックスオメダブランドのGE製生体情報モニターは、従前通りGEYMSデーテックスオメダ事業部が販売を継続します。
独占販売契約の内容
オムロン コーリンによる *GE製生体情報モニターの独占販売権取得
2007年5月1日より、オムロン コーリンは、GEYMSより *GE製生体情報モニターの販売機能を引き継ぎ、同製品の販売を開始します。これに伴いGEYMSマルケット事業部の一部モニタリング営業機能をオムロン コーリンの営業組織に統合いたします。
生体情報モニターの共同開発の実施
日本市場向け高機能生体情報モニターの共同開発を行います。
グローバル市場における新たな事業機会の創出
グローバル市場において、健診・予防分野、在宅医療分野の事業機会を模索し、共同開発などのコラボレーションを推進します。
新興市場向け製品開発の検討
中国を中心とした新興市場向け低価格機種市場への参入機会を検証し、共同開発に向けた検討を開始します。
独占販売契約の背景と目的
生体情報モニター市場は、大きく集中治療室向け、手術室向け、病棟向けに分類することができます。それぞれの医療現場で求められる機能が異なることから、各々の現場に合わせた製品開発が必要であり、全てを自社製品でカバーすることは困難でした。
一方、近年では病院経営の効率化やIT化の流れをうけ、購買方法を複数メーカーからの単品購買から、複数の装置を一社から購入する一社購買へと切替える病院が増えており、生体情報モニター分野でも、一般病棟から手術室、集中治療室まで幅広く製品を供給できる販売体制が求められてきました。
現在、オムロン ヘルスケア(オムロン コーリン)は、病棟向けと手術室向けの生体情報モニターを販売しており、特に手術室向けでは中~小規模病院を中心に市場における地位を確立しております。しかしながら、集中治療室専用など高機能カテゴリの製品は保有しておらず、市場全体からみると限定的な参入に留まっていました。
一方でGEYMSは、手術室および集中治療室向けなど高機能カテゴリを中心に事業を展開しております。
このように、両社は補完関係にあることから、今回の独占販売契約によりあらゆる医療現場に一社で対応できる販売体制が構築できます。さらに、販売チャネルの拡大や両社の営業ノウハウの共有化、アフターサービスの充実による営業力の強化による事業の拡大が見込めます。
さらに、生体情報モニターの共同開発においては、オムロン ヘルスケアと、ゼネラル・エレクトリック(GE)が保有する最先端技術を採用した製品を開発することで、新製品創出による日本市場での事業拡大を目指します。
また将来的には、大規模病院と小規模病院のネットワーク化やグローバル市場における、健診・予防分野、在宅医療分野の事業機会の創出、さらに新興市場向け製品開発といった両社の強みを活かした、新たな事業展開を追求していきます。
(ア)GE横河メディカルシステム
商号 | ジーイー横河メディカルシステム株式会社 |
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代表者 | 代表取締役社長 三谷宏幸 |
本店所在地 | 東京都日野市 |
設立年月日 | 1982年4月1日 |
主な事業内容 | 医用画像診断装置の開発・製造・輸出・輸入・販売・サービスおよび生体情報モニター、循環器検査機器、病院情報システムなどの医療機器、ネットワークの販売保守 |
従業員数 | 1,695人(2006年12月) |
資本金 | 60.2億円 |
(イ) オムロン ヘルスケア
商号 | オムロン ヘルスケア株式会社 |
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代表者 | 代表取締役社長 赤星慶一郎 |
本店所在地 | 京都市右京区山之内山ノ下町24番地 |
設立年月日 | 2003年7月1日 |
主な事業内容 | 家庭用・医療用健康機器の開発・販売、健康管理ソフトウェアの開発・販売、健康増進サービス事業 |
従業員数 | 3,260名(2007年3月) |
資本金 | 50.2億円 |
(ウ) オムロン コーリン
商号 | オムロン コーリン株式会社 |
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代表者 | 代表取締役社長 笹井英孝 |
本店所在地 | 東京都文京区小石川一丁目12番14号 |
設立年月日 | 2000年5月17日 |
主な事業内容 | 生体情報モニター、血圧脈波検査装置、血圧計、ネブライザーなどの医療機器、関連機器の販売 |
従業員数 | 248名(2007年3月) |
資本金 | 10.2億円 |
- 詳細お問い合わせ先
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オムロン ヘルスケア株式会社
E-mail : pr_ohq@omron.co.jp
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