監査役に就任しました岩佐です。これまで取締役室長として、取締役会運営を含むコーポレートガバナンスの強化に尽力してまいりました。
ステークホルダーの皆様の期待は、成長による持続的な企業価値向上と、その基盤となる「社会的課題の解決」の実現にあり、年々高まっていると認識しています。
当社はいま、構造改革を乗り越え、成長戦略の実現に向け、大いなる変革を進めていますが、飛躍にはリスクが不可欠です。俯瞰的にリスクを見極め備えるとともに、健全なリスクテイクを支え、成長を後押しする環境を整えることが、私が監査役として実現したいことです。
就任を機に監査役会で議論し、監査役会の使命を「株主からの受託責任を認識し、未来を見据えた実効性の高いモニタリングを通じて、企業の健全性を確保し、持続的な企業価値の向上に貢献する」と再定義し、目指す姿や行動指針等を整理しました。
監査役会が、各監査機能および内部統制部門の専門性を活かしつつ、有機的に連携し協働する体制の構築を推進することで、会社全体の内部統制システムを強化します。さらに準拠性監査やリスクベース監査に加えて、企業文化・組織風土にも踏み込み、戦略実現を阻む真因を見極め改善を提言していきます。
入社以来変わらぬ企業理念への共感を胸に、常勤監査役として現場との密な連携により情報を収集し、社外監査役の専門性と組み合わせ、取締役会・経営会議における公正かつ適切な意思決定を支えます。
事業推進と本社機能の双方で培った経験を活かし、経営陣との建設的な対話を通じ、実効性のある監査を実行し、ガバナンスの進化と持続的な企業価値向上に貢献します。