慢性疾患の予防医療支援

データヘルスケア

医療・ヘルスケアデータで
形成される
エコシステムの
重要な担い手として
慢性疾患の予防・重症化予防に貢献する

「健康寿命の延伸」と「持続可能なヘルスケアシステムの実現」の両立はヘルスケアの普遍的な課題です。社会が成熟するにつれてその重要性が増すとともに、両立の難しさが顕在化しています。

両立を目指すヘルスケアの共通概念としてValue Based Healthcareが提唱され、先進国を中心に推進が強化されています。しかし、具体的に実現していく手段は模索が始まったばかりです。様々な手段が検討されていますが、Valueを正しく測り、高めていく中心アプローチが「医療・ヘルスケアデータの活用」であることに疑う余地はありません。

私たちは、多様な医療・ヘルスケアデータで形成されるエコシステムにおいて、生活者・患者の日常に最も近いバイタルデータを蓄積します。そして、オムロンが保有しないレセプトデータや健診データ等の医療・ヘルスケアデータと結合させ、慢性疾患の予防・重症化予防ソリューションの提供を通じてValue Based Healthcareの実現に貢献します。

健康寿命と平均寿命のGAP それに伴う医療・介護費用の増大
解決したい社会的課題
健康寿命と平均寿命のGAP
それに伴う医療・介護費用の増大
目指す近未来の姿
持続可能な
ヘルスケアシステムの
実現による
QoL(Quality of Life)
の向上
コストが最適化され、患者にとってもQOLの価値が向上

自立支援(介護予防)ソリューション

専門家のノウハウを形式知化し、
介護予防に取り組む人々をサポートするシステムにより
日々の業務を支援

解決したい現場課題

日本が世界に先駆けて迎える超高齢社会は、私たちにとって新たな事業を創造する大きな機会です。介護を必要とする高齢者の数に対し、介護の担い手が不足する中、健康で自立した生活を送ることのできる“健康寿命”を伸ばしていくことが、社会的課題となっています。

社会実装に向けた取り組み
  • 軽度の要介護者の半数程度は、生活の不活発による心身の機能低下が原因であり、予防や改善が可能なことがわかっています。そうした人々の心身の機能を回復させ、日々の生活や社会参加へ繋ぐ「自立支援」という介護予防の推進が、健康寿命の延伸には必要不可欠です。

  • そこで私たちは、自立支援を実践する専門家のノウハウを形式知化し、より広く実践されるよう、自立支援をサポートするシステムを開発しました。現在は、高齢者の自立支援や重度化防止に取り組んでいる自治体と共創し、システムの効果を検証しています。

  • 介護の現場では、千差万別な人の状態を把握するためにコミュニケーションが非常に重要です。そのため、本システムでは、人がコミュニケーションという創造性の高い業務に集中できるよう、機械が日々の業務を支援し負担を低減します。誰もが専門家と同じように自立支援をできるようにすることで、介護現場で働く人々がこれまで以上に活躍できる新たな価値を提供していきます。

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