制度の活用とセルフマネジメントで
「働きやすさ」は実現できる

産休・育休後、管理職として復帰した遠さんが、出産・育児を通してみつけた働き方。

中国から留学生として日本国内の大学・大学院で社会システム工学を学び、2007年、新卒でオムロンに入社。グローバルビジネスプロセス&IT革新本部に所属し、「アプリケーション構造改革プロジェクト」に従事。2017年グローバルコード統一プロジェクトのPMOとして、海外展開に携わる。2019年より全社CSPJ(コーポレートシステムプロジェクト)に参画し、現在は課長職に就き、ERP(統合基幹業務システム)生産領域のコアリーダー。

チャンスと手厚い制度を最大限活用
出産育児を支援する制度は?

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2007年、アプリケーション構造改革プロジェクトが大型PJとして進められており、私はそのメンバーとして入社しました。最初の2〜3年はプロジェクトに関する基本的な業務に携わっていましたが、その中でもより事業に関わる業務を希望し、全国の工場を回るチャンスをいただきました。実際に現場に足を運び、課題を理解し、私たちITの力で解決するという取り組み方は、現場でしか実践できない部分。大変やりがいを感じる業務で、手を挙げればチャンスが与えられるという環境は、オムロンの魅力の一つだと思います。
そんな中、約1年半の出産育児休職を取得しました。オムロンでは子どもの出生日から、最長2歳の3月末まで育児休職できる制度があり、これは法定を上回る手厚い制度です。おかげで出産2ヶ月前まで勤務した後は、夫婦で協力し合いながら子どもの成長を見守ることができました。

自発的にワークライフ“マネジメント”
パフォーマンスを最大限に。

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出産直前まで参加していた「OWW(OMRON WOMAN WILL)研修」では、家庭を持ちながら管理職を目指すという想いを強くしました。これは2013年~2021年に実施された女性管理職候補の増加を目的にした研修で、座学だけではなく、様々な背景を持つ女性管理職の方のお話をお聞きしたり、受講生同士で意見交換したりする貴重な機会です。ここで実感したのは、管理職が他チームや他部署と連携し、チームワークでアウトプットするピープルマネージメントの重要性。これは今も活かされている大事な視点です。
また受講生同士、普段は接点のない方々と横のつながりができたことは大きな収穫で、社内の人脈が一気に広がりました。他にもオムロンには様々な研修が用意されており、どんな状況・立場でもキャリア開発を支援してくれるという心強さは常に感じています。

仕事復帰を果たした2017年は、私の中で小さな働き方改革を起こした時期でもありました。「ワークライフバランス」という言葉がありますが、私は「ワークライフマネジメント」だと考えていて、1日の予定に濃淡をつけ、周囲のメンバーにも理解を得るようにしています。例えば「17時半以降には会議をしません」と部署の皆さんに宣言したことも1つ。その代わり、勤務時間内にパフォーマンスを最大限に発揮して、オン・オフをはっきりと。プライベートでは、夫と日々スケジュールを調整しながら、頼れるところはどんどん頼りました。実家の両親が他国にいるため、快く手助けしてくれた職場の方や地域の方々にはとても感謝しています。また同じ年にオムロンテレワーク制度のトライアルが始まり、週2在宅、週3オフィスという具合に、子どもに手がかかる時期をフレキシブルに乗り越えることができたのも助かりましたね。

マインドセットの変化は進む
今後の「働きやすい環境」づくりとは

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女性管理職はまだまだ少ないのが現状ですが、同じ立場同士、情報交換や悩み相談をする場も増え、社員の生活を考えた制度も整っているので、ステップバイステップで前進しているという体感はあります。先日、若手〜中堅社員たちが、子育て世代の男性を中心に育児の話題で盛り上がっているのを目の当たりにし、マインドセットもすごく変わってきていると実感しました。
そんな流れの中、私が今取り組んでいるのは、女性の活躍が目覚ましい他社と連携した育キャリサークルの立ち上げです。根本的に「働きやすい環境ってなんだろう」を軸に、子育て世代だけでなく、その上司や同僚、子育てをリタイアされた方、お子さんがいらっしゃらない方も巻き込んだコミュニケーションの場です。会社として様々な制度が整っていますが、そこだけではカバーしきれない部分で社員自ら動き、力になれたらという想いです。

※OWW研修は別研修へ統合

2007年新卒入社
グローバルビジネスプロセス&IT革新本部課長

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