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CDP「気候変動」「水セキュリティ」の2分野で「A-」の評価を獲得

  • 2021年3月1日
  • オムロン株式会社

オムロンは、環境情報開示システムを提供する国際的な非営利団体であるCDP※1より、「気候変動」と「水セキュリティ」の2分野において、取り組みや情報開示が優れた企業として「A-(Aマイナス)」の評価を受けましたのでお知らせいたします。

CDPは、全世界9,600社以上の企業を対象に調査を行い、企業が気候変動や森林減少、水のセキュリティといった問題にどのように効果的に対応しているかに基づきAからD-のスコアで評価しています。 オムロンが、CDPよりA-評価とされたのは、「気候変動」分野で2年連続、「水セキュリティ」分野では初めてとなります。

オムロンは、創業以来、「企業は社会の公器である」との考えのもと「事業を通じて、よりよい社会づくりに貢献すること」を使命としてまいりました。環境分野においては、持続可能な社会をつくることが、よりよい社会をつくることと捉え、環境ビジョン「グリーンオムロン2020」のもと取り組みを進めてきました。
気候変動に対しては、2018年7月に2050年に温室効果ガス排出量ゼロを目指す「オムロン カーボンゼロ」を新たな目標として掲げ、自社の事業活動で排出する温室効果ガス削減の取り組みを進めています。2019年度は、各拠点における省エネ推進と新たな太陽光発電システムを設置したことに加え、2018年度から開始した日本での再生可能エネルギー由来の電力調達を継続したことにより、2016年度比34%の排出量削減を達成しました。また、2019年2月には、TCFD※2提言への賛同を表明し、戦略・シナリオ分析など関連する情報開示の取り組みを進めています。
水セキュリティに対しては、「グローバル全生産拠点での水使用量を2015年度比6%削減」を2020年度までの目標として掲げ、取り組みを進めています。2019年度は生産拠点の削減取り組みにより、グローバル全生産拠点の取水量を2015年度比13.2%削減しました。また、水リスクの高い拠点を把握し自主的に水資源の保護及び事業継続の備えに取り組んでいます。

今回の「A-」獲得は、このようなオムロンの環境に対する目標設定とその目標達成に向けた取り組みが高く評価されたものと考えます。

オムロンは、これからも企業理念に基づき、持続可能な社会をつくる取り組みを加速し、持続的に企業価値の向上を図り、ステークホルダーの皆さまの期待と信頼に応え、社会の持続的発展を追求していきます。

※1 CDP(シーディーピー)について
2000年に英国で発足した非営利団体(NPO)で、各国投資家等の支援を受けて運営されており、民間企業を対象とした気候変動や水資源管理の調査を実施し、その結果を公表しています。
※2 気候関連財務情報開示タスクフォース(TCFD)について
TCFD はTask Force on Climate-related Financial Disclosure の略で、主要国の中央銀行や金融規制当局などが参加する国際機関であるFSB によって設立されたタスクフォースです。


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