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オムロングループ技術論文誌「OMRON TECHNICS」
最新号(2022年166号)を公開
【特集】人と機械が共進化するものづくり

  • 2022年05月10日
  • オムロン株式会社

オムロンは、オムロングループ技術論文誌「OMRON TECHNICS」の最新号(2022年166号)を公開しましたのでお知らせいたします。

図1 経路計算手法の比較最新号(2022年166号)の表紙


「OMRON TECHNICS」は、当社の研究開発の成果や製品やサービスを支える技術について紹介する技術論文誌です。当社は創業以来、ソーシャルニーズの創造を技術によるイノベーションで実現し、社会的課題を解決してまいりました。本論文誌は、その成果を広く公開することで社会のさらなる発展に寄与することを目的に1961年(昭和36年)5月より発行しています。これまで通巻165号発行し、約1,780編以上の技術論文を公開しております。

最新号(2022年166号)では、新しい時代に向け、「人と機械が共進化するものづくり」と題し、特集しています。

まだ影響がおさまらない、新型コロナウイルス感染症の蔓延する環境下で、人の生活様式のみならず、非接触化や遠隔作業のニーズ、ソーシャルディスタンスの確保、そして、より一層の省人化ニーズにこたえるロボット技術の進化に期待が高まり続けています。

巻頭ではオムロンでファクトリーオートメーションのDXをけん引するインダストリアルオートメーションビジネスカンパニー、商品事業本部長の山西基裕が「今後10年間の長期ビジョン「Shaping the Future 2030(SF2030)」の中 で“ものづくり“をどのような考え方で進化させ価値提供を行っていくのかを紹介し、技術・知財本部 副本部長 兼 ロボティクスR&Dセンタ長の関根淳一が技術展望としてロボティクス技術の進化の方向性を示します。
また今回より新たにアカデミアなどの社外有識者に社会変化や技術トレンドの俯瞰を寄稿いただくコーナーを設けます。
第一回目として、一般社団法人 インダストリアル・バリューチェーン・イニシアティブを自ら立上げものづくり企業のプラットフォーム構築を目指されている、法政大学デザイン工学部 教授の西岡靖之先生にファクトリーオートメー ションに今後求められるものを寄稿頂きました。

今後も当社は、研究開発の成果を広く公開することで、みなさまと「ソーシャルニーズの創造」に挑戦し、社会的課題を解決するより良い社会づくりに貢献できるよう取り組んでまいります。

「OMRON TECHNICS」最新号の全文は、こちらのWebサイトからご覧いただけます。 https://www.omron.com/jp/ja/technology/omrontechnics/2022/OMRON_TECHNICS_166.pdf

収録されている内容は、以下のとおりです。

<巻頭言>

  • 新しいカタチのモノづくり現場が導くサスティナブルな未来
    (オムロン株式会社 執行役員
    インダストリアルオートメーションビジネスカンパニー 商品事業本部長 山西 基裕)

<技術展望>

  • 人とロボットが近づく未来を目指して
    (オムロン株式会社 技術・知財本部 副本部長 兼 ロボティクスR&Dセンタ長 関根 淳一)

<寄稿文>

  • FaaSによるファクトリートランスフォーメーション(FX)
    (一般社団法人 インダストリアル・バリューチェーン・イニシアティブ 理事長
    兼 法政大学デザイン工学部 教授 西岡 靖之)

<特集:人と機械が共進化するものづくり>

  • 歩行軌道のAI予測技術を適用した製造現場でのロボット衝突回避技術
    (寧 霄光)
  • ソフトエラー耐性を強化した高信頼性安全システムの開発
    (樋口 敏之)
  • 機械学習を用いた外乱補正による加工精度向上の検討
    (長林 洋輔,藤井 高史,山本 紳太郎)
  • データ抽象化を用いた制御アルゴリズム簡単化によるロボットの多種ワーク高速ハンドリングの実現
    (阿部 将佳,川上 真司,金井 聡庸,齊藤 ゆみ)
  • 方位点灯撮像方式と検査基準自動最適化による基板外観検査の精度向上への取組み
    (藤井 心平,田中 貴茂)
  • バラ積みピッキングのための高速3次元物体位置姿勢認識技術の確立
    (服部 宏祐)
  • 小型・軽量かつ耐環境性を備えたロボットハンド搭載型3Dセンサの開発
    (太田 潤,中塚 均,猪田 岳司,松本 慎也)
  • 制御機器に同居したIT アプリケーション環境の提案
    (西垣 弘二,荒井 航)
  • 良品生産性向上のためのQ-upSystemを支えるデータ収集・分析基盤の開発
    (中西 功)

<1.オムロンの成長領域でイノベーションを生み出す技術>

―ヘルスケアー

  • 低コスト・短納期での通信対応体温計開発を実現する音波通信技術
    (平田 英宇)

―ソーシャルソリューションー

  • アレー拡張処理を用いたミリ波レーダによる屋外人物の3Dイメージング
    (大橋 卓,谷本 雄大,齋藤 啓介)
  • 機械学習を用いた電力変換機器の最適化設計プロセスの実証
    (佐藤 一樹,小田 博章,上松 武)
  • 施工性向上を実現した蓄電システムの開発
    (山田 潤一郎,大内 祐介,衞藤 郡)

<2.新たな成長領域を生み出す技術>

  • シースルー構造を持つ薄型押しボタンの実現
    (工藤 卓也,鷲見 昌昭,阿形 剛宏,鬼塚 浩之)
  • 低接触抵抗と高容量開閉を両立するリレー開閉機構の開発
    (高橋 慶,田尻 さやか,野田 将之)

「OMRON TECHNICS」Webサイトでは、2018年161号以降の掲載論文を全文掲載しています (2022年5月10日現在)。ぜひ、ご覧ください。

▽「OMRON TECHNICS」Webサイト
https://www.omron.com/jp/ja/technology/omrontechnics/

<関連情報>
オムロンの技術
https://www.omron.com/jp/ja/technology/

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