第42回 大分国際車いすマラソン ~全ての人の活躍が等しく認められる世の中に~

 

1981 年の国際障がい者年に、世界初となる⾞いす単独の国際レースとして始まった、大分国際車いすマラソン。国際パラリンピック委員会公認⼤会で、世界中の⾞いすランナーが⽬標とする最高峰のレースとも言われています。42回目の開催となる今回は、世界16の国と地域からフルマラソンとハーフマラソン、2つの部門に188人が参加。最高時速70キロもの速さで大分市内を駆け巡りました。

開催地 大分県に、障がいのある人とない人が共生して働く「オムロン太陽」を置くオムロンは、第8回大会(1988年)からプラチナパートナーを務めています。今年は60人のグループ社員が、ボランティアとして、大会運営に携わりました。

 

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一方で、6人の社員が選手として出場!そのなかには、憧れのオムロンブルーでの出場に心を躍らせる、新入社員の姿が―

 

703_3.jpg大分国際車いすマラソンに出場した笹原拓歩さん

 

オムロン太陽でリレーソケットの製造に従事する笹原拓歩(たくみ)さん(23)です。拓歩さんは8歳の頃、オムロン太陽所属の笹原廣喜(ひろき)選手が北京パラリンピックで銀メダルに輝く姿を見て、車いすマラソンの選手になることを決意。日本体育大学の陸上部を経て、2023年4月に、オムロン太陽に入社しました。憧れの選手と同じ所属、同じユニフォームでの出場を叶えた拓歩さんは、障がいのある人とない人が共生して働ける工夫を徹底するオムロン太陽の職場環境に、「ここには物理的にも心理的にも壁がない。仕事のことも競技のことも無理なく頑張れる」と語ります。

オムロン太陽は、仕事とパラスポーツを両立できるよう、金銭面や栄養面でサポートする支援制度を設けています。拓歩さんは今回、ハーフマラソンでの出場でしたが、いずれはフルマラソンに出場し、廣喜さんのような一流の選手を目指したいと意気込んでいました。

 

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※表示の写真の左が銀メダリスト 笹原廣喜さん、右が笹原拓歩さん

 

全ての人の活躍が等しく認められる世の中に

また大会前日には、史上初めて生涯グランドスラムを達成し、世界ランク1位のまま2023年1月に現役を引退した車いすテニス界のレジェンド、国枝慎吾さん、そして、障がい者アートをビジネスに取り入れることで、2019年に「Forbes 30 under 30 JAPAN(世界を変える30歳未満30人日本人)」に選ばれた双子の起業家 松田崇弥さん、文登さんを招いたトークショーが、太陽の家企業会の主催で開かれました。

 

703_6.jpg(左)元プロ車いすテニスプレーヤー 国枝慎吾さん (中)株式会社ヘラルボニー 松田崇弥社長 (右)株式会社ヘラルボニー 松田文登副社長

 

障がい者を取り巻く環境を新たなステージに引き上げるため、3人が語ったこととは―

ダイジェスト動画でご覧ください。

 

 

オムロンは今後も、パラスポーツの普及と、誰一人取り残さない「共生社会」の実現に貢献します。

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