書籍『スポーツロボティクス入門 シミュレーション・解析と競技への介入』に、卓球ロボット「フォルフェウス」の技術解説が掲載されました

2024年10月8日発刊の書籍『スポーツロボティクス入門 シミュレーション・解析と競技への介入』(オーム社)に、卓球ロボット「フォルフェウス(FORPHEUS)」の技術解説が掲載されました。
フォルフェウスは、オムロンのコア技術である“Sensing & Control +Think”を象徴するロボットです。機械によって、人の可能性や創造性を高め活躍できるように能力を引き出す「融和」の世界を体現しています。歴代のフォルフェウスの開発を牽引してきた開発者が、人との高速なラリーを実現するロボット制御技術や人の心理状態に応じたインタラクション技術などについて「第4章 対人競技ロボット」で解説しています。
<執筆者のコメント>
オムロン 技術・知財本部 浅井恭平(第3,4,5世代フォルフェウスを開発):
ロボット技術の初学者向けに、数式やアルゴリズムを交えながら、センシングから制御までを一貫して解説しています。卓球ロボット「フォルフェウス」のラリー動作原理をできるだけ分かりやすく説明するようにしました。フォルフェウスの開発は2013年に始まり、これまでに国内外で通算30回以上の展示会に出展してきましたが、その展示を支える基盤技術が本書に詰まっています。
オムロン 技術・知財本部 水山遼(第7,8世代フォルフェウスを開発):
真にロボットが人に寄り添い融和するには、人とロボットが呼応しあってその振る舞いを変えるインタラクションが重要です。本書では、人の振る舞いの源泉にある心の動きも考慮したインタラクション技術について紹介します。人の感情や人同士の共感といった捉えどころのない心的事象を測り、機械から人に働きかける面白い試みです。ロボティクスと認知科学の学際的領域ですが、専門知識をお持ちでない方にも読みやすい書き方に努めました。

■書籍の詳細はこちら:
スポーツロボティクス入門 シミュレーション・解析と競技への介入 | Ohmsha
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フォルフェウス (FORPHEUS) | 知財情報 | テクノロジー | オムロン (omron.com)