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12年度冬季の節電取り組みのご紹介製造工程の“アイドリングストップ制御”を今冬より稼動開始

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  • 2013年5月13日

オムロン株式会社は、今冬も、国内全グループで独自の節電対策に取り組み、事業活動や生産活動に支障をきたすことなく、自主目標値を大幅に上回るピーク電力削減(2010年度ピーク電力比)を達成しました。詳細実績は次の通りです。

エリア 社会的要請 自主目標 削減実績
全国 特になし 10%以上 18%以上
関西電力管内 6%削減
(関西広域連合要請)
10%以上 18%以上

対策実施期間:12年12月3日~13年3月29日

当社では、11年度より、施設や生産設備の運用改善によって、品質や生産性を維持・向上しながら、製造現場におけるエネルギー効率の最大化を追求する、当社独自の省エネ・省資源化活動「Ecoものづくり」に取り組んでいます。
多くのエネルギーが消費される製造現場においては、生産に必要なエネルギーを、必要な時に必要な量だけ効率良く供給することが省エネ・省資源化のポイントとなります。そこで当社では、自社製の電力量モニタや、パーティクルセンサ、温湿度センサなどによって削減が可能なポイントを“診える化”した上で、改善活動に取り組み、国内の全生産拠点で多くの省エネ・省資源化事例を生み出しています。2012年度の省エネ大賞(一般財団法人省エネルギーセンター主催)で経済産業大臣賞を受賞した、綾部工場の「“環境あんどん”による工場の診える化と最適化Eco活動」も、こうした「Ecoものづくり」の一例です。

前後工程装置の電力推移をマッピングしてラインの待機状態を判定、不要な電力をカットする。

今冬においても、新たな「Ecoものづくり」として、草津工場(滋賀県草津市)で、生産設備の待機(アイドリング)状態を、製造工程における電力使用量の推移から判別し、不要な電力や、圧縮エアー、窒素ガス等の使用を自動的に抑制する、「製造工程のアイドリングストップ制御」を世界に先駆けて実現しました。

草津工場生産設備

この仕組みにより、プリント基板に部品をはんだ付けする工程では、生産設備(リフロー炉)が非稼動中に消費する無駄な電力(待機電力)を25%削減しました。また、別の工程では、同様の仕組みにより排気用のファンを自動的に停止させることで電力の使用量を20%削減、さらには、窒素ガスの使用量を27%以上削減することに成功しました。

このような「Ecoものづくり」を中心とする節電対策に取り組んだ結果、12年度冬季においても、10年度に比べ必要以上に自家発電設備を稼動させたり、社員に過度な負担(がまん)を強いたりすることなく、18%以上のピーク電力を削減しました。

当社では、今後も「ECOものづくり」事例をグループ全社で蓄積し続けるとともに、活動を通じて培った省エネ・省資源や環境負荷低減のノウハウを製品やサービスに組み込み、広くお客様に提供していくことで、社会課題の解決に貢献していきます。

詳細お問い合わせ先
オムロン株式会社
コーポレートコミュニケーション部 担当:横田
TEL: 075-344-7175

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