オムロン株式会社(本社: 京都市下京区、代表取締役社長 CEO: 辻永順太)の社員・武田紗織が10月4日、日本規格協会が主催する「令和6年度日本規格協会標準化貢献賞各賞」において「標準化奨励賞」を受賞しましたので、お知らせします。
「受賞したオムロン 武田紗織(左)、日本規格協会グループ 代表 一般財団法人日本規格協会 理事長(右)」
日本規格協会標準化貢献賞各賞は、JIS及び国際規格の開発、標準化に関する図書の執筆、講習会、セミナー等、日本規格協会グループの行う標準化関連活動に対する貢献度が極めて大きく、顕著な功績を挙げた個人(標準化貢献賞)・法人(標準化貢献特別賞)及び今後の活躍・貢献が期待できる個人(標準化奨励賞)を表彰するために、2003年度に設けられた制度です。武田は、ISO/TC199*¹(機械類の安全性)/WG7*²(インターロック装置)のエキスパートとして、2019年から機械安全分野における国際標準化に尽力しています。機械安全分野における国内標準化活動では、中核的な役割を担っており、JISの開発に加え、国際規格の改訂概要を講演で説明するなど、機械安全及びそれに関連するJISの普及にも力を入れています。これらの活動は、国内事業者の労働災害防止に貢献するものであり、今後も同分野で益々の活躍が期待されることが評価され、受賞に至りました。
<受賞者コメント>
「この度は名誉な賞をいただき、関係者の皆様に心より感謝申し上げます。安全な製造現場の実現に欠かせない規格類の開発・普及に携われていることを、大変光栄に思います。今後も標準化活動を通じて、社会の安全化に広く貢献していきたいと思います。」
オムロンは、製造現場における生産性や品質の向上に貢献するソリューションに加え、セーフティー機器や安全設備のアセスメントをお客様に提案・提供することで、安心・安全な製造現場の実現に貢献してきました。今後も、事業をつうじて製造現場で働く人々の安全なモノづくりの実現に貢献し、よりよい社会づくりに貢献してまいります。
*¹ISO/TC199は、ISO(国際標準化機構)の国際標準の作成作業を行うTC(専門委員会)の一つで、機械類の安全性に関する規格を作成するTCである。機械類の設計における基本概念や一般原則、リスクアセスメントやリスク低減の原則などを含む基本安全規格およびグループ安全規格を、ISO/IECガイド51(安全側面―規格への導入指針)の枠組みに基づき作成している。
*²ISO/TC199/WG7は、TC199の中でもインターロック装置(一般にガード開放中の機械の危険動作の防止のために用いられる制御機器)に関する規格開発の作業を行うWG(作業グループ)である。
<日本規格協会グループ(JSA GROUP)について>
日本規格協会グループは、70有余年にわたり「標準化および管理技術に関して、その開発、普及および啓発などを図り、もって社会経済の健全な発展と国民生活の向上に寄与する」という目的を達成するため、各種事業を推進してきました。
詳細はこちら:https://www.jsa.or.jp/
<オムロン株式会社について>
オムロン株式会社は、独自の「センシング&コントロール+Think」技術を中核としたオートメーションのリーディングカンパニーとして、制御機器、ヘルスケア、社会システム、電子部品、そしてこれらの事業をつうじて取得した多種多様なデータを活用したデータソリューション事業を展開しています。1933年に創業したオムロンは、現在では全世界で約28,000名の社員を擁し、130ヶ国以上で商品・サービスを提供し、よりよい社会づくりに貢献しています。詳細については、https://www.omron.com/jp/ja/ をご参照ください。