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公益財団法人 立石科学技術振興財団
2018年度助成金贈呈対象決定と贈呈式のお知らせ

  • 2018年5月14日
  • 公益財団法人 立石科学技術振興財団

公益財団法人 立石科学技術振興財団(理事長:立石義雄・オムロン株式会社名誉会長、所在地:京都市下京区)は、2018年度(第29回)の助成対象を決定しました。助成金贈呈式(第29回)は5月21日(月)13時30分からグランドプリンスホテル京都にて、既発表(2018年3月8日リリース)の第5回立石賞(※)表彰式・記念講演とともに行います。
研究に対する助成として53テーマ、前期国際交流(後期は9月下旬決定)に対する助成として5テーマを選定・決定いたしました。助成対象(助成者と助成課題)については、次ページ以降をご参照下さい。なお、2018年度研究助成(S)と一部助成課題の概要を抄録として抜粋しています。

今回および累積の助成金額
  研究助成
件数・額
国際交流助成
件数・額
合計
件数・額
今回(第29回) 53件
1億8,435万円
(前期のみ)   5件
(前期のみ)228万円
58件
1億8,663万円
累積(第1回~第28回)
(立石賞10件を除く)
687件
17億3,728万円
442件
1億9,785
1,129件
19億3,513万円

今回助成される皆様には是非とも研究課題を達成していただき、最先端の科学技術でグローバル社会に貢献していただくこと、そしてさらにはこれらの中から、将来の立石賞受賞者が輩出されることを期待します。

助成金贈呈式と立石賞表彰式および受賞者による記念講演について

次の通り一般公開します。参加希望の方は当財団ホームページからお申込いただけます。

日時    : 5月21日(月)午後1時30分~5時
場所    : グランドプリンスホテル京都(京都市左京区宝ヶ池)
聴講申込方法: 立石科学技術振興財団ウェブサイト(http://www.tateisi-f.org/)参照

立石科学技術振興財団について

当財団は、技術革新と人間重視の両面から真に最適な社会環境の実現に寄与することを目的に、エレクトロニクスおよび情報工学の分野で、人間と機械の調和を促進する研究および国際交流に対する助成活動を行っています。故立石一真(オムロン株式会社創業者)および故立石孝雄(オムロン株式会社元代表取締役会長)がそれぞれ保有するオムロン株式会社の株式を拠出し、さらにオムロン株式会社が寄付金を出捐して設立されました。基本財産はオムロン株式会社の株式2,625,000株です。

(※)立石賞とは、当財団20周年を記念して創設した顕彰事業で、賞の授与は隔年実施、今回が第5回目となります。

2018年度 研究助成 受領者及び課題一覧(研究期間 2018年4月~)

【研究助成(S)】 最大3,000万円(間接経費を含む)/3年間の助成
No 代表者氏名 所属・職名 研究課題
1 小池 康晴 東京工業大学 
教授
使い心地を認識し人と一体化するロボット制御技術の開発
2 小林 博樹 東京大学
空間情報科学研究センター 
准教授
野生動物装着センサを利用したIoT情報機構

申請件数:14件,採択件数:2件 助成金額59,588千円

【研究助成(A)】 最大250万円(直接経費)の助成
No 氏名 所属・職名 研究課題
1 安孫子 聡子 芝浦工業大学
工学部電気工学科 
准教授
生体軟組織の2方向切断力を計測可能なスマート術具の開発
2 伊藤 伸一 徳島大学大学院
社会産業理工学研究部 
助教
深層学習と集約画像生成法を用いた手指動作手話認識のための基礎研究
3 井上 恒 香川大学
創造工学部創造工学科 
講師
動作予測に基づく大腿義足膝継手制御手法の開発
4 岩村 雅一 大阪府立大学大学院
工学研究科知能情報工学分野 
准教授
視覚障害者支援のための可視情報伝達技術の構築
5 太田 禎生 東京大学
先端科学技術研究センター
准教授
シークエンシングと機械学習が駆動する細胞フェノタイピング技術
6 大谷 拓也 早稲田大学
創造理工学部 
助教
人の角運動量補償動作を元とした人型ロボットの安定走行手法の開発
7 大寺 康夫 富山県立大学
工学部電子・情報工学科
教授
ヒトの視覚を拡げるリアルタイム・マルチスペクトルイメージング技術の研究
8 大西 克彦 大阪電気通信大学
総合情報学部情報学科 
准教授
医師の認識能力の促進を目指したAR内視鏡下手術支援ナビゲーションシステムの開発
9 小名木 明宏 北海道大学大学院
法学研究科 
教授
人体と機械の融合に伴う法律問題についての研究
10 梶本 裕之 電気通信大学大学院
情報理工学研究科 
准教授
偏加速度振動を用いた疑似力覚提示の機序解明および最適化
11 菊池 武士 大分大学
理工学部 
准教授
身体負担の少ないパワーアシストスーツのためのバイオミメティック膝関節
12 衣川 昌宏 仙台高等専門学校
総合工学科 
助教
安全なAI/IoT基盤実現を目指したハードウェアセキュリティ技術の開拓
13 倉科 佑太 慶應義塾大学
理工学部 
助教
超音波振動を用いたマイクロ流路デバイスにおける細胞接着力の非接触測定
14 國領 大介 神戸大学大学院
システム情報学研究科 
助教
圧縮センシングを用いた呼吸性移動のある臓器位置・形状高速推定法の開発
15 塩見 昌裕 国際電気通信基礎技術研究所
知能ロボティクス研究所 
室長
子どもたちの興味を引き付けて読み聞かせを行う保育支援ロボット
16 田辺 弘子 青山学院大学
理工学部
助教
人間の心を動かすバイオロジカルモーション生成モデルの構築
17 陳 暁帥 弘前大学大学院
理工学研究科 
助教
脳神経外科手術シミュレータにおける脳血管の損傷・破壊モデルの提案
18 角井 泰之 防衛医科大学校
研究センター生体情報・治療システム研究部門 
助教
光学的相互作用を活用した悪性腫瘍の診断・治療法に関する研究
19 中林 正隆 宇都宮大学大学院
工学研究科 
助教
関節の安全性及び指尖部感覚器を考慮した良好な指運動支援システム
20 南部 功夫 長岡技術科学大学
技学研究院 
准教授
ブレイン・ボディ・マシン・インターフェースによる身体拡張に向けた運動意図の抽出
21 土方 亘 東京工業大学
工学院機械系 
准教授
筋収縮を介して体内グルコースを電気エネルギーへ変換する体内発電システム
22 平野 雅人 上智大学
理工学部
客員研究員
新規脳機能計測システムに基づく感覚運動情報統合の脳内機構解明
23 平松 光太郎 東京大学大学院
理学系研究科スペクトル化学研究センター 
助教
2光子コヒーレンストモグラフィー法の開発
24 廣谷 潤 名古屋大学
工学研究科電子工学専攻 
助教
透明で伸縮可能なウエアラブル熱測定デバイスの創製
25 藤木 聡一朗 東京大学大学院
総合文化研究科 
助教
脳梗塞後の筋張力制御に対する効果的なリハビリテーション支援システムの開発
26 槇田 諭 佐世保工業高等専門学校
電子制御工学科 
講師
手指のしなりを活用する球技に適合したスポーツ用装具・補助具の基本設計
27 松村 礼央 株式会社 karakuri products  
代表取締役
異なるメディアで動作するエージェントにおける個の保持に関する基本条件の同定
28 三浦 智 早稲田大学
創造理工学部総合機械工学科 
助教
脳活動の試行差と個人差に対応した手術支援ロボットの最適化設計
29 水野(松本) 由子 兵庫県立大学大学院
応用情報科学研究科 
教授
脳波と自律神経機能の4次元的相互作用解析によるストレスの定量的診断システムの開発
30 向 直人 椙山女学園大学
文化情報学部 
准教授
視線と脳波を利用した身体障がい者のコミュニケーション支援システムの開発
31 門内 靖明 慶應義塾大学
理工学部物理情報工学科 
専任講師
導波型テラヘルツ移相器の実現と2自由度ビーム走査への応用
32 谷川原 綾子 北海道科学大学
保健医療学部診療放射線学科 
講師
モーションキャプチャーとタスクオントロジーを融合した医療身体動作モデルの構築
33 安田 和弘 早稲田大学
理工学術院総合研究所 
講師
没入型VRによる半側空間無視に対するリハビリテーション支援機器の開発
34 谷田部 緑 東京女子医科大学
高血圧・内分泌内科 
講師
自動血圧測定ブース(ABP@every)の開発と市中設置による社会実験
35 山田 泰之 中央大学 
理工学部精密機械工学科 
助教
日常生活でのパワーアシストのための皮革を利用した空気圧人工皮膚筋肉の開発

申請件数:163件,採択件数:35件 助成金額 91,142千円

【研究助成(B)】 最大500万円(直接経費)の助成
No 氏名 所属・職名 研究課題
1 陰山 聡 神戸大学大学院
システム情報学研究科 
教授
視点移動可能な全方位動画手法の開発
2 田畑 仁 東京大学大学院
工学系研究科 
教授
ヘルスコンディション常時計測用ウェアラブル超高感度皮膚ガスセンサ開発
3 前田 祐佳 筑波大学
システム情報系知能機能工学域 
助教
非装着生体計測による睡眠時血圧変動モニタリングシステムの開発
4 山家 智之 東北大学
加齢医学研究所心臓病電子医学分野 
教授
エレクトロニクスが人間の顔色を読んで自律神経を読み心を読んで機械と調和させる

申請件数:15件,採択件数:4件 助成金額22,814千円

【研究助成(C)】 博士課程(後期)の学生に50万円(直接経費)/年の助成、最大3年間
No 氏名 所属・職名 研究課題
1 李 晟豪 東北大学大学院
工学研究科 
博士課程後期
低誘電率ポリマーTSVと基板分離による超低ノイズ三次元集積回路とそのバイオ応用
2 石原 由貴 名古屋市立大学大学院
芸術工学研究科 
博士後期課程
可動式ミラー錯覚装置を用いた身体移動感覚の変調要因の同定
3 奥谷 智裕 東京大学大学院
工学系研究科 
博士課程
ウェアラブル医療デバイスのための皮膚貼り付け可能な高感度温度センサの開発
4 櫛田 佳那 大阪大学
工学研究科 
博士後期課程
凹凸ディスプレイを用いた映像の実体化によるソーシャルテレプレゼンスの強化
5 佐藤 隆哉 早稲田大学大学院
創造理工学研究科 
博士後期課程
重機の遠隔操作者の認知負荷軽減を目指した視覚インタフェース技術の構築
6 田谷 昭仁 京都大学大学院
情報学研究科 
博士後期課程
自己拡大するVehicular Cloud Computing基盤
7 趙 崇貴 奈良先端科学技術大学院大学
情報科学研究科 
博士後期課程
距離センサアレイを用いた前腕形状計測に基づく手の動作推定
8 仲山 千佳夫 京都大学大学院
情報学研究科 
博士課程
心拍変動と機械学習に基づいたレビー小体型認知症早期スクリーニングAI
9 原田 拓弥 関西大学大学院
総合情報学研究科 
博士課程後期課程
リアルスケール社会シミュレーションのための仮想の個票への位置情報付加手法の精緻化
10 引間 和浩 東京工業大学
物質理工学院応用化学系 
博士課程
固体電解質支持型全固体薄膜電池の創成と電子構造変化のその場観察技術開発
11 向井 香瑛 東京大学大学院
総合文化研究科 
博士課程
対人間運動協調における「相性」を決定する運動学的変数の解明
12 山田 駿介 東京大学
工学系研究科 
博士課程
イオンゲルと半導体を用いた高感度タクタイルセンサの作製と評価

申請件数:22件,採択件数:12件 助成金額:10,807千円

2018年度前期 国際交流助成 受領者及び助成内容一覧(2018年4月から助成)

【国際会議発表】      最大40万円(直接経費)の助成
No 氏名 所属・職名 国際会議 開催地
1 岸田 昌子 国立情報学研究所 情報学プリンシプル研究系 准教授 European Control Conference/European Control Association リマソール
キプロス
2 土井 俊央 岡山大学大学院 自然科学研究科 助教 9th International Conference on Applied Human Factors and Ergonomics (AHFE2018)/G. Salvendy (Conference Series Founder), W. Karwowski (General C) オーランド, フロリダ
USA
3 橋爪 絢子 首都大学東京 助教 9th International Conference on Applied Human Factors and Ergonomics(AHFE 2018)/Applied Human Factors and Ergonomics Conference(AHFE) オーランド, フロリダ
USA
【短期在外研究】      最大70万円(直接経費)の助成
No 氏名 所属・職名 課題/研究機関 実施地
1 小室 幸士 和歌山大学大学院 博士後期課程 強度輸送方程式を用いた定量位相イメージングに関する研究/George Barbastathis・Professor of Mechanical Engineering, Massachusetts Institute of  Cambridge/USA
2 福谷 充輝 立命館大学総合科学技術研究機構 プロジェクト研究員 サルコメアレベルでの力学測定による、伸張性収縮時の力発揮機構の解明/Walter Herzog・The University of Calgary, Director of the Human Performance Lab カルガリー/カナダ

採択5件、国際交流助成金額合計2,283千円(間接経費含む)

おもな研究助成の抄録

研究助成(S)

代表者氏名 小池 康晴
所属・役職 東京工業大学 教授
分野 生活・健康
研究課題名 使い心地を認識し人と一体化するロボット制御技術の開発
研究概要  本研究は、義手など、身体の機能を補綴するだけでなく、第6の指、第3の手など人間の身体を拡張した場合でも、それらの機械を身体の一部のように操作できるようになる。この技術が実現すると、人間と機械が一体となることで、機械を意識せず、身体の一部として認識し、操作できるようになる。人間の能力を拡張することが可能となる。身体の一部のように認識しているのは脳であり、また、機械を操作しているのも脳である。脳の運動制御機構を拡張することで、このような技術を実現できると考えられるため、脳で考えただけで機械が動くことも可能となる。
代表者氏名 小林 博樹
所属・役職 東京大学 空間情報科学研究センター 准教授
分野 生活・健康、生産、環境
研究課題名 野生動物装着センサを利用したIoT情報機構
研究概要  本研究は「帰還困難区域内の被曝した動物自身が線量計を持ち歩き、単独行動時に取得した記録を、集団行動時に省電力で共有し、シンクノードまで誘き出して非接触通信して回収する機構」の実現を目的とする。被曝した自然環境の調査・管理は学術・社会的に非常に重要である。しかし未除染である帰還困難区域内は地震により電源・情報・道路インフラが崩壊したままであり、固定センサの設置や運用を行うことができない。そこで本研究では今現在も実際に生息する野生動物自身の行動・習性を利用したセンシング機構により、情報空間と生態系が分かちがたく一体化し、全体として高度な情報処理を実現するシステムを研究している。

その他の研究助成

岩村 雅一(大阪府立大学大学院 工学研究科 知能情報工学分野 准教授)

研究課題:視覚障害者支援のための可視情報伝達技術の構築
本研究は、認識技術を用いた視覚障害者支援において、非常に重要でありながら、これまでほとんど考慮されてこなかった、認識結果をいかに視覚障害者に伝えるかという問題に焦点を当て、解決を試みる。物体認識技術の著しい発展により、人と同程度の認識性能が実現できるようになった。そのため、これらの技術を視覚障害者の「目」として使う試みが増えている。しかし、視覚障害者が情報を受け取ることができるのは触覚と聴覚のみであり、むやみに周囲の情報を伝えることは却って混乱を招く。そこで本研究では、触覚や聴覚を通じて視覚障害者に視覚情報(認識結果)を伝える前に、情報を取捨選択する方法を考案し、その実現並びに評価を行う。

水野(松本) 由子(兵庫県立大学大学院 応用情報科学研究科 教授)

研究課題:脳波と自律神経機能の4次元的相互作用解析によるストレスの定量的診断システムの開発
本研究では、人間のストレスを、機械で簡単に測定・解析できるストレス診断システムを開発し、簡便にかつ早期にストレスを発見することを、目的とする。それにより、人間をストレスから解放し、ストレスに起因する心身の疾患や自殺を予防・防止することに寄与する。厚生労働省の調査では、仕事や職業生活でストレスを感じると回答した労働者は59.5%を占めている。ストレスが生じると、視床下部が反応し自律神経の乱れを引き起こす。その結果、循環器疾患等の身体症状や、うつ病等の精神疾患を生じる。よって、ストレスの定量的評価をシステム化することにより、職場や家庭などにおいて、疾病予測を行うことが可能となり、社会的意義が高い。

陰山 聡(神戸大学大学院 システム情報学研究科 教授)

研究課題:視点移動可能な全方位動画手法の開発
現在、インターネットに流れるトラフィックの約7割が動画である。エレクトロニクス技術の様々な応用の中で動画は人間にとって最も身近なものといえるであろう。動画技術自体の進歩も著しい。特に最近では、あらゆる方向の映像を一つのファイルに納めた「全方位動画」が注目を集めている。全方位動画では(通常の動画と異なり)見る人がリアルタイムで視界の方向を変更することができる。対話性が全方位動画の特徴と言える。全方位動画の持つ対話性をさらに高め、方向だけでなく視点の位置もまた再生時に自由に変更することが可能な新しい全方位動画手法を提案することで、人間の生活をより楽しく、創造的にするのに役立てることが本研究の最終的な目標である。

櫛田 佳那(大阪大学 工学研究科 博士後期課程)

研究課題:凹凸ディスプレイを用いた映像の実体化によるソーシャルテレプレゼンスの強化
遠隔地間で会話する方法としてビデオ会議システムが普及しているが、その多くは平面の表示画面を前提としたもので、会話相手の実体としての存在感は失われる。これは,ソーシャルテレプレゼンス(遠隔地にいる相手とあたかも対面している感覚)を損なう原因の一つになる。本研究では,映像の表示面を物理的に変形させる凹凸ディスプレイを用いて、映像内の物体を突出させ,擬似的に実体化するシステムを構築した。このシステムによって遠隔映像内の物体を実体化することで、ソーシャルテレプレゼンスにどのような影響を与えるか、実験を行い調査する。

田谷 昭仁(京都大学大学院 情報学研究科 博士後期課程)

研究課題:自己拡大するVehicular Cloud Computing基盤
自動車同士が相互に接続されたコネクテッドカーを利用して、分散コンピューティングを行うVCC(Vehicular Cloud Computing)が提唱されている。VCCは動画像など膨大なセンサデータをリアルタイムに収集、および解析し、高度な自動走行を実現するほか、運転から解放された搭乗者に情報処理サービスを提供するための計算基盤として利用される。安定した大規模なVCCを提供することで、センサデータ処理やインターネット経由での情報取得が可能になり、自動走行のみならず、搭乗者に地域ごとの情報を提供するなど新たな人と車との関係構築が可能になる。本研究は多機能デバイスである自動車が移動手段だけでなく、新たな価値を搭乗者に提供する可能性を開拓するものである。

公益財団法人 立石科学技術振興財団の概要

名称 公益財団法人 立石科学技術振興財団
所在地 京都市下京区塩小路堀川東入南不動堂町801番地
設立年月日 平成2年(1990年)3月6日
目的 エレクトロニクス及び情報工学の分野で、人間と機械の調和を促進する研究に関する活動を支援し、もって技術革新と人間重視の両面から真に最適な社会環境の実現に寄与することを目的とする。
事業内容 エレクトロニクスおよび情報工学の分野で、人間と機械の調和を促進するための研究に関する活動を支援する。
(1)研究への助成
・研究助成(A)   250万円以下/件、30件程度/年
・研究助成(B)   500万円以下/件、2件程度/年
・研究助成(C)   50万円以下/件・年(博士課程後期在学中、最長3年)
           10件程度/年
・研究助成(S)   3,000万円/3年、2017年度は3件程度(非定期実施)
(2)国際交流への助成
・国際会議発表    40万円以下/件
・短期在外研究    70万円以下/件
           ※上記合わせて20件程度/年
・国際会議開催    100万円以下/件、15件程度/年
(3)研究成果に対する顕彰
・立石賞 功績賞  2件程度/隔年、副賞500万円/件
・立石賞 特別賞  2件程度/隔年、副賞500万円/件
(4)研究成果の普及
・成果集の発行 1回/年
(5)その他、本財団の目的を達成するために必要な事業
事業年度 毎年4月1日から翌年3月31日まで
事業実績 設立以来2017年度までに累計1,139件、総額19億8,513万円の助成(立石賞10件含む)
評議員 8名
役員 理事長  立石 義雄(オムロン株式会社 名誉会長)
常務理事 菅原 洋二
他 理事7名 監事2名
基本財産 オムロン(株)株式2,625,000株
特定財産 現金11億円
詳細お問合せ先
公益財団法人 立石科学技術振興財団 
事務局長 麻 潤三
〒600-8234 京都市下京区塩小路堀川東入南不動堂町801番地
TEL:075-365-4771 
http://www.tateisi-f.org/

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