オムロン、「サステナビリティ目標」を設定企業理念実践に基づく「社会的課題の解決」を加速
- 2017年8月4日
- オムロン株式会社
オムロン株式会社(本社: 京都市下京区、代表取締役社長CEO: 山田義仁)は、企業理念(※1)のもと、事業を通じた社会的課題を解決し続ける企業である為に、2017年4月より始まった新中期経営計画「VG2.0」において、サステナビリティの取り組みを具体化する、「サステナビリティ課題と目標(非財務目標)」を設定し、それらを掲載した「統合レポート2017」を本日発行致しました。
オムロンは、企業理念をよりどころとし、数々の世界的なイノベーションと製品を生み出し、「事業を通じた社会的課題の解決」による持続可能な社会の実現に貢献してきました。今後、サステナビリティへの取り組みを新中期経営計画「VG2.0」に組み込み、サステナビリティ課題と目標を設定することで、さらなる持続可能な社会の実現に向けた事業活動と企業理念の実践をさらに加速していきます。
「VG2.0」は、今後4年間の中期経営計画であると同時に、その後の成長も見据えた成長戦略です。「VG2.0」では、新たなソーシャルニーズが顕在化する領域としてFA, ヘルスケア、モビリティ、エネルギーマネジメントを注力ドメインとして設定しました。今回発表したサステナビリティ目標は、この「VG2.0」における事業戦略としての「ソーシャルニーズへの対応」と、その遂行を支える運営機能戦略に関連する「人財マネジメント」、「ものづくり」、「リスクマネジメント」の4分野から構成されています。安全運転支援システム・技術の創出、電子体温計と電子血圧計などのさらなる普及、そしてそれによる水銀削減など、それぞれの分野における注力課題を特定し2020年度における数値を含む目標を定めています。このたび設定した目標は、国連が2030年をゴールとして定めた世界的な取り組みである「持続可能な開発目標 SDGs (Sustainable Development Goals)」達成への貢献にもつながっています。
サステナビリティ取り組み全体像

なお、オムロンは、世界各国のESG評価機関よりサステナビリティに関する活動が高く評価されており、国内外のESGインデックスの構成銘柄に選定されています。国内では、今年7月に年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)がESG投資(※2)の為に設定した3つの株価指標の全てに選定され、モーニングスター社会的責任投資株価指数に2003年の公表開始以降、連続して選定されています。加えて海外では、Dow Jones Sustainability Indicesのアジアパシフィック版に7年連続、MSCI Global Sustainability Indexesに3年連続、さらに2016年度よりFTSE4Good Index Series、 STOXX Global ESG Leaders Index に選定されています。
オムロンでは、サステナビリティ課題と目標設定について「統合レポート2017」に掲載するとともに、ホームページにサステナビリティへの取り組みを分かりやすく紹介する項目を新たに追加しました。今後、本件に関する内容については、順次公開することでステークホルダーの皆様と対話を進め、企業価値の向上と持続可能な社会の実現に貢献してまいります。
- ※1)オムロンの企業理念について
- ※2)ESG投資について
- ESGは環境(Environment)、社会(Social)、ガバナンス(Governance)の英語の頭文字を合わせた言葉です。投資するために企業の価値を測る材料として、これまではキャッシュフローや利益率などの定量的な財務情報が主に使われてきました。それに加え、非財務情報であるESG要素を考慮する投資を「ESG投資」といいます。(引用元:GPIF公式HPより http://www.gpif.go.jp/operation/esg.html)
オムロン株式会社について
オムロン株式会社は、独自の「センシング&コントロール+Think」技術を中核としたオートメーションのリーディングカンパニーとして、制御機器、電子部品、車載電装部品、社会インフラ、ヘルスケア、環境など多岐に渡る事業を展開しています。1933年に創業したオムロンは、いまでは全世界で約36,000名の社員を擁し、117か国で商品・サービスを提供しています。
詳細については、 https://www.omron.com/jp/ja/ をご参照ください。
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