公益財団法人 立石科学技術振興財団 大型助成「研究助成(S)」新設と2015年度公募のお知らせ
- 2015年2月12日
- 公益財団法人 立石科学技術振興財団
公益財団法人 立石科学技術振興財団(所在地:京都市下京区、理事長:立石義雄・オムロン株式会社名誉会長)は、従来の研究助成に加えて、3年間で3,000万円を上限とする大型の研究助成(S)を新設し、2015年度の公募を4月1日から開始します。これは国内の民間助成財団としては、トップクラスの助成額です。
当財団は設立以来四半世紀にわたって、エレクトロニクス及び情報工学の分野で「人間と機械の調和」を促進する研究活動に、1年の研究期間で250万円(一部2年で500万円)を上限として、主に若手研究者による萌芽的な研究に対して助成してきました。「人間と機械の調和」は、科学技術の発展とともに、「機械による代替」に始まり「人間と機械の協働」を経て、今後は「人間と機械の融和」という段階に向かっていくと考えています。研究助成(S)は、「人間と機械の融和」の実現を目指す意欲的な研究プロジェクトに対して助成します。
本助成は設立25周年を記念して新設したもので、今後も継続していく予定です。
研究助成(S)の概要
対象 | : | (1)「人間と機械の融和」のあるべき姿を想定または提示し、統合技術およびプロトタイプの開発と機能検証、さらに可能ならば実証実験を目標とする研究プロジェクトに対して研究費を助成します。 (2)人材や知見を広く内外に求めて多様性に富む連携体制をとるプロジェクトを優先します。 (3)2015年度は生産、ヘルスケア、交通の分野における「人間と機械の融和」の実現を目指すプロジェクトを対象(*)とします。(*)対象分野は毎回見直します |
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金額 | : | プロジェクトあたり、助成期間を通して総額3,000万円が上限 |
期間 | : | 2015年10月1日から原則3年間とし、2018年9月30日までに終了すること |
件数 | : | 3プロジェクト程度 |
募集期間 | : | 2015年4月1日~5月31日 |
立石科学技術振興財団について
当財団は、技術革新と人間重視の両面から真に最適な社会環境の実現に寄与することを目的に、エレクトロニクスおよび情報工学の分野で、人間と機械の調和を促進する研究および国際交流に対する助成活動を行っています。故立石一真(オムロン株式会社創業者)および故立石孝雄(オムロン株式会社元代表取締役会長)がそれぞれ保有するオムロン(株)の株式を拠出し、さらにオムロン(株)が寄付金を出捐して設立されました。基本財産はオムロン株式会社の株式2,625,000株です。
オートメーションにおける「人間と機械の調和」の変遷
「人間と機械の調和」とは、オートメーションが進化する中での人間と機械の関係性の理想像であり、人間と機械が良好な関係を保ちながら互いに成長することにより、技術革新の恩恵を人間が物質的のみならず精神的にも享受することを意味します。これには、「機械に出来ることは機械に任せ、人間はより創造的な分野での活動を楽しむべきである」という当財団の設立者・立石一真の哲学が根底に流れています。
研究助成(S)の位置付け
公益財団法人 立石科学技術振興財団の概要
名称 | : | 公益財団法人 立石科学技術振興財団 |
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所在地 | : | 京都市下京区塩小路堀川東入南不動堂町801番地 |
設立年月日 | : | 平成2年(1990年)3月6日 |
目的 | : | エレクトロニクス及び情報工学の分野で、人間と機械の調和を促進する研究に関する活動を支援し、もって技術革新と人間重視の両面から真に最適な社会環境の実現に寄与することを目的とする。 |
事業内容 | : | エレクトロニクスおよび情報工学の分野で、人間と機械の調和を促進するための研究に関する活動を支援する。
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事業年度 | : | 毎年4月1日から翌年3月31日まで |
事業実績 | : | 設立以来2014年度までに累計897件、総額14億5260万円の助成(立石賞7件含む) |
評議員 | : | 7名 |
役員 | : | 理事長 立石 義雄(オムロン株式会社 名誉会長) 常務理事 田中 敏文 他 理事6名 監事2名 |
基本財産 | : | オムロン(株)株式2,625,000株 |
特定財産 | : | 現金11億円 |
- 詳細お問合せ先
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公益財団法人 立石科学技術振興財団
事務局長 麻 潤三
〒600-8234 京都市下京区塩小路堀川東入南不動堂町801番地
TEL:075-365-4771
http://www.tateisi-f.org/