オムロン株式会社 2014年度~2016年度 中期経営計画を発表 ~"自走的"な成長構造の確立~
- 2014年5月30日
- オムロン株式会社
オムロン株式会社(代表取締役社長:山田義仁)は、2014年5月29日、2014年度から2016年度までの3ヶ年の中期経営計画を発表しました。
オムロン株式会社は、「質量兼備の地球価値創造企業」と「売上高1兆円以上、営業利益率15%」をゴールに、長期経営戦略「VG2020(Value Generation 2020)」を2011年に策定、2011年度~2013年度を「グローブステージ」、2014年度~2020年度を「アースステージ」としました。「グローブステージ」では、10年間戦うことのできる収益構造の確立と新興国市場を中心としたグローバル成長の実現に向けた取り組みをスタートさせました。その成長の為の基本戦略は、①IA(インダストリアル オートメーション)事業の最強化、②新興国市場での成長、③最適化新規事業の創出、それを支える機能戦略は「収益構造改革」と「グローバルの人財の強化」です。「グローブステージ」では、着実に計画を実行した結果、2013年度売上高7,730億円、営業利益681億円、営業利益率8.8%、を達成、6年ぶりの過去最高業績を収めることができました。
「アースステージ」の最初の3年(2014年度~2016年度)を「アース-1ステージ」と位置づけ、引き続き上記3つの基本戦略と2つの機能戦略は変えず更に強化することで、「“自走的”な成長構造の確立」に向けた活動を一層強力に展開します。
「アース-1ステージ」における基本方針
- 「IA事業の最強化」の基本戦略は、グローバル業界戦略です。世界40カ国150拠点以上の充実したグローバルネットワークを活用し、成長する業界「モバイル」、「自動車」、「食品日用品」、「社会インフラ」とグローバルな成長市場にフォーカスしてオートメーションによる価値の提供に取り組みます。
- 「新興国市場での成長」では、中国に加えアジア(ASEAN、インド)とでバランスのとれた成長へとシフトします。
- 「最適化新規事業の創出」では、事業を通じて社会的課題を解決するというオムロンの基本理念に沿って、当社が得意とする事業領域で社会ニーズを創出する新規事業にチャレンジします。
- オムロンでは、「アース-1ステージ」でも成長を加速するために積極的な投資を行います。3年間の投資総額は戦略投資やM&Aを含む成長投資に1,000億円程度、設備投資に1,000億円程度、長期的な視点で新しい技術の企画・開発をサポートする研究開発費1,500億円程度を予定します。
「アース-1ステージ(2014年度~2016年度)」の目標
方針: | “自走的”な成長構造の確立 | |
目標(2016年度): | 売上高9,000億円以上 | (2013年度:7,730億円) |
営業利益率10%以上 | (2013年度:8.8%) | |
売上高総利益率(GP率)40%以上 | (2013年度:38.5%) | |
基本戦略: | ①IA事業の最強化 ②新興国市場での成長 ③最適化新規事業の創出 ④「収益構造改革」 ⑤「グローバルの人財の強化」 |
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重点活動: | ①IA事業の最強化 ②大アジア(中国+ASEAN)での成長 ③環境+次なる新規事業創出 |
オムロンは、社会の変化をチャンスに変えながら事業を通じて社会的課題を解決してゆくことで、今後も「成長」を目指します。新しい需要を創造し、社会から必要とされる企業であり続けることで、企業価値を向上させてまいります。
オムロン株式会社について
オムロン株式会社は、独自のセンシング&コントロール技術を中核としたオートメーションのリーディングカンパニーとして、制御機器、電子部品、車載電装部品、社会インフラ、ヘルスケア、環境など多岐に渡る事業を展開しています。1933年に創業したオムロンは、いまでは全世界で約36,000名の社員を擁し、110を超える国や地域で商品・サービスを提供しています。詳細については、https://www.omron.com/jp/ja/ をご参照ください。
- 本件に関する問い合わせ先
- オムロン株式会社
コーポレートコミュニケーション部 藤田
〒600-8530 京都市下京区塩小路通堀川東入
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