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オムロングループ「スマート省電力」による ピーク電力25%削減取り組みの実施について

  • 2012年6月28日
  • オムロン株式会社

オムロン株式会社(本社:京都市下京区、代表取締役社長:山田 義仁)は、今夏の省電力対策として、11年度に実施した省エネ施策「スマート省電力」を加速させ、電力需給の逼迫が危惧される、関西電力管内の5拠点で、10年度比25%のピーク電力削減に取り組みます。

スマート省電力とは、Ecoものづくり*1で使用電力を削減すること、省電力モニタリングシステム*2でエリアごとでのピーク電力を削減すること、全社員で節電を推進することの3つを柱に展開する、オムロン独自の省エネ施策です。
当社は昨夏、スマート省電力によって、10年度比22%のピーク電力削減を関西電力管内において実現しました。このうち6%は自家発電システムの稼動増強によるものですが、16%は、実際にEcoものづくりによって生産現場の使用電力を抑制した効果です。
今夏においては、11年度中に実施したスマート省電力の取り組みを継続すると共に、Ecoものづくりを更に進化させることで、10年度比25%を超える削減を目指します。

スマート省電力 取り組み概要

1)使用電力を削減する
  • 生産現場でのEcoものづくりによる本質的な使用電力抑制の実施
    (11年度16%削減を12年度は19%削減へ拡大)
  • 国内の自社拠点における自家発電システムのフル活用 (6%削減程度を継続)
2)省電力モニタリングシステムを活用する
  • 複数拠点が連携して電力会社ごとにトータルでピークカットを実施 (11年度の取り組みを継続)
3)全社員で節電を推進する (11年度の取り組みを継続)
  • スーパークールビズの導入など国内グループ社員全員による節電を実施 

当社は、今後も使用電力の抑制という社会的要請への対応に、企業として積極的に取り組むと共に、これまで培ってきたセンシング&コントロール技術をもとに、省エネ関連機器の開発・販売など環境分野での事業を展開することで、社会課題の解決に貢献していく所存です。

「Ecoものづくり」*1

Ecoものづくりは、施設・生産設備の運用改善によって、生産性や品質に影響を及ぼすことなく、省エネ・省資源化を追及する当社独自の「ものづくり」の総称です。
多くのエネルギーが消費される施設・生産設備においては、生産に必要な圧力・照明・空調などを、必要な時に必要な量だけ効率良く供給することが省エネのポイントです。11年度は、電力モニタや、パーティクルセンサ、温湿度センサなどによって省エネのポイントを“見える化”した上で、様々なEcoものづくりに取り組みました。この結果、国内の全生産拠点で多くの省エネ・省資源化事例が生まれています。

「Ecoものづくり」事例

「データロガー/温湿度ロガー/簡易電力ロガー」の詳細はこちら
http://www.fa.omron.co.jp/product/category/238.html

節電対策キャンペーン「夏の節電。どの機器がどれだけ使ってる?」
http://store.fa.omron.co.jp/campaign/2012/june-setsuden/

「省電力モニタリングシステム」*2

省電力モニタリングシステムは、当社環境事業のソリューションシステムの一つです。複数拠点の使用電力データを合算して管理する機能を追加したことで、従来1拠点単位で管理していた使用電力を複数拠点間で合算して管理することが可能となりました。これにより、エリア内の拠点がお互いのピーク需要を補完することで、効率的な省電力を実現します。

「省電力モニタリングシステム」概要

「省電力モニタリングシステム」画面イメージ

オムロンの環境関連・機器ソリューションについての詳細はこちら
https://www.omron.com/jp/ja/green-automation/

<Ecoものづくり事例>
「環境あんどん」と各種環境センサによる省エネ改善
(綾部工場 トータル10年度比 29%削減)

電力・温湿度・エアー流量・ほこりの数などの情報を生産実績と合わせリアルタイムに管理する一元監視システム(環境あんどん)を構築し、生産現場に設置。これまで調査・分析に時間が掛かり改善に至らなかった事象を各種の環境センサで「見える化」し、空調やヒーターなどの省エネ改善を実現しました。2012年度は、「環境あんどん」と環境センサを用いて、更なる省エネ改善を進めます。

「環境あんどん」と各種環境センサによる省エネ改善
<拡大画像>

詳細お問合せ先
オムロン株式会社
お客様相談室
TEL:0120-919-066

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