OMRON

Corporate | Japan
PRINT

世界No.1*販売実績のリフロー後基板外観検査装置に 革新的な画像処理技術*を新搭載した次世代シリーズを発売

  • 2012年1月18日
  • オムロン株式会社

*2011年FROST&SULLIVAN調べ
*特許出願中

リフロー後基板外観検査装置 形VT-S720

オムロン株式会社は、下記の新商品を2012年1月20日から発売します。

リフロー後基板外観検査装置
  • 形VT-S720

【リフロー方式】 プリント基板上に印刷したペースト状のはんだに部品を載せ、熱を加えてはんだを溶かす方式

2012年1月18日(水)~20日(金)に東京ビッグサイトで開催される 「ネプコン ジャパン2012(第29回エレクトロテスト ジャパン)」 では、この最新技術を搭載した実機を展示し、技術進化の全貌を体感いただけます。

基板外観検査装置(AOI=Automatic Optical Inspection Machine)は、画像処理技術を用い、プリント基板に実装されている部品のはんだ付け状態を検査する装置です。従来のAOIでは、はんだ付けの品質良否基準をユーザーがAOIの検査プログラムに置換する必要があり、かつ、自社の品質良否基準をAOIの検査結果から説明することは非常に難解な作業でした。この作業は、AOIの検査プログラムの設定や作成、熟練者によるノウハウが必要なため属人的になりやすく、多品種少量生産に対応しているユーザーにとって、コストと時間がかかることが問題となっていました。また、近年生産現場のグローバル化が加速し、「現地生産・現地消費」の動きが急速に進む中、海外生産現場の熟練者育成が追いつかず、検査装置のスピーディーな立上げや安定検査が難しいのが現状です。

今回発売するリフロー後基板外観検査装置 形VT-S720は、新しく独自開発した画像処理技術を搭載することにより、ユーザーの品質良否基準を自動置換することが可能となり、検査の垂直立ち上げと安定検査を実現しました。従来型AOIの課題である品質状態・レベルの確認に要する費用(検査運用コスト)を大幅に削減するだけでなく、品質改善のための情報コンテンツの提供も可能にしたため、不良発生を未然に防ぐ「予防活動」の強化にも貢献します。その結果として、品質レベルの向上は元より、品質問題の解決に要する費用(失敗コスト)の低減にも寄与し、品質投資の最適化が可能になりました。

商品の主な特長

  1. フィレットの良否判断基準となる特徴量をダイレクト検査
    はんだ付けの信頼性はフィレット形状(=はんだの山形状態)によって決まります。
    形VT-S720は、新搭載の画像処理技術でフィレット形状の特徴量を自動で抽出します。

    フィレット形状の特徴量を自動で抽出

  2. 良品を起点にしたものづくりへ進化
    2-1. 良品を定義化
    良品形状の特徴量 = "良品の品質基準" を検査装置にインプットするだけで検査プログラムが簡単に完成。検査装置の垂直立上げを実現します。

    ティーチング画面

    2-2. 良品の見極め精度が格段に向上
    形VT-S720は、装置が実装部品の傾向を分析し、そのばらつきを吸収しながら良否を見極めるだけでなく、人には判別できない色の濃淡変化まで認識し、最適パラメータを自動で設定・調整するため、量産時の生産性が格段に向上します。また、新たに斜視カメラも搭載し、直視では見えない部分も検査できるようになり、さらに安定した品質検査が可能となりました。

    斜視カメラの構造

    2-3. 工程を常時監視
    生産状況や検査状況など定常的に集約した情報をリアルタイムに表示し(別売ソフト)、監視することで、生産性と品質向上を両立する最適システムの実現に大きく貢献します。

    工程状況確認
    工程状況確認

    部品検査状況確認
    部品検査状況確認

主な仕様

項目 仕様
電源定格 電圧 AC200~240V(単相) 変動範囲±10%
周波数 50/60Hz
定格電力 1.5kVA
使用空気圧・流量 0.3~0.6Mpa・0.0104m3/h
使用温度範囲 10~35℃
使用湿度範囲 35~85%RH (ただし、結露のないこと)
外形寸法 1100(W)×1470(D)×1500(H)mm
質量 約800kg

標準価格

オープン価格

展示会出展のご案内

ネプコン ジャパン2012内 第29回エレクトロテスト ジャパン
http://www.electrotest.jp/
日時: 2012年1月18日(水)~20日(金) 10:00~18:00 (20日(金)のみ17:00終了)
場所: 東京ビックサイト(東4ホール ブースNo.東44-46 オムロンブース)

お客様からのお問い合わせ先

オムロン株式会社
インダストリアルオートメーションビジネスカンパニー
検査システム事業部
TEL: 03-6718-3550

報道関係のお問合せ先
オムロン株式会社
インダストリアルオートメーションビジネスカンパニー
事業企画部 広報担当 村越
〒108-0075 東京都港区港南2-3-13 品川フロントビル7F
TEL: 03-6718-3581

Get ADOBE READER

PDFファイルをご覧いただくには、Adobe Readerが必要です。Adobe Readerはアドビシステムズ株式会社より無償配布されています。

ページ
上部へ