従来にない40mm~1mのワイドバリエーションを最高のコストパフォーマンスで実現 アンプ内蔵CMOS搭載レーザセンサを発売
- 2011年11月29日
- オムロン株式会社
オムロン株式会社は、下記の新商品を12月1日から販売します。
- スマートセンサシリーズ アンプ内蔵CMOSレーザセンサ
形ZX0シリーズ
本商品は40mm~1mまでの幅広い距離バリエーションを揃え、安定検出を実現するCMOS搭載のアンプ内蔵型レーザセンサです。
レーザセンサとは、光を検査対象物に照射し、その反射光の光量や位置を受光素子で検出することにより検査対象物の有無、段差や距離を計測するセンサです。特にシャッター時間を調整できる撮像素子である「イメージセンサCMOS」を内蔵しているタイプは、他の受光素子よりもワークの色や材質の影響を受けずに安定的な検出が可能となるため、液晶/半導体/自動車/二次電池など様々な業界で様々な用途に使われています。しかしその反面、イメージセンサCMOSを搭載しているが故、事前に複雑な設定が必要、価格が高いなどの課題がありました。
今回発売する形ZX0シリーズは、検出対象物のしきい値をボタンひとつで設定でき、検出距離40mm~1mまでを安定検出できるCMOS搭載のアンプ内蔵型レーザセンサです。
これまでアンプ内蔵光電センサにはなかった独自開発の受光素子HSDR(High Speed and Dynamic Range)-CMOSの採用と、レーザパワーの無段階調整アルゴリズムにより、従来の光量方式では安定検出が難しかった黒色物体や光沢物体というような反射光量が小さなものから大きなものまで確実な検出が可能となりました。また40mm~1mのこれまでにないワイドな検出距離バリエーションとアンプの設置が不要なアンプ内蔵形態をとることにより設置の自由度を向上しました。さらに標準価格39,800円と当社従来比1/2以下の価格を実現しました。以上により、お客様の検査対象物の安定した検出を簡単かつ最高のコストパフォーマンスで実現します。
主な特長
幅広い検出対象物を安定検出
独自開発の受光素子 "HSDR-CMOS" の採用と、レーザパワーの無段階調整アルゴリズムにより、従来の光量方式では安定検出が難しいかった黒色物体や光沢物体というような反射光量が小さなものから大きなものまで安定検出が可能となりました。検出対象物の色や表面状態が変化しても安定検出
独自開発の受光素子 "HSDR-CMOS" が、検出対象物に合わせてシャッター時間を自動調整します。
デジタルカメラのように光の取り込み量を最適化することで、検出対象物の色や表面状態の変化、微小段差の安定検出を実現します。幅広い距離ラインナップとアンプ内蔵形態により設置制約低減
40mm ~ 1mの幅広い検出距離バリエーションとアンプの設置が不要なアンプ内蔵形態をとることにより設置制約を受けません。またケーブルにはロボットケーブルを採用しヘッドの保護構造もIP67で稼動部や水がかかる環境でも使用できます。
主な仕様
項目 | 仕様 |
---|---|
検出距離 | 40~60mm / 65~135mm / 150~450mm / 200~1000mm |
標準検出段差 | 0.2mm / 0.7mm / 3.0mm / 15.0mm |
ビーム径 | 0.17mm / 0.33mm / 0.52mm / 0.56mm |
応答時間 | 1.5ms / 10ms / 50ms |
レーザクラス | JISクラス2 |
標準価格(税抜)
39,800円
お客様からのお問い合わせ先
オムロン株式会社
インダストリアルオートメーションビジネスカンパニー
産業機器統轄事業部 担当:及川
TEL: 075-344-7022
- 報道関係のお問合せ先
- オムロン株式会社
インダストリアルオートメーションビジネスカンパニー
事業企画部 広報担当 遠藤
TEL: 03-6718-3581