業界最高クラスの高速性を実現する

  • 2010年7月5日
  • オムロン株式会社

オムロン株式会社は、下記の新商品を7月5日から発売します。  <イメージ写真>

SYSMAC CJシリーズ EtherCAT(※)対応 位置制御ユニット
EtherCAT対応リモートI/Oターミナル

上記商品は、超高速モーションネットワーク“EtherCAT”対応商品です。

近年の製造業、特に半導体・電子部品業界や食品・包装機械などにおいて、タクトタイム向上や歩留まり向上がお客様の付加価値を生むことから、マシンの制御性能をつかさどるプログラマブルコントローラと、入出力機器であるサーボやセンサなどを組み合わせたシステムでは、よりいっそうの高速性能や高機能、配線のしやすさが求められています。また、市場ニーズの急激な変化に迅速に対応するため、設計から運用にかかる工数の低減やマシンの早期立ち上げが課題となっています。具体的に、マシン制御では、モーション制御系のネットワークと入出力制御系のフィールドネットワークを組み合わせて構成されていますが、これらのネットワーク種別が異なるためお互いをつなぐのに手間がかかっていました。

今回発売する、SYSMAC CJシリーズ 位置制御ユニットおよびリモートI/Oターミナルは、マシン制御において超高速モーションネットワーク“EtherCAT”を採用することで、位置決め性能の高速・高精度化と、ネットワークによるサーボの多軸化および入出力機器間との省配線化により立上げ易さを追求しました。また、“EtherCAT”は、超高速でありながらフィールドネットワークとしての柔軟性を兼ね備えていることから、高精度制御を必要とする装置内のネットワークを統一することが可能となりました。これにより生産タクトタイムの短縮に加え、装置設計期間、配線時間、装置立上げ期間の短縮にも貢献します。

※ EtherCAT : Ethernetベースのリアルタイム制御を可能としたオープンネットワーク。超高速と同期制御を同時に実現するための動作原理とアーキテクチャを持ち、配線効率を考えたバストポロジーを採用。Ethernetでの課題となっていたハブ、スイッチを多用した複雑な配線形態を解決します。日本でも、製造現場におけるモーション制御を含めたマシン制御用ネットワークとして注目されており、今後の拡大が見込まれています。

主な特長

  1. マシン生産性向上
    当社製プログラマブルコントローラCJ2シリーズとEtherCAT対応位置制御ユニットの組み合わせに、EtherCATスレーブ機能を搭載した当社製サーボドライバやリモートI/Oターミナルを接続した位置決め制御において、最速0.15ms~0.4ms以内(1軸起動:直接運転時、4軸同時起動:メモリ運転時)の高速起動を実現します(当社従来比5倍)。また、4軸制御の場合、16点のリモートI/Oターミナルを352点(22台)まで追加しても位置制御ユニットの制御周期1msで位置決め性能を実現できます。
  2. 設計から調整までの立ち上げを簡単化
    従来のPLC用サポートツール(CX-Programmer)内に、位置決め制御の設計から保守までのサポートツール機能を統合。面倒なネットワーク設定や、ネットワークに接続されている入出力機器の認識を自動で行い、セットアップを自動完了できます。また、サーボに対するパラメータ設定やモニタをサポートツールで扱えるため、ユニットからサーボ設定まで一連の作業を一本化でき、さらに、サーボのゲイン調整時の入力要素を減らし、またサーボのオートチューニング性能を高めたことにより、パラメータ設定と立ち上げ・調整時間の短縮にも貢献します。
    EtherCATの接続ケーブルは、Ethernetケーブルを採用しており、リモートI/Oターミナル・位置制御コントローラ間の省配線化はもちろんのこと、ケーブルの入手性の面でも安心して使用できるため現場でのスムーズな立ち上げに貢献します。
<EtherCAT対応位置制御ユニット「SYSMAC CJシリーズ」>
  1. 16軸までの位置制御が可能
    形CJ1W-NCF81は、形CJ1W-NC281(2軸)/-NC481(4軸)/-NC881(8軸)に加え、16軸までの多軸位置制御に対応したユニット。1台で複数台数の軸制御ができます。
  2. リモートI/O用入出力エリアを用意
    形CJ1W-NC□82シリーズは、サーボ制御用のエリアだけでなく、64台(ノード)分のリモートI/Oを割り付けできるエリアを確保し、位置決め制御だけでなくシーケンス制御に必要な入出力を取り込むことができます。これによりフィールドネットワークのマスタユニットが不要となり位置制御ユニット1台で位置決め制御とリモートI/Oの制御が可能となりました。なお、リモートI/Oの割付方法には1台(ノード)を1チャネル=16点とする固定割付モードと、スレーブ毎に異なるチャネルサイズを割付可能とする自由割付モードの2種類に対応しています。
  3. 位置決め用制御機能の充実
    直線補間制御に加え、円弧補間制御、インデックステーブル制御、フィーダ制御など、従来モーションコントロールユニットで実現していた機能を位置制御ユニット1台で実現できます。
<EtherCAT対応リモートI/Oターミナル「形GXシリーズ」>
  1. 高速入力スループットを実現
    入力ON遅延時間を100μs、OFF遅延時間を200μsと、従来比約7.5~15倍の高速化を実現。
    センサのON/OFF情報を高速に取り込みEtherCATを経由してPLCで読み込むことが可能なため、タクトタイムの向上に貢献します。
  2. 簡単接続、立ち上げ工数を低減
    当社の省配線システムは、従来より「簡単」をコンセプトに商品化を進めております。今回のEtherCAT対応商品においても、「簡単」を継承し、ノードアドレスの設定のみで通信設定を完了することができます。(NC□82:固定割付モードの場合)

主な仕様/標準価格

EtherCAT対応位置制御ユニット
形式 軸数 リモートI/O用エリア 標準価格(税抜)
形CJ1W-NC482 4軸 243,000円
形CJ1W-NC882 8軸 293,000円
形CJ1W-NCF81 16軸 310,000円
リモートI/Oターミナル 「GXシリーズ(デジタルI/Oのねじ式2段端子台タイプ)」:6形式
形式 仕様 標準価格(税抜)
形GX-ID1611 IN 16点 (NPNタイプ) 32,000円
形GX-ID1621 IN 16点 (PNPタイプ)
形GX-MD1611 IN 8点 / OUT8点 (NPN / シンクタイプ)
形GX-MD1621 IN 8点 / OUT8点 (PNP / ソースタイプ)
形GX-OD1611 OUT 16点 (シンクタイプ)
形GX-OD1621 OUT 16点 (ソースタイプ)

今後のラインナップ

デジタルI/Oターミナルは、接続方式にねじ式3段端子台、e-CONコネクタタイプを追加予定です。
また、リレー出力および高機能ターミナルとしてアナログI/Oターミナルやエンコーダ入力ターミナルのリリースを予定しております。

販売目標台数

位置制御ユニット(CJ1W-NCF81、NC□82)
2,000台/年
リモートI/Oターミナル(形GXシリーズ)
20,000台/年

お客さまからのお問い合わせ先

「位置制御ユニット(CJ1W-NCF81、NC□82)」
オムロン株式会社
インダストリアルオートメーションビジネスカンパニー
アプリケーション開発センタ  大谷 修史
〒525-0035 滋賀県草津市西草津2丁目2-1
TEL: 077-565-5215
「リモートI/Oターミナル(形GXシリーズ)」
オムロン株式会社
インダストリアルオートメーションビジネスカンパニー
オートメーション事業部   多田 顕
〒600-8530 京都市下京区塩小路通堀川東入
TEL: 075-344-7173
詳細お問合せ先
オムロン株式会社
インダストリアルオートメーションビジネスカンパニー
事業企画部 広報担当 遠藤佳子
〒141-0032 東京都品川区大崎1-11-1 ゲートシティ大崎 ウエストタワー14F
TEL: 03-3779-9434

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