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装置のタクトタイムの短縮やTCOの削減に貢献する 高速タイプ位置制御ユニット4機種を発売

  • 2009年1月29日
  • オムロン株式会社

オムロン株式会社は、下記の新商品を2月末から発売します。  詳細はこちら!

  • 「SYSMAC CJシリーズ」 高速タイプ位置制御ユニット <イメージ写真>
    オープンコレクタ出力タイプ  2軸/4軸  形CJ1W-NC214, NC414
    ラインドライバ出力タイプ  2軸/4軸  形CJ1W-NC234, NC434

本商品は、従来のユニットから飛躍的に高速化、高機能化させた位置制御ユニットです。ますます生産性の向上を求められる装置のタクトタイム短縮や、複雑な制御が求められる装置の設計、開発現場のTCO削減に貢献します。

近年の製造業では装置の複雑化、加工するワークの微細化が進み、プログラマブルコントローラには、よりいっそうの高速性能が求められています。「SYSMAC CJシリーズ」は、こうしたお客様のニーズに合わせ進化を続け、CPUユニットの演算処理能力だけでなく、搭載するユニットとのインターフェースを見直す事により、トータルのシステムスループットの向上をお客様へ提供します。

装置を高速化させるには、サーボモータをはじめ、微細加工で使用が増加しているリニアモータやDD(ダイレクト・ドライブ)モータといった可動部制御機器が持つ高分解能性能をフルに引き出すことが不可欠です。装置の速度は、パルス出力/高分解能で決まるため、可動部制御機器の高分解能に対応するために、コントローラ側のパルス出力性能を引上げる必要があります。本商品は、パルス出力を4Mppsに引上げることで、高分解能と高速位置決めの両立を実現しています。

また、ユニット間同期システムの採用により、従来位置制御ユニットでは構築できなかった多軸同期制御の実現を可能とし、ますます複雑化する装置構築に貢献します。

主な特徴

高速化による装置生産性向上
  • パルス出力起動時間の高速化を実現。プログラマブルコントローラからの指令に対して、従来比20倍の最高0.1ms以内(1軸起動、CJ2-CPU Ver.1.1以上 使用時)で起動できます。
  • パルス分配周期を高速化し従来比8倍の1msを実現。滑らかな加減速、速度変更が行えます。
  • リニアモータ、DDモータ対応としてパルス出力を最大4Mppsまで出力。高分解能・高速位置決めを両立します。
  • 高速カウンタ機能を内蔵し、モータの現在位置を監視しながら制御する装置を本位置制御ユニットのみで構築できます。
    また当社サーボモータのABS(アブソリュート)エンコーダに対応し、絶対値システムの構築が可能。電源断後の原点復帰処理を不要とし、装置付加価値の向上に貢献します。
高機能化により装置付加価値向上
  • 高速バスによりCPU-位置制御ユニット間の同期システムを実現。最大5ユニット間(最大20軸)を同期制御可能。電子カム機能により様々な同期アプリケーションを実現できます。
  • 直接運転とメモリ運転をサポート。メモリ運転用データは1軸あたり最大500個(シーケンスデータ)を搭載、条件分岐、繰返し命令、JUMP命令などを搭載し煩雑なモーション制御をサポートします。
  • 直線補間制御に加え、円弧補間制御、インデックステーブル制御、フィーダ制御、MPG機能など、従来モーションコントロールユニットで実現していた機能を位置制御ユニットで実現できます。
T.C.O低減に貢献
  • 従来専用サポートツールとなっていたサポートツールの機能をPLC用サポートツール(CX-Progarammer)に統合。設計・デバッグ・立上げ・保守の各段階で作業効率向上をサポートします。
  • 位置制御ユニットが搭載する機能のFBL(ファンクションブロックライブラリ)を準備。ラダー作成工数の削減をサポートします。
    また電子カムを用いた同期アプリケーションの構築もFBLによる簡単設計を実現します。

価格

オープン価格

生産工場

オムロン株式会社 草津工場

販売目標台数 (CJ1W-NC)

8,000台/年

詳細お問合せ先
オムロン株式会社
インダストリアルオートメーションビジネスカンパニー
コントロール機器統轄事業部 モーションコントロール事業部 事業企画部 大谷 修史
〒600-8530 京都市下京区塩小路通堀川東入
TEL: 075-344-7173

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