オムロン京都センタービル啓真館を開所 - 歴史と先端技術の展示施設「コミュニケーションプラザ」を一般公開 -
- 2007年7月2日
- オムロン株式会社
オムロン株式会社(本社:京都市下京区、代表取締役社長:作田久男)は7月2日、オムロン京都センタービルの西隣に、オムロン京都センタービル啓真館を開所いたしました。啓真館は、歴史・技術展示施設「コミュニケーションプラザ」、社員研修施設「ラーニングセンタ」、企業内保育所「きらら京都」で構成する地上8階建ての複合施設です。
当社では、潜在するニーズを感知し、社会課題を解決する技術・製品・サービスを世に先駆けて開発、提供していくことを「ソーシャルニーズの創造」と称し、創業以来、当社のDNAとして受け継いできました。現在も重要な価値観として経営理念に組み込み、企業活動を展開しています。啓真館に集約した各機能は、こうした当社の経営理念である「ソーシャルニーズの創造」、「チャレンジ精神の発揮」、「人間性の尊重」を実現する人材の育成や、当社を取り巻く多くのステークホルダーとのさらなる信頼関係を構築する役割を担います。
当社の歴史を紹介する史料展示スペースと先端技術を紹介する技術展示スペースを合わせた「コミュニケーションプラザ」は、3階『歴史のフロア』、2階『技術のフロア』で構成し、当社のお客様、株主様、学生や地域住民の皆様に広く公開します。
「コミュニケーションプラザ」は、来場者の皆様に、当社についての理解を深めていただくことを目的としており、創業から現在そして未来へと続く「ソーシャルニーズの創造」の取り組みを紹介します。なお、展示の説明については、日本語、英語、中国語の3ヶ国語で対応しています。
『歴史のフロア』では、各時代の社会背景を交えながら、当社がどのように「ソーシャルニーズの創造」を実現してきたか、そのチャレンジの歴史を、以下の時代に大別して紹介します。各コーナーでは、パネル展示を中心に当時の開発商品を展示すると共に、入館時に貸し出しする携帯端末による音声ガイドにて関連エピソードを紹介します。さらに、創業者立石一真のコーナーでは、今も当社に脈々と受け継がれる創業者の技術開発及び経営への思いを、本人の肉声を交えたビデオ映像で紹介します。
- 「製造業の生産性向上を目指して(1933~1960年頃)」
- 「市民生活の革新を目指して(1960~1970年頃)」
- 「人と機械の新しい関係を目指して(1970~2000年頃)」
『技術のフロア』では、21世紀の「安心、安全、環境、健康」という社会ニーズに対し、当社のコアコンピタンスであるセンシング&コントロール技術で人と機械のベストマッチングを具現化する様子を、動作モデルやパネル展示、タッチパネル式モニタでの映像を通じてわかりやすく紹介します。展示は「安心・安全」、「環境」、「健康」の3つのコーナーで区分し、それぞれの社会ニーズに対する当社の取り組みについて紹介します。フロア中央に設置した「Key Technology」コーナーにおいては、当社の研究開発部門による研究成果を紹介します。初年度は、微細加工技術を紹介し、明日への挑戦の一端をご覧いただきます。
また、「All about OMRON」コーナーでは、2006年5月に新たに制定した企業理念の説明や、現在の会社概況のパネル展示と共に、新たなソーシャルニーズの創造に向けた当社の挑戦をビデオ映像にて紹介します。
4階から7階に開設する「ラーニングセンタ」は、様々なレイアウトの研修室を有する研修施設です。当社の現在・未来を支え、経営理念を実践していくリーダーを育成するための新たな拠点となります。訓練や養成を目的とした従来の研修スタイルに留まらず、自らの意思で研修に臨む自律型人材の成長を支援・促進する目的で、新しくグループディスカッション用の討議室を設置するなど、社員個々人が共に高め合う場としての機能を追加しました。また8階ラウンジには、「わいがやルーム」を設置し、社員同士の交流や役員と社員の懇親会の開催など、社内コミュニケーションを活性化し、創業DNAを次世代に継承する場としての役割を担います。
「きらら京都」は、2006年4月に開設した「きらら京阪奈」に次ぐ当社2ヶ所目の企業内保育所として啓真館1階に開設します。入所対象は、オムロングループの社員が扶養する小学校就学前の乳幼児です。「きらら京都」の開設は、次世代を担う社員が子供を養育しながら安心して働き続けられるよう、当社が行う環境整備の一環であり、仕事と家庭の両立に向けた選択肢を提供するものです。
オムロン京都センタービル啓真館の概要
拠点名称 | オムロン京都センタービル啓真館 |
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所在地 | 京都市下京区塩小路通堀川東入 |
敷地面積 | 528㎡ |
建築面積 | 460㎡ |
延床面積 | 3,185㎡ |
規模 | 地上8階 鉄骨造 |
室内天井高 | 2.8m |
設計・施行 | 株式会社 竹中工務店 |
啓真館の名称の由来
創業者立石一真が、論語にある「啓発」に「真理」を加えて創造した言葉「啓発真理」に由来します。「啓発真理」とは「知性の発達と真理の探究」を意味します。
外観について
正面および側面をガラス張りとして、「透明性」「先進性」を表現した外観としました。ビル全体の形は京都らしく「ぼんぼり」をイメージし、京都の街に灯る「明かり」のように、周辺の街並みとの調和に配慮しています。
フロア構成
1階 | きらら京都、エントランスホール |
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2階~3階 | コミュニケーションプラザ |
4階~7階 | ラーニングセンタ |
8階 | ラウンジ、わいがやルーム |
コミュニケーションプラザ見学のご案内
入館料 | 無料(予約制) |
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見学時間 | 午前10時~午後12時、午後1時~午後4時 (入館は午後3時30分まで) |
休館日 | 土曜日、日曜日、祝日およびオムロンの休業日 |
見学予約 | インターネット予約 電話予約:075-344-6092 (受付時間:午前9時~午後12時、午後1時~午後5時まで) |
- 詳細お問い合わせ先
- オムロン株式会社
コーポレートコミュニケーション部長 生越 多惠子
〒600-8530 京都市下京区塩小路通堀川東入
TEL : 075-344-7175