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プログラム検証機能を追加し、安全設計の効率性を高めるセーフティネットワークコンフィグレータを発売

  • 2007年6月14日
  • オムロン株式会社

オムロン株式会社は、複雑な安全回路設計の効率を向上させるセーフティネットワークコンフィグレータを6月18日から発売します。

セーフティネットワークコンフィグレータ 形WS02-CFSC1-Jver2.0

開発の背景

2003年に機械安全の国際規格ISO12100が正式発行されたこと、さらに、2006年4月に労働安全衛生法が改正により、国内の機械・装置の安全化は急速に進んできています。
機械安全における原則は人と機械を物理的に隔離することであり、そのためのセーフティドアスイッチやセーフティライトカーテンなどの安全入力機器と、その入出力状態を確認した上で機械・装置の起動を制御する安全インターロック機器(安全回路を組んだ機器)が必須とされています。
しかしながら、製造現場においてライン規模やメンテナンスの条件によって、安全回路の設計が複雑になり、設計効率に課題がありました。

今回発売するセーフティネットワークコンフィグレータ形WS02-CFSC1-Jver2.0は、従来の機能を継承し、安全プログラミングの設計効率をさらに向上するためのツールソフトです。 大規模なラインシステムやメンテナンス条件設定などの複雑な安全回路設計をする場合に、パソコン上で安全回路のプログラミングおよび検証ができ、安全設計における作業効率を向上させることができます。

主な特長

  1. 安全システム構築のための入出力機器設定ミスを削減

    DeviceNetSafety商品群のI/O端子設定を対話(ウィザード)形式で実行できるように機能強化。
    これにより、設定時間の短縮および誤是設定の防止ができ設計効率が向上します。

  2. 安全プログラムの机上デバッグに対応

    オフラインで作成されたプログラムをデバッグできる機能を搭載。
    デバッグ方式は、(1)FBDプログラムによる方式、(2)タイミングチャートによる方式、(3) I/O信号のウォッチウィンドウによる方式、の3種類に対応

    (以下、3-5は従来からの継承機能)

  3. 安全回路のプログラミング機能

    安全回路プログラミングをパソコン上で実行できます。複雑な回路設計やライン立ち上げ時での急な変更にもフレキシブルに対応可能。

  4. 安全回路の動作モニタリング機能

    実機での動作モニタリングに加え、設計されたプログラムを実機検証前に机上で確認できるオフラインシュミレータソフトを同梱。これにより、プログラミングの検証効率が向上しました。

  5. DeviceNetコンフィグレータ機能

    DeviceNetSafetyだけでなく、標準DeviceNet商品の設定も可能。これにより、DeviceNetSafety商品の混載システムの構築がこのソフトだけで可能です。

販売目標

1000台/年

標準価格

オープン価格

※従来のバージョンを既に採用済みのお客様向けには、形WS02-CFSC1-J-UPなる有償バージョンアップ CD-ROMを標準価格30,000円で同時発売します。

生産工場

オムロン武雄株式会社

主な仕様

対応パソコン DOS/V対応パソコン
CPU Pentium 300MHZ以上
(PentiumⅢ 1GHz以上を推奨)
OS Windows 2000
Windows XP
サポート言語 日本語/英語
メモリ 256MBバイト以上
ハードディスク 200Mバイト以上の空きエリア
CD-ROM 1台以上
通信ポート 次のいずれかの通信ポートが必要です。
・USBポート
NE1AシリーズのUSBポートを経由してオンラインする場合
・DeviceNetインタフェースカード
(形3G8E2-DRM21-V1)
DeviceNetを経由してオンラインする場合
詳細お問い合わせ先
オムロン株式会社
インダストリアルオートメーションビジネスカンパニー
技術統括センタ インテグレーション戦略・推進センタ
泉谷 作
〒600-8530 京都市下京区塩小路通堀川東入  
TEL:075-344-7123

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