ニッパツから光通信部品事業の譲受を完了FTTH市場での光カプラ事業拡大を目指
- 2006年10月31日
- オムロン株式会社
オムロン株式会社(本社:京都市下京区、代表取締役社長:作田久男、以下オムロン)は、さきに日本発条株式会社(本社:横浜市金沢区、代表取締役社長:天木武彦、以下ニッパツ)のFTTH(注1)市場向け光通信部品事業を譲り受けることに関して同社と基本合意(※)をしており、このたび最終契約の締結および公正取引委員会の審査を経て11月1日に譲受を実施します。これまでニッパツの横浜の本社で行っていた該当業務は、11月1日より当社の草津事業所にて行います。また当面は現在のサプライチェーンを維持し、安定した供給を確保いたします。 (※)基本合意については8月31日に発表しております。
今回の譲受により、当社は北米においてトップサプライヤーになっているニッパツの優良顧客基盤を獲得し事業の拡大を目指します。また今後、ニッパツの石英光導波路(注2)と当社のポリマー光導波路技術を融合して高性能でコスト競争力の高い商品を開発し、FTTHにおける光カプラ(注3)事業において商品の品揃えの強化を図ります。さらに光スイッチ、波長多重合分波器といった当社の商品の拡販につなげます。
今回の事業譲受とその相乗効果により、当社の光通信部品事業の2006年度売上高は約20億円を計画しています。
注1) FTTH
光ファイバーによる家庭向けデータ通信。「Fiber To The Home」の略。
注2) 光導波路
光パワー分岐の素子。
注3) 光カプラ
光パワーの分岐デバイス。光導波路の両端に光ファイバーを接続して光カプラになる。4分岐、8分岐、16分岐、32分岐がある。
ニッパツの概要
会社名 | 日本発条株式会社 |
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事業内容 | 懸架ばね、シート、精密ばね、HDD用部品、産業機器(ろう付製品、セラミック製品、配管支持装置、ポリウレタン製品、プリント配線板、駐車装置)、セキュリティ機器の製造販売 |
代表者 | 代表取締役社長 天木武彦 |
資本金 | 170億957万円 |
所在地 | 横浜市金沢区福浦3-10 |
連結従業員数 | 10,306名(2006年3月末現在) |
連結売上高 | 3,830億円(2006年3月期) |
- 詳細お問い合わせ先
- エレクトロニクスコンポーネンツビジネスカンパニー
企画室 広報担当 渥美昌之
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