北米のセーフティ機器トップメーカーSCIENTIFIC TECHNOLOGIES INCORPORATED(STI)の全株式の取得を完了 セーフティ事業におけるグローバルNO.1を目指す
- 2006年9月13日
- オムロン株式会社
オムロン株式会社(本社:京都市下京区、代表取締役社長:作田 久男、以下オムロン)は、北米におけるセーフティ機器のトップメーカーであるSCIENTIFIC TECHNOLOGIES INCORPORATED(所在地:米国カリフォルニア州フリーモント市、NASDAQコード:STIZ、以下:STI社)の全株式を取得することで、STI社の持株会社であるSCIENTIFIC TECHNOLOGY INCORPORATEDと合意(*)しておりましたが、このたび9月12日(米国現地時間)にSTI社の全株式を取得しましたので、お知らせいたします。株式取得価格は、94百万米ドルです。
*株式取得の合意については2006年4月25日に発表しております。
STI社の株式取得は、当社の100%子会社である北米地域統括会社のOMRON MANAGEMENT CENTER OF AMERICA INCORPORATEDを通じて実施しました。会社名はOMRON SCIENTIFIC TECHNOLOGIES INCORPORATEDに社名変更いたします。
今回の株式取得は、当社のセーフティ事業における市場対応力のさらなる強化を図り、グローバルでのマーケットシェアNO.1を目指して実施するものです。
現在、製造業においては、グローバルベースでのCSR強化の社会トレンドを背景に、生産性の追求と安全性を両立させるニーズが急速に高まっています。このため、製造現場においては、機械装置の設計段階からの安全設計構築や具体的な安全対策など「セーフティ」に関わる課題が顕在化しており、当社ではセーフティ機器の市場規模をグローバルで1,100億円/年(2005年度)、市場成長率を年率15%と想定しています。
当社では、製造現場におけるセーフティ事業を戦略的事業として位置付け、昨年4月にセーフティコンポ事業部を新設した他、コンポーネントからネットワークまでの幅広いセーフティ機器の品揃え、システムソリューション力の強化、安全設計ノウハウのコンサルティング力強化などを行ってきました。
STI社は、堅牢型・長距離型セーフティライトカーテンやセーフティレーザースキャナといったセーフティ機器に強みを有しているほか、北米において自動車、半導体、電子機器に加え、食品、薬品、化粧品といった業界にも高い技術力とブランド力の評価を得ています。STI社が保有するセーフティ機器を当社の商品ラインアップに加えることで、アプリケーションの拡大を図ります。
また、当社のセンシング&コントロール技術とSTI社の光応用技術に関する基本パテントおよび機器の堅牢化を実現するノウハウ等を融合することで、新規領域における商品創出のスピードアップを図り、先進的な安全ニーズへの対応力を強化します。
2008年度における当社のセーフティ事業は、現在の3倍にあたる300億円の売上を計画しています。
- 取得株式
SCIENTIFIC TECHNOLOGY INCORPORATEDが所有する株式、および一般株主が保有する株式、合計10,388,018株 - 全株式取得と社名変更の期日
2006年9月12日 - 変更後の会社名
OMRON SCIENTIFIC TECHNOLOGIES INCORPORATED(英文)
オムロン サイエンティフィック テクノロジーズ株式会社(和文) - 会社の概要
事業内容 セーフティ機器の開発、生産、販売、コンサルティング、サービス 代表者 CEO(最高経営責任者) 松枝 芳典
(前オムロン株式会社セーフティコンポ事業部マーケティング部長)資本金 10千米ドル
(OMRON MANAGEMENT CENTER OF AMERICA INCORPORATEDの100%出資)所在地 米国カリフォルニア州フリーモント市 従業員数 320人 売上高 52,141千米ドル(05年12月期実績)
- 詳細お問い合わせ先
- オムロン株式会社
インダストリアルオートメーションビジネスカンパニー
企画室 経営企画部 広報担当 原沢 修
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