病院では見つけにくい「早朝高血圧」の確認機能搭載 オムロンデジタル自動血圧計 HEM-7020 - 業界初 腕帯をすっきり収納できる自動巻き取り機能付き 1月16日発売 -
- 2006年1月13日
- オムロン株式会社
オムロンデジタル自動血圧計 HEM-7020
オムロン ヘルスケア株式会社(本社所在地:京都市、代表取締役社長:赤星 慶一郎)は、家庭用健康医療機器の新商品として、病院で見つけにくい「早朝高血圧」確認機能を搭載した上腕式血圧計『オムロンデジタル自動血圧計 HEM-7020』を、1月16日から発売します。
近年、家庭血圧に関する研究が進み、家庭での血圧測定は、薬効の確認がより正確にできることや、早朝高血圧*1や白衣性高血圧*2など病院での血圧測定では分かりづらい症状の発見に役立つなど、その重要性がさらに注目されています。2003年には、日本高血圧学会が「家庭血圧測定条件設定の指針」をまとめ、測定条件の標準化を図りました。
中でも、早朝高血圧は脳卒中や心不全などの脳・心血管イベントの発症と相関性が高いことも分かり、患者に家庭での血圧測定を推奨し、早朝高血圧の発見に活用する医師が増えています。
このたび発売する『オムロンデジタル自動血圧計 HEM-7020』は、病院では見つけにくい「早朝高血圧」確認機能を搭載しました。朝の血圧の1週間平均値*3が、家庭血圧の基準である「135/85mmHg」を超えた場合には「早朝高血圧マーク」が点灯するので、早朝高血圧の確認に役立ちます。
また、日本高血圧学会「家庭血圧測定条件測定の指針」の「指針5 家庭血圧は朝晩それぞれ少なくとも1回は測定する」に準じ、朝と夜に測定した血圧値を個別に記録・管理し、「朝平均」「夜平均」*4ボタンで、朝と夜それぞれの1週間の平均血圧値を確認することができます。
また業界で初めて*5腕帯のゴムチューブに自動巻取り式を採用。使用後は腕帯を、ゴムチューブがからまることなく、すっきりと、簡単に収納することができます。
さらに、本体カバーを開けると自動的に電源が入り、操作ボタンが点滅する「光操作ガイド」を採用。操作を間違えることなく血圧測定ができます。カバーを閉めると、自動的に電源が切れるので、電源を切り忘れることもありません。
*1 血圧は一日のうちでもかなり変動します。変動のしかたは個人差がありますが、正常の血圧の人では、起床後徐々に上昇し、夕方ごろにピークになり、その後徐々に低下して深夜にもっとも低くなります。しかし、この血圧パターンが変化して、起床後早朝の血圧が特に高くなるケースがあります。これを「早朝高血圧」といいます。早朝高血圧には起床後に血圧が急上昇するタイプと、就寝中の夜間に血圧が下がらないまま起床後に血圧が上昇するタイプに分かれます。脳卒中や心筋梗塞、狭心症などは早朝から午前中に多く起こることから、早朝高血圧と深くかかわっていることも分かり、その重要性が注目されています。
*2 家庭で測る血圧は正常なのに、病院で測った場合のみ高血圧になる場合があります。これを「白衣性高血圧」といいい、医師や看護師を前にした緊張やストレスが原因であると推定されます。
*3 朝の血圧値とは、 AM4:00からAM10:00の間で最も早い時刻の測定記録から 10分以内で、最初から3回までの平均値。 1週間の平均値とは、朝の血圧値を日曜日から土曜日までの1週間で平均した値。
*4 「朝平均」とは、AM4:00からAM10:00の間で最も早い時刻の測定記録から10分以内で、最初から3回までの平均値を、日曜日から土曜日までの1週間で平均した値。 「夜平均」とは、PM7:00からAM2:00の間で、最も遅い時刻の測定記録より10分以内で、最後から3回までの平均値を、日曜日から土曜日までの1週間で平均した値。
*5 2005年11月オムロンヘルスケア調べ
詳細は次のとおりです。
「HEM-7020」の商品概要
主な特長
1.「早朝高血圧」の確認機能を搭載
病院では見つけにくい「早朝高血圧」確認機能を搭載しました。朝の血圧値の1週間平均値が、家庭血圧の基準である「135/85mmHg」を超えた場合には「早朝高血圧マーク」が点灯するので、早朝高血圧の確認に役立ちます。
また、日本高血圧学会「家庭血圧測定条件測定の指針」の「指針5 家庭血圧は朝晩それぞれ少なくとも1回は測定する」に準じ、朝と夜に測定した血圧値を個別に記録・管理します。
「朝平均」ボタンを押すと、朝の血圧の1週間平均値が表示されます。そして、平均値が「135/85mmHG」を超えた場合には、「朝平均マーク」が点滅し、さらに「早朝高血圧マーク」が点灯します。
「夜平均」ボタンを押すと、夜の血圧の1週間平均値が表示されます。そして、平均値が「135/85mmHG」を超えた場合には、「夜平均マーク」が点滅します。さらに、夜平均が「135/85mmHG」を超えていなくても、朝の平均値が超えている場合には、「早朝高血圧マーク」が点灯し、早朝高血圧の注意喚起を促します。
2. 業界初 腕帯をすっきり収納できるゴムチューブ自動巻き取り式を採用
腕帯のゴムチューブに自動巻き取り式を採用。使用後はゴムチュ-ブがからまることなく、腕帯をすっきりと、簡単に収納することができます。
3. 「光操作ガイド」を採用
操作ボタンが点滅する「光操作ガイド」を採用。操作を間違えることなく、血圧測定ができます。
本体カバーを開けると、AとBの使用者選択ボタン*が点滅するので、自分の登録している方のボタンを押します。使用者を選択すると、測定ボタンが点灯するので、ボタンを押すと測定を開始します。
*当商品は、A/B2名分の測定結果を自動的に記録し、管理します。
4. 簡単に正しく巻ける「フィットカフ」
親指を腕帯グリップにのせ、オレンジのラインを腕の中心に合わせてかぶせるだけで、誰でも簡単に正しく腕帯を装着できる「フィットカフ」を採用。腕帯の巻き方による測定誤差なく、正しい測定ができます。
5. 測定中の体の動きをお知らせする「体動」マーク
測定中の体の動きは測定誤算の原因となるため、測定中に体が動いた場合は、「体動」マークが表示され、姿勢の固定や再測定をお知らせします。
主な仕様
販売名 | オムロンデジタル自動血圧計 HEM-7020 |
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表示方式 | デジタル表示方式 |
測定方式 | オシロメトリック法 |
測定範囲 | 圧力/0~299mmHg脈拍数/40~180拍毎分 |
測定精度 | 圧力/±4mmHg以内脈拍数/読み取り数値の±5%以内 |
電源 | 単3形アルカリ乾電池(4本)専用ACアダプタ(AC100V) |
電池寿命 | 約300回(単3形アルカリ乾電池4本使用時、室温23℃、腕周25cm、1日6回170mmHg加圧の場合) |
メモリ | 2名分 それぞれ84回記録 |
使用環境温湿度 | +10~+40℃・30~85%RH |
保管環境温湿度 | -20~+60℃・10~95%RH |
本体質量 | 約1280g(電池含まず) |
外形寸法 | 幅184×高さ104×奥行き258mm |
腕帯 | 幅120×長さ480mm(質量約130g)エア管長さ600mm |
付属品 | 腕帯(型式HEM-CUFF-U、対象腕周17~32cm) お試し用電池(単3形マンガン乾電池4本)、専用ACアダプタ、 専用ACアダプタ収納ケース、取扱説明書(品質保証書付き) |
JANコードNO. | 4975479605093 |
医療用具許可番号 | 217ABGZX00008000 |
メーカー希望小売価格
オープン価格
*想定市場価格 13,800円前後
販売目標
初年度 100,000台
オムロンデジタル自動血圧計 HEM-7020
- 詳細お問い合わせ先
- オムロン ヘルスケア株式会社
E-mail : pr_ohq@omron.co.jp - 詳細お問い合わせ先
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