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フレキシブルなモジュール方式で上位機器との親和性を向上した「モジュール型温度調節計」を新発売

  • 2005年11月9日
  • オムロン株式会社

オムロン株式会社は、次の新商品を1月中旬から発売します。

今回発売する形EJ1は、ユニットを組合せることで、多点の温度制御システムを構築できるモジュール方式の小型多点温度調節計です。形EJ1は、装置の設計や立上工数削減に貢献します。たとえば、プログラマブルコントローラ(PLC)とラダープログラムなしで接続可能な『ラダーレス通信機能』を使えば、通信用ラダープログラムの設計工数を1/6に削減可能です(当社試算)。弊社製表示器(形NSシリーズ)とはダイレクトに接続でき、準備された標準画面部品(SAP)を使って、簡単に表示画面を作成できます。さらに初期設定を支援するサポートソフトウェア“Cx-Thermo V3.0”(同時発売)により、制御に必要な各種設定値を簡単に設定できます。また、高さが90mmと当社従来機種(形E5ZN)の約70%(高さ比)と小型であり、盤内取付け寸法(ダクト間)を小さくできるので、制御盤の小型化にも貢献します。

形EJ1は、モジュール型の4つのユニットにより構成されます。4chまたは2chの入力と出力を備えた温度制御を行う基本ユニット、PLCとラダーレス通信を行う高機能ユニット、ならびに連結した基本ユニットと高機能ユニットに対して外部の電源からの給電端子を持つエンドユニットです。

これらのユニットを組合せることにより多点の温度調節計として最大256chまでの温度制御システムを構成できます。また、ラダーレス通信システムの場合は、最大64chまでのシステム構築が可能です。

基本ユニットは、白金測温抵抗体、熱電対、およびアナログ入力が1ユニットで可能なフルマルチ入力であり、着脱型端子台の採用と併せて組立、保守が簡単です。もちろん、ULやCEなどの海外規格も対応しており、グローバルに安心してお使い頂けます。

また、既発売の多点パワーコントローラ形G3ZAとも直接接続できるため、電力調整器相当のヒータ制御系を、より小型で安価に構築することもできます。

形EJ1は、多点温度制御が要求される半導体製造装置や、フラットパネルディスプレイ製造装置、電子部品製造装置や食品機械装置などのアプリケーションに最適です。今後、高度化する制御ニーズに対応していくため、シリーズの拡充を行い、多点温度制御を必要とする分野で事業拡大を目指していきます。

主な特長

高機能ユニット

  • ラダーレス通信により、弊社PLC(CS/CJシリーズ)をはじめとする既存のPLCにオープンにプログラムレスで接続できます。
  • シリアル通信は、最大115.2Kbpsで上位機器と高速に通信できます。
  • 基本ユニット

  • フルマルチ入力であり、熱電対、白金測温抵抗体、およびアナログ電流/電圧入力 が各チャンネルごとに設定可能です。
  • サンプリング速度は250msで応答の速いアプリケーションにも対応可能です。
  • 2ch基本ユニットは、入出力の他に電流検出器(CT)を接続してヒータ断線警報、とイベント入力機能などの補助入出力機能を搭載しています。
  • 設定ソフト

  • サポートソフトウェア(Cx-Thermo V3.0)により、パラメータ設定、ラダーレス通信の設定、トレンドのモニタなどが可能です。(別売)
価格/標準種類

基本ユニット 43,000円~

販売目標

35,000台(2006年度)

主なアプリケーション

半導体製造装置、液晶製造装置、リフロー炉などの電子部品製造ならびに組立装置、PETボトル成形機などの食品機械装置、および、その他の多点温度制御が必要な工業用装置、工業炉など

生産工場

オムロン岡山株式会社

詳細お問い合わせ先
オムロン株式会社
インダストリアルオートメーションビジネスカンパニー
コントロールコンポ統轄事業部
アナログコントローラ事業部 事業企画部
事業企画部長 山本 博之(担当 向井 淳)
〒600-8530 京都市下京区塩小路通堀川東入
TEL : 075-344-7080

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