京都ソフトウェアリサーチとオムロン ソフトウェア、携帯電話のフラッシュメモリ管理技術開発で協業
- 2005年9月14日
- 株式会社京都ソフトウェアリサーチ
オムロン ソフトウェア株式会社
株式会社京都ソフトウェアリサーチ(京都市下京区 社長:奥谷勉 以下KSR)とオムロン ソフトウェア株式会社(京都市下京区 社長:舘林浩 以下OSK)は、本日、携帯電話のフラッシュメモリ制御技術のSymbian OS対応に関して、二社共同で開発を進めることを発表します。
現在KSRは、携帯電話に搭載されるフラッシュメモリーの制御技術商品「Fugue(フーガ)」を保有しており、その耐電源障害性(不慮の電源断時にもデータが壊れない)が高く評価され、多数の組込機器(携帯電話含む)に採用されています。
一方OSKは、次世代携帯電話のOSとして注目されているSymbian OS を提供するシンビアン社のパートナー企業(Symbian Competence Center)として、長年にわたり同OSにおける各種ソフトウェアの開発ノウハウを蓄積してきました。
1) 耐電源障害性に優れたシステムの構築
Fugueは突然の電源断においても、データおよびファイルシステムの破綻をなくし、携帯電話におけるあらゆる電源断障害からデータを守ることが出来ます。
2) メモリメーカーに左右されない安定性
Fugueはほとんどのメーカーのフラッシュメモリに対しての対応実績を保有しており、Symbian OSに対応することで、複数のメモリメーカーから仕入れたフラッシュメモリの差異に依存することなく使用することができます。
3) CPUに左右されない安定性
Fugueは多くのCPUに対応しているため、採用するCPUの選択肢を増やすことができます。
4) 大容量フラッシュメモリへの対応
Fugueは大容量のフラッシュメモリへのアクセスを実現しており、次世代の携帯電話の主要な利用シーンである動画や音楽データの扱いに対して不安なく開発に注力することができます。
またこれらメーカーのメリットは、そのまま消費者のメリットとなります。常に安定したファイルアクセスが保証された携帯電話を購入できるようになり、機能の高速化、安全確実なデータ保管、大容量コンテンツの利用といった次世代端末の利点を享受することができます。
今後KSRは、国内携帯電話メーカーでのSymbian OS対応版Fugueの採用実績を積み、海外メーカーへの事業拡大を狙います。
OSKは、今回のフラッシュメモリ制御技術でさらなるSymbian OSでのミドルウェア開発・実装技術開発の実績を積み、Symbian OS関連での強みを内外の携帯電話メーカーやミドルウェアベンダーに対してアピールしていきます。
- 詳細お問い合わせ先
- オムロン ソフトウェア株式会社
MS事業部 営業部 隅川
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