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機械装置の安全回路を容易に構築できるフレキシブル・セーフティユニットにシリーズ追加

  • 2005年9月27日
  • オムロン株式会社

オムロン株式会社は、下記の新商品を10月1日から発売します。

2003年に機械安全の国際規格ISO12100が正式発行されたこと、さらには昨年11月にJIS9700として、JIS化されたことなどから、国内の機械・装置の安全化が進んできています。
特にワークの搬送装置と組み合わせた工作機械やモジュール化された液晶製造装置など、人と接触した時に危険性の高い機械・装置の安全方策として、ドア開閉や非常停止スイッチのON/OFFなど安全状態を確認した上で機械・装置動作を制御する安全インターロック機器(安全回路を組んだ機器)が必須とされています。しかしながら、従来の安全インターロック機器であるセーフティリレーユニットでは、ハードワイヤで論理回路を組まないといけないため、より高度な安全回路を組むためには配線数の増加や制御盤内のスペース効率、保全性で課題となっていました。

今回発売するフレキシブル・セーフティユニット形G9SX-ADAは、従来機種(形G9SX-AD)よりも論理接続用入出力点数をそれぞれ2点に増加しました。これにより、例えば、お客様がモジュール化した装置を設計される場合、隣接したモジュールの部分停止制御などのように従来機種での対応が難しかったアプリケーションにおいても、簡単に安全回路を設計することが可能となりました。さらに、論理接続のために必要となっていたユニットの削減で制御盤内のスペース効率の向上、配線工数の低減などにも貢献します。

また、今回オフディレータイマの時間設定を拡大し、最大150秒まで対応可能となりました。
これにより、惰性のある回転系など停止するまでに時間を要する機械装置でも使用可能となりました。

フレキシブル・セーフティユニットの主な特長

1.論理接続機能により入出力点数の拡張が容易

装置の設計変更や設備の改善時に柔軟な対応ができます。

2.部分制御と全体制御の構築が可能

独自のパルス信号を送信・受信することでAND論理に相当する制御配線を簡単実現し、装置の部分停止と全体停止制御によって「安全性」と「生産性」の両方に役立ちます。

3.半導体出力の採用

高頻度開閉が必要な機械においてもセーフティリレーの交換が不要となり、ランニングコストの低減が図れます。

4.詳細なLED表示により故障診断が可能

配線異常などのエラーを検知して、その箇所が表示できるため、原因究明の時間短縮(ダウンタイムの短縮)に貢献します。

5.グローバルな安全規格に対応

国際規格(IEC)をはじめ、欧州(EN)、米国(UL)の各種安全規格に対応。欧州、米国・カナダ向けの機械設備に安心してご採用いただけます。
適合規格
IEC・EN61508(SIL3)、EN954-1 1996(Cat.4)、UL508・UL1998

価格

49,000円

生産工場

オムロン武雄株式会社

主な仕様(形G9SX-ADA)
安全入力 1chまたは2ch
安全瞬時出力 2
安全オフディレー出力 2
オフディレー時間設定 0~150秒
論理接続入力 2
論理接続出力 2
応答時間 15ms以下
外形寸法 H100 x W35 x D115
目標販売台数

初年度 5000台

詳細お問い合わせ先
オムロン株式会社
インダストリアルオートメーションビジネスカンパニー
セーフティコンポ事業部 商品開発部 
商品計画課 田代秀夫
〒600-8530 京都市下京区塩小路通堀川東入
TEL:075-344-7093

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