小形・薄型に加えて使いやすさを追求!世界最小サイズ*1の検出スイッチ「形D3S」を開発
- 2005年9月22日
- オムロン株式会社
オムロン株式会社は次の新商品を開発しました。
- 形D3S サーフェスマウントスイッチ<イメージ写真>
今回開発したサーフェスマウントスイッチ「形D3S」は、占有面積(3.0×3.5mm)および、高さ(0.9mm)で世界最小サイズを実現した表面実装タイプの検出スイッチです。
2005年11月下旬より量産開始します。
近年デジタルスチルカメラ、デジタルビデオカメラ、携帯電話などのデジタル家電やモバイル機器はますます小形・薄型化が進み、そこに使われる検出スイッチも基板スペースを削減するためにさらなる小形・薄型の要求が高まっています。
一方、検出スイッチが小さくなると、機器内部のメカ設計自由度が低下したり、組み立て時の精度が厳しくなるなど検出スイッチとしての使い勝手面での改善ニーズが出てきています。
今回開発した形D3Sサーフェスマウントスイッチは、可動接点にコイルバネを使用する当社独自の接点機構を採用することで、3.0(W)×3.5(D)×0.9(H)のサイズを達成すると同時に、1.5mmのストロークを確保して使い勝手を向上させました。また、コイルばねの安定した接触力により高い接触信頼性を確保しました。さらに、同一構造でノーマルオープン(1a)タイプとノーマルクローズタイプ(1b)の品揃えを可能にしています。
これらによって、機器の小形化・薄型化に加えて高品質・高信頼性にも貢献します。
主な用途はデジタルスチルカメラ、デジタルビデオカメラ、携帯電話、ポータブルオーディオなどです。
形D3Sは10月4日から幕張メッセで開催する「CEATEC JAPAN 2005」に出展いたします。
*1 世界最小サイズ 2005年8月現在 当社調べ
A社 3.9(W)×3.3(D)×1.0(H)mm
B社 4.0(W)×5.0(D)×0.9(H)mm
特長
- 3.0(W)×3.5(D)×0.9(H)mmの世界最小サイズを実現
- 可動接点にコイルばねを採用する機構により高い接触信頼性を確保
- 同一構造でノーマルオープン(1a)とノーマルクローズ(1b)を品揃え
- 水平2方向からの検知が可能で、ストロークは1.5mmを確保
価格
オープン価格
販売目標
2006年度 100万個/月
生産工場
オムロン倉吉株式会社
主な定格・性能
定格 | DC5V 1mA |
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接触仕様 | ノーマルオープン(1a)/ノーマルクローズ(1b) |
動作力 | 0.3N以下 |
耐久性 | 機械的、電気的 10万回以上 |
使用温度範囲 | -10~+60℃ |
外形寸法 | 3.0(W)×3.5(D)×0.9(H) |
- 詳細お問い合わせ先
- オムロン株式会社
エレクトロニクスコンポーネンツビジネスカンパニー
スイッチ事業部 検出スイッチ商品部
部長 谷口 宜弘 (担当 : 津田 卓爾)
〒600-8530 京都市下京区塩小路通堀川東入
TEL : 075-344-7096