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小牧車載事業所 新研究開発棟を竣工- 車載電装部品事業のグローバル研究開発力を強化 -

  • 2005年8月3日
  • オムロン株式会社

オムロン株式会社は、当社小牧車載事業所(愛知県小牧市)に建設を進めておりました自動車向け電装部品の新研究開発棟「オムロン小牧車載事業所新棟」を、8月4日に竣工します。なお、新研究開発棟においては8月22日より業務を開始する予定です。  <イメージ写真>

小牧における新研究開発棟の建設は、当社長期経営構想「グランドデザイン2010」で成長領域に位置づけている車載電装部品事業の更なる開発力強化を図ることが目的です。これにより小牧車載事業所を中核とするグローバル研究開発体制を確立し、当社独自の新商品創出をより一層加速していきます。

新研究開発棟では、主にレーザーレーダや車載カメラ、電動パワーステアリング用コントローラ、無線によるタイヤ空気圧監視装置等、次世代商品創出に向けた研究開発を行います。この建物は緑豊かな丘陵地を活かし、格子をイメージした縦ルーバー(ひさし)と横にバルコニーを配した地上4階建てのデザインとしました。また、東西約90メートル、南北約30メートル、敷地面積12,588m2、延床面積9,180m2の規模で、次世代レーザーレーダ開発用途などに全長90メートルの実験場の設置、また開発段階から量産レベルに対応できる品質を確保するよう、量産ライン相当の試作ラインを設置しています。さらに「話(わ)の空間」をコンセプトとして、研究開発者のコミュニケーションを活発化することを目的に、ミーティングエリア、開発プロジェクトルームおよび休憩時間に気分転換を図るためのリフレッシュルームをそれぞれ拡充しました。

また、環境への配慮としては、建物の南面に縦横方向にルーバーを設置しました。これにより建物内への直射日光および西日の日差しを軽減し、空調設備の負荷を減らすことで、二酸化炭素の排出量を抑制できます。他にもガスヒートポンプの導入など、環境にやさしい研究開発棟となるよう心がけています。

当社では今後、車載電装部品事業の更なる強化に向け、よりグローバルな事業展開を図っていきます。既に生産拠点としては日本、欧米、アジアに継ぎ、5月には中国・広州に「欧姆龍(広州)汽車電子有限公司」を設立しました。今回のグローバル研究開発拠点設置により研究開発力を強化することで、より一層安全で快適な自動車づくりに貢献していきたいと考えます。

新研究開発棟工事概要
工事名 オムロン小牧車載事業所新棟建設工事
工期  平成17年1月24日~平成17年7月31日
住所 愛知県小牧市大草年上坂6368
設計・施工 大和ハウス工業株式会社
敷地面積 12,588m2 (3,814坪)
建築面積 3,039m2 (921坪)
延床面積 9,180m2 (2,782坪)
構造  鉄骨造 地上4階建
総投資額 約22億円 (土地、建物および一部実験設備を含む)
研究開発内容 車載電装部品および装置の研究開発
(電子コントロール装置、パワーウインドスイッチ、レーザーレーダなど)
オートモーティブエレクトロニックコンポーネンツカンパニーの拠点一覧
本部・研究開発拠点 小牧車載事業所(日本・愛知県小牧市)
研究開発拠点 京阪奈オートモーティブテクノロジー研究所(日本・京都府木津川市)
OMRON AUTOMOTIVE ELECTRONICS TECHNOLOGY G.m.b.H.(ドイツ・シュツットガルト)
生産拠点 オムロン飯田株式会社(日本・長野県飯田市)
OMRON AUTOMOTIVE ELECTRONICS, INC.(アメリカ・イリノイ州およびミシガン州)
OMRON DUALTEC AUTOMOTIVE ELECTRONICS INC.(カナダ・オンタリオ州)
韓国OMRON電装株式会社(大韓民国・安城市)
OMRON AUTOMOTIVE ELECTRONICS UK LTD.(イギリス・キングスウィンフォード)
OMRON AUTOMOTIVE ELECTRONICS CO., LTD.(タイ・アユタヤ)
OMRON ELETRONICA AUTOMOTIVA DO BRASIL LTDA(ブラジル・サンパウロ)
OMRON BITRON AUTOMOTIVE COMPONENTS S.R.L.(イタリア・アラトリ)
欧姆龍(広州)汽車電子有限公司(中国・広州)
詳細お問い合わせ先
オムロン株式会社
オートモーティブエレクトロニックコンポーネンツカンパニー
企画室 室長 竹内 照彦
〒485-0802 愛知県小牧市大草年上坂6368
TEL : 0568-78-6181

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