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日本語入力システムを多言語化 携帯電話をはじめ各メーカーへの提供を開始

  • 2005年6月17日
  • オムロン ソフトウェア株式会社

オムロンソフトウェア株式会社(京都市下京区 社長:舘林浩、以下「当社」)は、この度、携帯電話や情報家電に組み込む日本語入力システム「Advanced Wnn」を、辞書の切り換えだけで日本語以外の言語入力に対応できるよう大幅に改良しました。7月1日より、携帯電話・情報家電・OA機器・ゲーム等を製造するメーカーに向けて、この「マルチリンガル Advanced Wnn」の提供を開始します。

現在、国内携帯電話メーカーや情報家電メーカーの多くは、中国仕向けをはじめとした海外輸出モデルを製品ラインナップに加え、積極的に開発・輸出を行っています。これらの製品には仕向け国の言葉を入力する機能が必要であり、その言語入力については、日本国内向けと同等の高機能(予測機能など)が求められています。
また日本語-英語以外のバイリンガル機能を持った携帯電話や情報家電は国内メーカーからは発売されておらず、今後は輸出モデルを中心に、複数の言語入力機能を搭載しユーザーが自国の言語を選択できる仕様も求められています。

当社はこのような日本語以外の言語入力機能組込みに関するニーズに応えるため、既に多くの国内向け製品で採用いただいているAdvanced Wnnのマルチリンガル化に取組みました。
「マルチリンガルAdvanced Wnn」は、辞書ソフトウェア部分を大幅に改良することで、心臓部である変換・予測ソフトウェア部分を各言語の辞書が共同で使えるようにしました。これにより多くの言語を搭載でき、また簡単な切替え操作で言語を選択することができます。
7月の時点では、中国語(簡体字・繁体字)、韓国語、英語をご用意し、各々入力予測機能(次に入力する言葉を予測して提示する機能)を搭載しています。

「Advanced Wnn マルチリンガル」の特長

リソースの有効活用(削減)に貢献

複数の言語入力を備えても、入力および変換・予測を担う心臓部のソフトウェアは共通のものを使用しており、言語毎に個別のソフトウェアを組込む必要はありません。限りある携帯電話の内部リソース(メモリ容量等)を有効に活用することができます。

Advanced Wnn マルチリンガル

開発費の削減に貢献

各言語に共通コンセプトの予測機能を持たせることで、各メーカーで開発するUIを共通化することができ、開発費を削減することができます。

予測入力機能を日本語以外でも実現

中国語(簡体字・繁体字)、英語、韓国語で予測入力が可能です。
また、英語、韓国語(ハングル)でつながり入力予測が可能です。
例:as→soon→as など

当社は今後、既にAdvanced Wnn/モバイルWnnをご採用いただいているメーカーに加え、OA機器メーカー、ゲームメーカー、情報家電メーカー等、製品の海外輸出を積極的に行うメーカーに対して提案を行っていきます。

詳細お問い合わせ先
オムロン ソフトウェア株式会社 MS事業部 営業部 山野
〒600-8216 京都市下京区西洞院木津屋橋通東入ル
TEL:075-352-7216
FAX:075-352-7217

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