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UNIX/Linuxのスタンダード日本語入力システム「Wnn」がさらに進化! ~携帯電話の技術を移植し、入力予測機能を大幅に強化~

  • 2005年1月14日
  • オムロン株式会社

オムロン ソフトウェア株式会社(京都市下京区 社長:舘林浩)は、この度、UNIX/Linux・(BSD)上で利用動作する日本語入力ソフトウェア「Wnn」シリーズの新バージョン「Wnn8(ウンヌエイト)」を開発し、 2月25日より販売を開始します。

商品構成 「Wnn8 for Linux/BSD」
(ウンヌエイト フォー リナックス/ビーエスディー)

Wnn8 for Linux/BSD
パッケージ写真
発売日 2月25日(金)
標準価格 9,800円 (税込価格10,290円) 標準版
6,800円 (税込価格 7,140円) アカデミック版
全国のパソコンショップ、弊社ホームページにて発売
動作環境 対応OS:
TurboLinux10、RedHat Enterprise Linux WS3、 Vine Linux 3.1、Debian GNU、Linux 3.0r3、 SuSE Linux Professional9.2、Novell Linux Desktop9

UNIX、Linux、BSDといったOSは、学術機関や企業の研究開発で用いられる他、動作の安定性が求められるサーバや組込Linuxなどにも利用範囲を広げています。また自治体においても2000年代に入りオープンソースソフトウェア(OSS)に対する関心が高まっており、LinuxをはじめとするOSSを電子自治体の基盤に採用する動きが台頭しています(経済産業省『情報化白書2004』より)。

これらのOSを利用する際、中でもドキュメント作成やメール文書作成等において、適切なかな漢字変換を担う日本語入力システムは不可欠であり、当社では長年に渡りこれらのOS上で動作する「Wnn」を提供して参りました。

今回発売する「Wnn8」は、これまで数多くのUNIXハードメーカーやLinuxディストリビューター、コンシューマの方々に支持されてきた基本機能に加え、「できるだけ少ないキー入力で意図した文章を作成する」ことに開発の主眼を置き、入力機能を強化しました。また上記の様にユーザーの裾野が広がっているため、一般のPCや携帯電話における文字変換と同様の語彙数が求められており、この課題にも高レベルで対応しています。

「Wnn8 for Linux/BSD」で新たに機能強化された部分

入力予測機能の強化

多くの携帯電話に採用されている「モバイルWnn」「AdvancedWnn」の予測機能を「Wnn8」に移植しました。新たに「つながり予測機能」を搭載し、より少ない入力で意図した文言を作成することができます。

入力予測機能の強化

搭載辞書の大幅強化

逆引きが可能な基本辞書、郵便番号変換用辞書、シンボル変換用辞書など15種類のシステム辞書と、人名、地名、企業名、ホビー、ビジネス用語など20種類もの分野別辞書、ユーザの使用に合わせて都度カスタマイズされる6種類のユーザ辞書を搭載。多種多彩な辞書の利用により、思い通りの変換結果を抽出します。
また各辞書自体も強化し、例えば基本辞書は50万語の内容を全面見直しした上、さらに2万語の分野別新語を追加しています。

IIIMF対応

最新の入力フレームワークである「IIIMF(トリプルアイエムエフ:Internet/Intranet Imput Method Framework)」
*1に対応しており、OSベンダーやUNIXハードベンダーにとって特段のカスタマイズなく自社のOSや機器システムに賢い入力機能を追加していただくことができます。

Unicode/JISX0213対応

Unicode Ver.3.2の全ての日本語文字をサポートしました。これにより従来入力・表示できなかった人名漢字などを表示できるようになりました。

Unicode/JISX0213対応

クライアント/サーバ方式 ※従来機能

Wnnシリーズの伝統であるクライアント/サーバ方式を「Wnn8」でも採用しています。マルチクライアント管理機能を備えていますので、クライアント毎にカスタマイズされた入力辞書を利用し、各人がそれぞれ最適な入力環境を持つことができます。大学や研究開発機関など中~大規模人数での利用が可能です。

本件に関する窓口
オムロン ソフトウェア株式会社
SS事業部 営業部 田中、深田
〒210-0005 川崎市川崎区東田町8 パレ-ル三井ビルディング11F
TEL:044-246-6006 FAX:044-246-6011 
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