1次・3次産業の自動化

食生産のオートメーション

食の生産に
高い付加価値を生み出し、
食の持続可能性に貢献する

人は経済的に豊かになるにつれて、より安心・安全で美味しい食を追求するようになります。そして生産者は、消費者の食へのニーズに応えるために、安心・安全で美味しい食を生産しています。

しかし、その高付加価値な生産物の対価は、生産者に適正に配分されているとは言えません。
その大きなギャップが原因となり、熟練者が食の生産から離れ、1次産業への新たな従事者が不足しています。食そのものの持続可能性を脅かしうる社会的課題が顕在化しつつあります。

私たちは、オートメーションとデータを活用した「デジタルソリューション」を食の生産へ提供します。生産者の「生産」と「経営」のケイパビリティを高めることで、食の生産に高い付加価値を生み出す“儲かる”産業へと変革し、食の持続可能性に貢献します。

生産に対する対価のギャップ。それによる熟練者の減少や新たな従事者の不足。
解決したい社会的課題
生産に対する対価のギャップ。
それによる熟練者の減少
新たな従事者の不足
目指す近未来の姿
食の生産を
“高い付加価値を生み出す”産業へ変革
食の生産を“高い付加価値を生み出す”産業へ変革

栽培支援ソリューション

施設栽培の生育環境を制御し、人が活躍できる栽培を支援

解決したい現場課題

近年、中国における農業は、担い手不足が深刻化し、いかに持続的に発展させていくかが社会的課題となっています。また、消費者の食に対する安心・安全意識の高まりを背景に、低農薬・無農薬で栽培された野菜や果物への需要が増しています。こうした中、低農薬・無農薬で作物を生産できる熟練者は限られ、人のスキルに依存しない高品質で安定的な農業の実現が求められています。

社会実装に向けた取り組み
  • 生産者の作業判断を支援するサービスを開発し、中国で実証実験をおこなっています。農作物の生育状況や温湿度、日照時間などの生育環境の情報を分析し、成長状態をタイムリーに定量化。それにより、農薬や化学肥料の使用量を必要最小限に管理できるようになり、誰もが熟練者と同等の生産がおこなえます。

  • 大規模な設備投資が必要な全自動化ではないため、初期の資金調達も最低限となり、担い手不足の解消にも貢献します。
    栽培技術の開発を担当する拠点を中国国内に開設し、事業化に向けて開発を加速させています。実証をおこなう農場も更に拡張し、日本と中国で連携しながら事業創造を進めています。