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オムロン ヘルスケアが高血圧患者用の遠隔モニタリングシステムを米国の病院に導入~ニューノーマル時代において、遠隔診療サービスの実現に貢献~

  • 2020年07月28日
  • オムロン株式会社

※このお知らせは、オムロン ヘルスケア株式会社の米国子会社であるOMRON Healthcare Inc.が7月15日に出したリリースをもとに作成しています。原文は以下URLをご確認ください。
https://omronhealthcare.com/2020/07/omron-healthcare-and-mount-sinai-health-system-collaborate-to-help-high-risk-patients-monitor-their-blood-pressure-from-home-with-vitalsight/


OMRON Healthcare Inc.は、高血圧患者のバイタルデータを遠隔でモニタリングできるシステム「VitalSight™(バイタルサイト)」 の実証実験を、米国ニューヨーク州のマウントサイナイ病院で2020年6月から開始します。バイタルサイトを通じて、新型コロナウイルス感染症の世界的な蔓延が続く中、高血圧患者が感染リスクを抑えながら、必要な診断や治療をリモート環境下で受けることができる遠隔診療サービスの実現に貢献していきます。


c0728_1.jpg遠隔医療サービスを受ける様子(イメージ図)


バイタルサイトは、患者が通信機能付き血圧計や体重体組成計を使い、自宅で測定したバイタルデータを、病院の電子カルテを介して医師や看護師と共有できるシステムです。このシステムを活用することで、患者と医療チームが直接面談することなく日々の体調を知ることができ、また、日常での体調の変化をリモート環境下でもタイムリーに確認し介入できるようになります。コロナ禍で、定期的な通院が必要な高血圧症等の慢性疾患の患者の通院による感染リスクの軽減に貢献します。


c0727_2.pngバイタルサイト患者用キットの一例


米国では2019年に高血圧症患者の血圧の遠隔管理が高齢者向け公的医療保険の対象となりました。OMRON Healthcare Inc.はこの機会を活かし、バイタルサイトを活用したサービスの事業化を、国民の2人に1人が高血圧を発症する米国で本格的に進めていきます。その始めとして、ニューヨーク州のマウントサイナイ病院と連携して、プログラムの試験運用を開始し、8月から米国にて本サービスを正式発売します。


オムロンは高血圧に起因する脳卒中や心筋梗塞などの脳・心血管疾患の発症をゼロにするゼロイベントの実現を目指して取り組みを加速させていきます。今後も、事業を通じて、一人ひとりの健康ですこやかな生活への貢献を実現できるよう、取り組んでまいります。

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